きみに読む物語

だいぶ風邪はよくなってきた
でも、咳と鼻水は相変わらず。
やることたくさんあるのに仕事も終わらない
なんだかクサクサした気分になって、ふと思う。

「あ、最近映画見てないのがいけないのかも…」

で、今年9本目の映画となる「きみに読む物語」を見に行った。
「大事な人と見てください」とCHEMISRTYは言ってるけど、どうせアタシは1人で見たさ。悪いか


ところが、仕事もそこそこに、あわてて映画館に駆けつけたためか、いくつか誤算があった。
まず上映時刻を間違えておぼえていたため、晩ごはんを食べる時間がなくなってしまった。
しかたなく、映画を見ながらフライドポテトを頬張る。

さらには封切から少し経っているので空いているかと思いきや、けっこう混んでいた。
端の席を希望したら、5列目より前しか空いてないとのことだったので、5列目端の席を購入…したはずだった。
時間ギリギリ劇場に駆け込んで、ふと手の中のチケットを見たら、違うじゃーん
後ろから3列目の真ん中だよ。
係のお姉さんが、ボタンの押し間違えでもしたらしい。

すでに暗くなった劇場の中で、自分の席を何とか探しあて、おばさまとおばさまの間に1つ空いた席にすべり込む。

やれやれ。
肝心の映画の話。

老人が、ひとりの老女にある物語を読み聞かせている。
アルツハイマーを病む老女に、献身的に毎日毎日繰り返し読み聞かせる老人。
それは貧しい青年(ノア)と、裕福な家庭に育った少女(アリー)の恋物語。
身分違いの恋に待ちうけるいくつもの壁。
果たして2人の運命は…

…とにかく(いい意味で)ヒネリも何にも無く、本当に純粋な恋物語。
予告編やCMで見て想像したとおりのお話でした。
ラストはちょっとでも内容を書くとネタバレになりそうなくらい。
ドンデン返しがあるんじゃなどと、ずーっと勘ぐって見ていた自分が、かえってちょっと恥ずかしい

アリーの清楚で可愛いファッションといい、美しい映像といい、それだけでクサクサした気分が癒されたけど、特に印象的だったのは、白鳥に埋め尽くされた水上をボートがこぎ進むシーン。
圧巻です。

また個人的にはノアの父親役を演じていたサム・シェパードが懐かしくて、再会に思わず涙しそうになった。
そう、昔大好きだったのだ、サム
老けてたけど、とてもステキな父親役でこれまたよかった

ノアアリー、全身全霊をかけて人を愛するとこんな奇跡が起きるのかな。

ちなみに、見終わった私が鼻をすすったのは、涙のせいじゃないよ。
風邪っぴきだったからさ。
(静かなシーンが多かったので音を立てちゃいかん、と思って途中で鼻すすれなかったのだ。)

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