嫌われ松子の一生

今日は今年24本目の映画となる「嫌われ松子の一生」を見た。

「嫌われ松子の一生」は単行本が出た時に買って読んだ。
山田宗樹の本はそれまで読んだことがなかったし、そもそも、たいていは文庫本が出るまで待つ私が、読んだことのない作家のハードカバーを買って読むなんて、かなーり珍しいことである。

でも新聞の広告でこの本を見かけた時、妙に気になり、本屋で軽く立ち読みした時には、さらに気になって買わずにはいられなかった。
それほど、主人公・松子の一生は、これでもか!というくらいの不幸に満ち満ちている。

これが映画化されると聞いて、どんな暗い映画に仕上がるのかと思いきや、予告を見たら極彩色に彩られ、登場人物が歌って踊る映画になっていた。
監督は「下妻物語」の中島哲也と知って、ちょっと納得。

でも、こりゃあ、原作とはえらく違うものなっているんだろうなぁと思って見に行ってみたら、意外や意外、話の筋や登場人物はわりと原作に忠実だった。(笙と明日香は人物描写や設定がちょっと違うけど)

しかし、よくもまぁこれだけいろんな人集めたなぁというくらい、多くの俳優・タレントが続々登場する。
でも、私が本を読んだ時のイメージに近い人たちがキャスティングされているように思えたので、スクリーンをながめながら「ふむふむ」と思わずうなずいてしまったりした。

そういう意味では、先に本を読んでおいて正解だったかも知れないな。

嫌われ松子の一生” への3件のフィードバック

  1. ukkiki のコメント:

    嫌われ松子の一生 ★★(MEMORIES OF MATSUKO/2006年日本/130分/…

    依存症『松子』の一生…、ちょっと違うか。
    愛を求め続ける『松子』の一生…、それもちょっと違うか。
    安らぎを求め、流され続ける『松子』の一生…、そんなもの…か?
    病弱な妹に嫉妬し、隣の芝が青く見えまくってしまった?

  2. 小春 のコメント:

    ukkikiのハルこと、小春です。お久しぶり♪
    まきまきさん、原作読んでて正解ですよ。私、全然感動できませんでしたもの。
    どうも期待しすぎたのがいけなかったみたいです。
    でもな~んかあのラストを思い出すと、しっくりこないんですよ。
    原作読んだら解明できるんでしょうか?まきまきさん、どう思います?

  3. まきまき のコメント:

    {クローバー}小春さん
    お久しぶりです!
    いやー、あれは原作読んでても感動はできないですよ、たぶん。
    ただ、原作は、あのとっぴなビジュアルがない分、不幸の連続の人生を送った女性の話として、淡々と描かれています。
    ちなみにドラマにもなるんですよね、これ。
    もう不幸のてんこ盛りは、食傷気味です。(笑)

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