最近、家の中のレイアウトについて考える機会が多かったためか、また例の夢を見るようになった。
例の夢というのは、実際に住んでいるマンションより、とっても広くて、とっても豪華なマンションに私が住んでいることになっている夢である。
今のマンションを買うときにも、しょっちゅうこの手の夢を見た。
夢の中では、現実にはとうてい手が出ないような豪華マンションが自分のモノになっていて、「あぁ、私はこんな豪華マンションに住むことになったんだぁ」などとご満悦の私が登場する。
なぜか一軒家をGETすることがないのが、夢のクセしてちょっと現実的だったりするところ。
そして、久々に見た例の夢で、またしても私は、マンションとは思えないような大広間のある家に住んでいた。
「もったいないから、奥の間は旅館にしようかな」などと考える私。
シーン変わって、広々としたランドリールームのあるマンション。
これが今度は私の家だ。
大きな洗濯機、乾燥機がゆったりとした空間に置かれている。
「ちょっと家事が楽しくなるかも」などと思う私。
再びシーン変わって、お次は、なぜか離れがあるマンション。
離れに向かう廊下は庭園に面している。(いちおうマンションのはず…。)
これが今度の私の家らしいのだが、さすがにそろそろ「おかしいなぁ」と思い始める私。
離れに何度も出入りして、異状がないか調べてみる。
出入りのたびに景色が変わったりしたらこれは夢に違いない。
でもこれといって特に異状なし。
もしや、これは現実なのか。
夢か現実かを確かめるための証拠として、庭園に落ちていたきれいな緑色の石を拾っておこうと、腰をかがめた瞬間、ギョッとした。
先ほどまで地面だった私の足元が、小川になっているのだ。
「とにかく石を拾わなきゃ」と一生懸命、水中の石に手を伸ばすのだが、なかなか石がつかめない。
「あぁ、やっぱりこんな豪邸は現実じゃなかったんだ…」
そう思った瞬間、目が覚めた。
明日は収納ユニットがやってくる。
家の広さは変わらないけど、ちょっと豪華な部屋に変身できるといいなぁ。