週初めから体調不良だったくせに映画は見たい。
今日は今年28本目の映画「バタフライ・エフェクト」を見に行った。
当初この映画は見たいリストには入っていなかったのだが、あらすじを知ったら、どうしても見たくなってしまって。
最近流行りだろうか「記憶」モノ。
でも同じようなジャンルでも、最近見た「エターナル・サンシャイン」とは、また違った面白さのある映画だった。
幼い頃から度々記憶を失っていたエヴァンは、治療のため日記をつけ始める。13歳の頃、エヴァンは幼なじみのケイリーたちといたずらをして事件をひき起こすが、その瞬間も彼の記憶は空白だった。
やがてエヴァンは引っ越すことになり、虐待傾向のある父と乱暴な兄トミーと暮らすケイリーに、「迎えにくる」と伝え残す。
時が経ち、大学生となったエヴァンは、記憶を失うこともなくなっていた。しかし、昔の日記を見つけた時から、エヴァンの意識に変化が起きる…。
ちなみにタイトルの「バタフライ・エフェクト」とは、例えば「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という、初期条件のわずかな違いが将来の結果に大きな差を生みだす、という数学上の理論で一般的にカオス理論とよばれるもの、だそうだ。
このタイトルのとおり、主人公のエヴァンは「もしもあの時こうしていれば」という想いにとらわれながら、過去にさかのぼって諸条件を少しずつ変えてゆく。
結果、自分のみならず周囲の人々の人生までをも大きく変えてしまうことになる。
何度も繰り返される過去と現在(それすら不明だが)、たたみこむように展開されるいくつもの結果。
理解力が乏しい私にとって、この手の映画は、たいてい何が何だか分からなくなりがちなのだが、なぜかこの映画は分かりやすかった。
エヴァンが過去に戻る手段が、ワンパターンだったおかげかも知れない。
もちろん、大前提として構成が素晴らしいのだと思うが。
結局、どれが本当の現在なのかは、おそらく見る者の判断にゆだねられている。
私が思うに、最後のシチュエーションが、切ないけれど結果的には一番幸福なのかも。
なぜ当初この映画に興味がなかったかというと、アシュトン・カッチャー(いまだにこの人はカッチャーなのか、クッチャーなのかが分からない。)にあまり興味がなかったから。
全米1位とはいえ、私は「ジャスト・マリッジ」はつまらなかったし、People誌で「世界でもっとも美しい50人」に選ばれたとはいえ、パッとしないよなぁなんて思っていた。単にデミ・ムーアの若い恋人ってだけで、中身は大したことないんじゃないの?と。
私みたいにそう思ってる人がいたら、ぜひこの映画をおすすめしたい。
いいです、アシュトン・カッチャー。
シチュエーションごとに、違う表情を見せるし、ちゃんとシリアスな演技もできるじゃないの。
しかも今回は製作にもかかわったりして、ちょっと将来が楽しみ。
でも、周囲をとりまく俳優さんたちもスゴイ。
シチュエーションによって、これが同一人物かと疑うくらい、いろんな役どころを演じている。
中でも友人レニーを演じる俳優さんは3週間で9キロも体重を増減させたそうだ。
まさにレニー・ゼルヴィガーの俳優版。
映画にぐいぐいと引き込まれたのは私だけじゃないようで、この映画を見ている最中、みな物音ひとつ立てず、とにかく場内が静まり返っていたのが印象的だった。
また、エンドロールも別にこっているわけではないのに、席を立つ人がほとんどいなかったのも珍しいこと。
公式サイトによると、エヴァンの精神的な部分を象徴するため、照明など映像にいろいろと工夫があったらしい。
うーん、DVDでもいいから、ぜひもう一回じっくり見てみたい。
試写会「バタフライ・エフェクト」
作品情報
タイトル:バタフライ・エフェクト
制作:2004年・アメリカ
監督:エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー
出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット、エルデン・ヘンソン、メローラ・ウォルターズ
あらすじ: 幼い頃、ケイリー(エイミー・スマート)のもとを去るとき、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、「君を迎えに来る」と約束した。だが時は流れ、ケイリーとエヴァンは全く別の道を歩んでいた……。
…
まだ見ていなくて、これから見ようと思っている者はなるべく見ない様に。後戻りは出来ないからな。
バタフライ・エフェクトは、今まであまり感じたことのないドキドキ感を味わえる映画でした。
過去の瞬間を変えることができる主人公エヴァンは、現在の自分の不幸や愛すべき人の不幸を変えるため、過去を操作するが、なかなか思い通りに行かず次々と不幸が降りかかります…
DVDで鑑賞。
小学生の頃から記憶が途切れる発作に襲われるエヴァンは、
大学生になって、自分に時間遡行能力が備わっていることを知る。
子供の頃の記憶障害はその能力の副作用だったのだ。
エヴァンはこの能力を使い、時間を遡り、過去の出来事を改変し
愛する幼…
「バタフライ・エフェクト」をレンタル。
子供の頃から記憶の途切れる事の多かった男。
なぜ記憶が途切れるのか?はたしてその男の行く末は?タイムパラドックスダイアリー。
なかなかおもろかったです。
人生ってヤツはちょっとした事でガラッと変わるんだな?。と…
心理学を学ぶ大学生エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、少年の頃、時折記憶を喪失することがあり、その治療のために毎日日記をつけていた。だが、大人になるにつれその奇妙な症状は見られなくなり、今では日記の存在さえ忘れ去っていた。そんなある日、彼は7歳の…
アイディア勝ちの面白い映画でした。
タイムスリップ物は数あれど(?)、過去の自分の「中」に戻れるというのは初めてかも。
こーゆータイムスリップ物って、因果律やらタイムパラドックスやらを検証しはじめるとキリがないのでやめておきます。<めんどくさいとかじゃ…
バタフライ・エフェクト
もしも過去が少しだけ変えられるとしたら、あなたは誰のために何をしますか・・・。
映画の題名の、バタフライ・エフェクトとは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を…
今週公開の「ミリオンダラー・ベイビー」か「オペレッタ狸御殿」を観ようと思ったけど・・・
時間があわず・・・これを観る事に。
予告見てて、「いずれ観よう」と思ってたので・・・
2004年度製作のサスペンス・ドラマ、114分もの。
あらすじ
父親から遺伝?で、…
過去に遡って自分や他人の運命を変える事が出来たら、変えたいですか?
でも過去の何か一つでもを改ざんしたら、変化した現代は
どうなるかはやってみないと判りません!
そして子供時代に記憶を変えると、一瞬にして現代に戻り、記憶も
その分蓄積されて、脳が記…
それは、神にも許されない行為。 THE BUTTERFLY EFFECT バタフライ・エフェクト http://www.butterflyeffect.jp/ 2005年5月14日 新宿シネマミラノ、東劇、イメージフォーラム-他にて全国公開 ■■■■ INTRODUCTION ■■■■ もしも過去…
バタフライ・エフェクト 期待度・・★★★☆☆ 満足度・・★★★★★ ドラえもんが言ってたような気がします。 過去を変えちゃダメだと。・・・・バックトゥザフューチャーの博士の言葉だったかな? 過去に介入すると未来が変わってしまうというのはよくあるSFの設定で…
バタフライ・エフェクト~~「一匹の蝶が羽ばたいただけで、地球の裏側で竜巻が起きる」という‘カオス論理’のひとつだそう。
ごく小さなことが途轍もなく大きな違いを生じてしまう・・・この論理を元に主人公が過去を何度も行き来する・・そして最後に往きつくのは。。
?神様の真似をしちゃいけない?
最近、記憶系映画(そんなジャンルがあるのか?)が相次いで公開されているけど、その中でもこれはとても見応えのある作品でした。
冒頭30分は、主人公エヴァンが少年期の記憶を辿るのに重要なシーンの連続です。伏線がびっしりと張られて…
★本日の金言豆★MRI:Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)。強い磁場と電波の照射による体内中の水素原子核の変化を捉え、人体内の断面図を撮影する。 誰にでも1つや2つはある不幸な思い出、嫌な記憶。もしそれを修正したとしたら、一体何が起こるのか!? …
■ バタフライ・エフェクト
原題:THE BUTTERFLY EFFECT
きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。
それは、神にも許されない行為。
「バタフライ・エフェクト」とは、「一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる」…
“マトリックス以来のオリジナリティー”なんて言われると気になる…。
こんな本格的にタイム・パラドックスを扱った映画も珍しいかなぁと、楽しみにしていた「バタフライ・エフェクト」を観てきました。
★★★★★
思っていたのとは違いすぎた…良い意味で。
観る前か…
試写会「バタフライ・エフェクト」開映18:30@九段会館
「バタフライ・エフェクト」THE BUTTERFLY EFFECT 2003年 アメリカ
配給:アートポート
監督:エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー
製作:クリス・ベンダー、A・J・ディックス、アンソニー・ル…
TB&コメントありがとうございました。
それにしても「ぼちぼち」の記事を読んで・・・。
やっぱり、まきまきさんには激しく親近感を覚えます!(笑)
{ティアラ}こまったちゃんさん
遊びにきてくださってありがとうございます{超びっくり}
私もこまったちゃんさんには、いつも親近感
感じてるんですよー。
これは本当にいい映画のようですね。
是非見たいと思っています。
{ティアラ}ソラミミさん
好き好きはあると思いますが、丁寧に
よく作られた映画だと思いますよ。
よろしかったらぜひ。
(DVDの方がもしかしたら特別版になってて
おもしろいかもしれないです。)