「ジェルボー」のチョコレート

ハンガリーで買ったもののうち、
「ジェルボー」のチョコレートを忘れていました…。

「ジェルボー」は1858年創業のカフェ。
こちらでお茶をしたあと、チョコレートを買いました。

老舗らしからぬピンクのリボンを引っ張ると、ピンクの中箱が登場。
さらにフタをあけると…。


中身は猫の舌のチョコレート。
写真では分かりにくいけど、舌の両端にあしらわれた
猫の顔があまりかわいくなくて、なんとも言えない。(笑)

猫の舌チョコといえば、「デメル」が有名ですが、
「デメル」のシンプルなデザインよりは、茶目っ気?がある感じ。


チョコレートは、ミルク、ビター、ホワイトの3種ありましたが、
6個入りと12個入りは、1種類しか選べないらしい。
それ以上の詰め合わせなら、ミックスが可能です。

ミルクにしてみたけど、海外チョコにありがちな、
けっこう甘ったるい感じなので、ビターでもよかったかも。
店内で食べたケーキは、甘さの程度がわりとよかったので、
ちょっと惜しいなぁ、というのが個人的感想です。

ハンガリーで買ったもの

もともとわが家は、海外旅行であまり荷物を増やさず、
スーツケースのみで帰国するのが常ですが、
今回は過去最高に買い物しなかったと思います。

もちろん、ハンガリーが購買意欲をそそらない国である、
というわけではなく、たまたま私のテンションが
上がらなかっただけです。
ちょっと疲れてたし、ダンナが前半は時差ボケで、
とにかく険悪ムードだったから、というのもある。(笑)

そんな中、スーパーにはよく行きました。
ブダペストの街は、日本でいうところの
コンビニみたいな感覚でワンブロック歩くたびに
スーパーがある感じでした。

ただし、スーパーによって、同じものでも
全然値段が違ったりするので注意が必要。
でも、歩いているうちにどこでどれが安かったか
だんだん分からなくなるので、マメな方は
メモしておくことをおすすめします。(私はできないが。)

ノビリスは1991年創業のハンガリーのメーカー。
日本でも買えるようです。
「地球の歩き方」特派員ブログで現地の方が、
このメーカーの製品を絶賛しており、試しに
スーパーで買って食べたら、とても美味しかったので、
いろいろなラインアップを買ってみました。

スーパーによって扱っていたり、いなかったり、
また扱っていても、そのラインアップが少しずつ違うので、
見つけたら買うようにしていました。

なんといってもパッケージデザインが美しいのがステキ。


こちらのPILOTAというお菓子は、
チョコレートがサンドされたビスケット。


初日に行ったレストランで
食後に頼んだコーヒーについてきたもの。
美味しかったので、思わず写真を撮り、
スーパーで探しまくってゲットしました。
(そういうところだけ執念深い。)



このPILOTAのメーカー、GYORIは
いろいろなお菓子を製造販売していて、
下の写真の手前左は栄養補助食品(でも美味しい!)、
右は子供向けお菓子です。


お菓子以外で私が買ったもの。
中央市場の2階のおもちゃ屋で、ひと目ぼれして購入した
ハンドメイドのテディベア。

もう買い占めたくなるくらい、どのベアもかわいかったけど、
布の模様と、首に巻いたチーフが粋だったので
こちらをチョイス。

お店のおばさまは、まったく商売っ気がなく、
愛想のひとつもないのに(←かえってそれがイイ)
ベア以外の商品も、どれも全部かわいい!
私好み!という超ステキなお店でした。


ベアの下にあるのはこちらもハンドメイドのバッグ。
センテンドレで立ち寄ったデザイナーズグッズショップで
買いました。

こちらのお店、地下にあって、ちょっと目立たないのですが、
ALESSIなんかも扱ってるし、
趣味のよいものがいろいろありました。

ただ、お客が少なくて、店番のお兄さんはヒマそう。
でも私がバッグが気になって見ていたら、
色違いや布違いを全部持ってきて並べてくれました。

で、彼が言うには「母がデザインして作ってるんだよ」
おぉ、確かにタグに女性の顔写真が。
それほど高くなかったので、気に入ったこちらのバッグを
買うことにしました。

レジでお金を払いながら、
「あちらのバッグ、広げっぱなしでごめんなさい」
と謝ったら、
「いいんだよ、ボクにはたくさん時間があるから」
って言われた…。

背も高くてナイスガイなのに、いまいち押しが弱そう。
でも、商品を説明するときは饒舌でイキイキしてた。
彼は、好きなものに囲まれて仕事ができて、
幸せなんだろうなぁ、とちょっとうらやましくも思えました。

ほかにもいろいろ良いものはあったんです、ハンガリー。
でも、いかんせんテンションが上がらず…。
また購買意欲があるときにハンガリーに行きたい!

旅のお供

ハンガリー旅行には、こちらのガイドブックを持参。
ただし、「CREA Traveller」のみ、今回も該当ページを
コピーして持っていきました。(で、最終日に現地で捨てる!)


旅行前に新たに買ったのは「地球の歩き方/ハンガリー」のみ。
「ウィーン/プラハ/ブダペスト」を網羅した
小さいサイズの「地球の歩き方」は2005年に
ウィーンとプラハを旅行したときに買ったもの。
「ことりっぷ/イスタンブール」は2011年の
トルコ旅行の際に買ったもの。

「CREA Traveller」はなんと2009年に発売されたもの。
実は買ったことすら忘れていました。

今回、ハンガリーに行こうと決めてから、
「このCREA、どっかで見たことあるよなぁ」と思いながら
バックナンバーを探したものの、すでに完売。

「あれ?もしや!」と思いながら、家の中を探したら、
大量の雑誌類の中にこれを発見しました。

えらい、私!
…じゃなくて、買った雑誌くらい覚えとけよ!

こうして見てみると、私はずっとハンガリーに
行きたかったんだなぁと、あらためて思いました。

2005年、オーストリアとチェコに、加えてハンガリーを
回るにはどうしても日数が足りなかった。
その後、ブダペストが温泉で有名なことを知り、
ますます行ってみたい!と思いが募るように。

他にも行きたい国はたくさんあって、
毎年行き先を決めるのに頭を悩ますのですが、
今回、北欧を断念(寒い&高い)したときに
ふと思いついたのが、ハンガリーでした。

今回、旅費も思いのほか安かったし、
季節的にも、11月第2週あたりは、
ギリギリよいタイミングでした。
あと1~2週間遅かったら極寒だったと思います。

とにかく治安はよいし、交通の便もよいし、
見どころが比較的かたまっているし、
バカみたいに物価が高いわけでもないので、
個人旅行にはおすすめです。

ずっと恋焦がれていたから、という理由以上に、
本当に満足の旅となりました。

ハンガリー旅行番外編:ハマムとサバサンド

昨年、ハンガリーを出国したところで終わってしまった
旅日記ですが、まだ続きがあります。
もう年が変わってしまったけど、こりずに続きを。
…こういうトロトロした性格を今年はぜひ改めたいです!

さて、帰りも行きと同じくイスタンブールでトランジット。
ただし、8時間ほど時間があったので、
イスタンブールの市街へ出てみました。

3年前にイスタンブールを旅行したときは、
空港→ホテルは送迎車を手配したため、
まずはメトロの乗り方が分からず、空港駅でまごつく。
駅員の女性が「どこに行きたいの?」と尋ねてくれたおかげで
何とかチケット(専用コイン)を購入し、約1時間かけて中心地へ。
ユーロ→トルコリラの両替もその場で駅員さんがやってくれました。
(この際、レートはどうでもいい感じ。)

まずは、グランド・バザールへ。
前回、お土産を買ったフェルト小物のお店(支店)に
向かったのですが、どうやらつぶれたようなので、
何も買わずに退散。


次の目的地は3年前にも行った「チェンベルリタシュ・ハマム」。
観光者向け価格で確かに安くはないけど、
一回来ているから、勝手も分かっていて安心。


前回よりは空いていましたが、もちろん日本人はおろか
アジア人など1人もいなくて、金髪女性の迫力ボディを
ボーっと眺めてしまいました。

そして、相変わらず、なすがまま、されるがままのあかすり。
でも、旅の最後にサッパリできるのって、やっぱり気持ちいい。

あかすり後、ジャグジーにつかろうとしたら、
以前はあったのに、なぜか無くなっていたので、
湯水を汲むところで、少しだけお湯を浴びて終了。

そういや、前回同様、ダンナはケセジ(あかすり師)の
おじさまにチップをねだられたらしい。
前回の経験から、今回は小銭を持って入浴したそうですが。

ちなみに女性用では、今回もそんなそぶりは皆無。
これって男性からはもらう、みたいな風習なんだろうか。


さて、最後のターゲットはサバサンド。
前回食べて、これがもういたく美味しかったので。
小雨の中をエミノニュへ向かう。

いくつかある船(店)の中から、今回はこちらをチョイス。
前回と違うお店みたいだけど、揺れる船の上でサバサンドを
作っているのは、いずこも変わらず。


そして、サバサンド自体もほぼ変わらず。
ううむ。相変わらず美味しかった。
シンプルイズベストの真骨頂!みたいな。
ちなみ私はレモン汁をかけたほうがサッパリして好き。


雨の中、光輝くブルー・モスク。


つかのまのトルコ旅を満喫できました。
思い切って、空港の外に出てみてよかった!

リスト・フェレンツ空港

朝食後は少しのんびりして、11時にホテルをチェックアウト。
行きに空港でミニバスの往復チケットを買ったので、
帰りもホテルにお迎えがきます。

ただし、前日までに予約が必要。
私たちは、ホテルのコンシェルジュにお願いしておきました。

30分ちょっとくらいでブダペストの国際空港、
リスト・フェレンツ空港に到着。


空港内の公衆電話。
ピンクの受話器がかわいい。


さて、ここで残りの現金が860フォリント。
センテンドレにもあったマジパン屋さんを発見!


「860フォリントで買えるだけ」とお願いした結果がこちら。
トリュフ3つとマジパン1つ。
店のおじさんがサービスしてくれたのかどうかは不明。
いずれにしてもこれで今回も現金を使いきった!

空港のトイレ内にあったダイソンのドライヤーは
ものすごく乾きがよかった。
日本のトイレにもこれ欲しい。



さようなら、ブダペスト。
最終日に晴れ間がのぞいててちょっと悔しい。

6日めの朝食

最後の朝食。
ホテルのバイキング、いいお値段だったけど、
確かにおいしかった。

実は4日めの夜に(マックを食べた後)
激しい胃痛をおこして七転八倒。
涙を流しながら苦しむ私の横で、
ダンナはあくまでも冷静にネットでいろいろと調べ、
「胃酸過多だろうから、ガスター飲んだら30分で楽になるよ」と。

で、ホントにそのとおりになった。
さっきまで口もきけないくらい苦しかったのに!

さらに「できるだけ乳製品をとったほうがいいよ」と
ダンナに言われたので、5日め、6日めは
まずはヨーグルトから朝食をスタートすることにしました。


ヨーグルトの隣は、サラダにキノコのソテーをのせたもの。
こうするとキノコのホットサラダになる!
ということに気づいたのが、5日め。
もちろん、6日めも大盛でいただきました。

パンはどれもおいしかったけど、
写真左側の四角いパンがもちもちしてて、一番おいしかった!


こんな豪勢な朝食は、次はいつ食べられるかな。

ニューヨークカフェ

ブダペスト最後の夜は、1894年の開業時には
世界一豪華なカフェともいわれた「ニューヨークカフェ」へ。
一時閉店なども経て、現在はイタリア資本のホテル
「ニューヨークパレス」の中にあります。

カフェの入り口。


天井も内装も豪華絢爛!




ホテルの中のカフェだし、由緒あるし、
ちょっとフォーマルな雰囲気かと思いきや、
店内は観光客だらけで、皆カメラで写真を撮りまくり。
お店のスタッフも快く、撮影係を引き受けてくれる。

夕方にハンガリー料理をいただいたばかりだけど、
最後なので食事もデザートもいっちゃいました。

ポルチーニ、チェリートマト、マスカルポーネの
自家製タリアテッレ。

おいしかったですよ、とても。
でもね、こんなことめったにないと思うけど、
メニュー写真よりも断然量が多かった。
麺茹ですぎちゃったんだろうか…。


アーティチョークのクリームスープと海老のグリル。
お皿のふちに置かれた海老をスープの中に
落としながら食べます。
(って、説明されたわけじゃないけど、たぶんそうだと思う。)


チョコレートケーキ。
添えられたフルーツの酸味が濃厚なチョコとマッチ。
全般的にハンガリーのケーキはおいしかったと思う。


ホットレモネード プラム&ミント風味。
これ、初めての味だったけどおいしかった。
もうお腹いっぱいなのに、ここにも小菓子がついてきた…。


食後にホテル内を少しうろうろ。
カフェ隣のホールも豪華な内装のオンパレード。



ホテルロビーはちょっと近代的?
ロビーの天井。


ロビーはこんな感じ。


こちらはフロント。
いつか泊まってみたいなぁ。


疲れていたし、それほど空腹でもなかったので
行くかどうかちょっと迷ったのですが、
最後に豪華な気分が味わえてよかったです。

教会と猫

中央広場にいた猫。
「写真撮りたかったら、撮りなさいよー」と
言わんばかりに、歩いたり、止まったり。



レストランに入る前に見に行った
プレオブラジェンスカ教会。


レストランを出た後に立ち寄った、
丘の上のカトリック教会。


教会の丘を下っていたら、目の前を先ほどの猫が。
追いかけてみたら、お店のドア前で「入れて~」と
言わんばかりの佇まいで中を覗いていました。

バールチィ・フォガドー

昼ごはんには遅く、晩ごはんには早い時間だったけど、
滞在時間も限られてきたので、ハンガリー料理の
レストラン「バールチィ・フォガドー」へ。

1734年に建てられた建物を利用した店内は、
ちょっと趣きがあっていい感じ。
ただし、変な時間だったからか、シーズンのせいなのか、
ほとんど客がおらず、またしても貸切状態。



やはり食べておかねば!ということで、
グヤーシュ(左)とパプリカチキン(右)をオーダー。

グヤーシュは牛肉と野菜をパプリカで煮込んだスープ。
どちらもパプリカ味になってしまったけど、
チキンはまろやかな味なので、それほどダブった感はなく。
素朴な味は何だかホッとでき、おいしくいただきました。


店の入り口にはダチョウが。
そういえば、メニューにもダチョウ料理があったなぁ。

中央広場

見どころエリアのちょうど真ん中あたりに位置するのが
中央広場。



中央広場の角に立つセルビア正教の教会、
ブラゴヴェシュテンスカ教会。