デイジー

フラワーアレンジメントの後は今年25本目の映画となる「デイジー」を見に行った。
ホントはずっと風邪が治らないので、早く帰った方がよいのだが、友人と約束していたし、土日にたっぷり寝ればいいや、ということで決行。

それに、チョン・ジヒョンチョン・ウソン、そして監督がアンドリュー・ラウ、脚本がクァク・ジェヨンと来たら、この映画、見逃すわけにはいかないので。

チョン・ジヒョンは、いつも思うけど、映画によって、またはシーンによって、さまざまな表情を見せる女優だと思う。
正直、あんまりかわいくない表情の時もあるけど、それでも、どこか人をひきつける魅力がある。
「猟奇的な彼女」も、他の正統派な美人女優や、かわいいだけの女優が「彼女」を演じても、ああは魅力的な役柄にならなかったと思う。

チョン・ウソンは、私としては、「MUSA-武士-」で気になり、「私の頭の中の消しゴム」でさらにハマった感があるけど、今回もやっぱりカッコいい…。
でも、「私の頭の中の消しゴム」の男泣きにはちょっと及ばない。

それぞれの登場人物の隠された秘密が、各自のモノローグによって語られながらストーリーが進行していくので、話は比較的分かりやすい。
でも、もうちょっと隠しておいて、後半で一気に明らかになったほうが、おもしろかったんじゃないかなぁとも思ったり。
アンドリュー・ラウ×クァク・ジェヨンの作品にしては、少し物足りない感じがしたのは、私の期待しすぎのせいかな。

見終わって友人がひとこと、「このヒロイン、あのふたりに会わなければこんな運命にならなかったのにね」。
まさにそのとおりなんだけど、まぁ、それを言っちゃあ、この映画が成り立たなくなるしね…。

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