今日は今年54本目の映画「シンデレラマン」を見る。
人々から「シンデレラマン」と呼ばれた実在のボクサーの半生を描いた作品。
大恐慌時代のアメリカ。
ジミー(ラッセル・クロウ)は、妻のメイ(レネー・ゼルウィガー)と3人の子供と幸せに暮らす、前途有望な若手ボクサー。
右ストレートを武器に、次期チャンピオンになれると目されていたが、試合で右手を故障。
勝利に見放された彼は、ライセンスを剥奪されてしまう。
折りしも大恐慌の中、日雇いの肉体労働に就くことすら難しく、生活は困窮を極める。
そんなとき、かつてのマネージャー・ジョー(ポール・ジアマッティ)から一夜限りの試合復帰を持ちかけられる。
ジミーの不屈の精神が、彼の家族に愛情を、そして恐慌に苦しむ多くの人々に夢と希望を与える様は感動的。
ただ、どちらかと言えば、淡々と物語は展開するので、宣伝であおっているほどの泣ける感は無いように思う。
それでも、やはり見終わった後には「いい話だなぁ」とほんわかと心温まることは事実。
逆にヘンな小細工を施していない分、この映画の良さはじわじわと後からやってくるような気がする。
ボクシングの試合のシーンは迫力満点。
まるで、自分がリングで戦っているような錯覚さえ起こす。
メイキング映像では、カメラマンが防具をつけてパンチを受けながら撮影していた。
そんな苦労の賜物だろう。
でも、痛いのと流血がニガテな私は、思わず首肩に力が入り、ちょっと疲れた。
ふだんテレビでもボクシングの試合はまったく見ないので(格闘技系は全部ニガテ…)、こんなにまじまじと試合を見る機会は、後にも先にも無いかもしれない。
ちなみに流血つながりでは、私はラッセル・クロウの「グラディエーター」がとってもニガテである。
なので、イマイチ彼の印象も良くなかったのだが、この映画ではグッと評価がアップ。
「グラディエーター」のギンギンに強い感じの男より、この映画のような、ちょっとさえない表情をも見せる男の方が、何となく好感が持てる。
私生活でも、そろそろ「やんちゃ」は卒業してほしいところ。(余計なお世話かもしれないが。)
レネー・ゼルウィガーも、ほんとにいろいろな役をこなす女優さんだけど、この映画のメイのように、夫を一生懸命ささえる妻の役は、なぜか妙にハマる気がする。
この人も早く私生活でも幸せになってもらいたいもの。(これまた余計なお世話だが。)
それとなんと言ってもこの映画でいいのは、ポール・ジアマッティ演ずるジョー。
おそらく悪徳マネージャーも数多くいるであろうに、この人は最後の最後までジミーをあらゆる面でサポートし続ける。
もしかしたら、ジミーはジョーに裏切られるのではなどと勝手に想像していたのが、中盤くらいからその可能性は無さそうだと悟り、以降、ジョーにすべてをゆだねて、安心して見ることができた。
彼の出演作「サイドウェイ」は、見たいなぁと思いつつ見逃してしまったので、やはり見なくては。
今回、珍しくダンナと見たい映画が一致したので、昨日のうちにチケットを買っておいたのだが、これが正解だった。
今日は毎回満席という大盛況ぶり。
とはいえ、あれだけテレビでCMが流れているのに、一番小さい劇場が割り当てられていたのがそもそもの間違いだと思う。
シネコン側の読みがまずかったのか、公開作品が多くてどうにもならなかったのかは不明だけど。
これは私も興味があってまだみにいってないやつです。
まだまだ混んでるみたいですね~。
ボクシングのシーンよりも、自身のプライドや負傷した体の事などお構い無しに、ひたむきに家族の事だけを考える、そんな父親ブラドックが凄い印象的でしたね。
マネージャーのジョーはかなりイイ人でしたね♪何もないガランとした家を見た時、無言の感銘を受けた気がします。
シンデレラマン(評価:◎)
本作品のキーワード : 『家族への思いが奇跡を!』
【公 開】 2005年
【時 間】 144分
【製 作 国】 アメリカ
【監…
2005年製作のアメリカ映画。
全米初登場4位、興行成績$61,649,911。
ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウとレニー・ゼルウィガー共演による感動の人間ドラマ。大恐慌時代、ひたむきに家族の幸せだけを願い、どん底の生活から一夜にして栄光を掴んだ伝説のボクサー、ジ…
あらすじジム・ブラドックは、前途有望なボクサーとしてタイトル奪取は時間の問題。だが、右手の故障がきっかけで、ジムは引退を余儀なくされる。時を同じくして、大恐慌がアメリカの経済を壊滅状態にしジムは家族の為に、勝ち目の無い一夜限りのカムバックに臨む・・・。…
『シンデレラマン』
原題:CINDERELLA MAN
製作:2005年米
監督 ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ/レネー・ゼルウィガー/ポール・ジアマッティ
《公開時コピー》――心で語り継がれる《奇跡の実話》――
かつては前途有望なボクサーとして活躍してい…
CAST:ラッセル・クロウ/レニー・ゼルウィガー 他
たしか「ミリオンダラー・ベイビー」の感想で「シンデレラマン」は観ないって書いたけれど・・・訂正します。
え?と、ちゃっかり観てきましたよ。そんで感動しちゃいましたよ。
やっぱ子供が出てると涙腺ゆるむわ?。…
「シンデレラマン」★★★★
ラッセル・クロウ、レニー・ゼルウィガー主演
アメリカが体験した
大恐慌時代。
財産の全てを失い、失業率が高く
食べられない現実に市民が
うつむいて過ごしていた頃、
夢を掴んだ男がいた。
この飽食の時代に
物が食べられない…
最近ちょっと忙しくてチネチッタに行けなかったけど・・
久しぶりに観に行ってきました・・・しかし・・・
1個前に見たDVDで苦手女優K・Dを見てしまった後に・・・
もうひとりの苦手女優R・Zの出演映画を観てしまうとは・・・
今週は「ひらりん的苦手女優克服週間」なの…
本日2作目はかなり前から楽しみにしていた、ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー共演の「シンデレラマン」です。このゴールデンコンビにはかなり前から期待していたし、普段は暴れん坊と報道される事の多い彼がスクリーンの中でボクサーを演じることにも興味津々。レ…
試写会「シンデレラマン」開映18:30@TOKYO FMホール
「シンデレラマン」 CINDERELLA MAN 2005年 アメリカ
配給:ブエナビスタ
監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、ペニー・マーシャル
製作総指揮:トッド・ハロウ…
家族の幸せだけを願っていたら、いつの間にか“アメリカの希望”になっていた・・・
【監督】ロン・ハワード
【出演】ラッセル・クロウ/レネー・ゼルウィガー/ポール・ジアマッティ/クレイグ・ビアーコ/ブルース・マッギル
【公開日】2005/9.17
【製作】アメ
本当に小細工のない、ストレートな話でしたが、その分素直に心に響きました。
僕もラッセル・クロウは決して好きな俳優さんではなかったですが、今作はすごく良かったです。
僕が観にいったシネコンでも小さなスクリーンが割り当てられてましたが、何でなんですかねぇ?
その辺り、ちょっと残念。
TBさせて頂きますので、よろしくです。
{ガッテン}マッキーさん
かなり宣伝してますしねー。
でもオススメですよ。
で、どうせ見るなら、やはりDVDより映画館の方が
迫力満点{超びっくり}です。
{ガッテン}メビウスさん
そう、私もあのジョーの家のシーンを見て、
一瞬なんのことだか分からず「{はてな}」となって
しまったのですが、状況理解したとたんに
「あぁ、コイツは信用できる{超びっくり}」と。
ああやって支える人がいるからこそ、感動的ですよね。
{ガッテン}anyさん
ラッセル・クロウはこれから年をとっていくと意外と
よさが出てくるのかも{なんで}と思いました。
私の見に行ったシネコンでは大きいスクリーンは
ヨン様に当てられてました。
ヨン様も悪くは無いけど、ちょっと残念…。
はじめまして、ホーギーと言います。
今まで多くのボクシング映画がありましたが、闘う目的が「愛する家族を守るため」だけというところが、今までのボクシング映画と一味違い心を打たれますよね。
また、大恐慌時代のアメリカ市民の希望でもあったジムの実話に基づくストーリーがより説得的ですよね。
ところで、寡黙で内なるパワーを持ったキャラクターを演じさせると、ラッセル・クローは実に上手いと思います。
また、トレイナー役のポール・ジアマッティの演技が最高でしたね。さすが、オスカーノミネートの演技でした。
アメリカではあまり評判が良くなかったようですが、久しぶりに感動するスポーツ映画を十分堪能することができ、多くの人に観てほしい映画だと思います。
ということで、これからもどうぞよろしくお願いします。
それとTBもお願いします。
{ガッテン}ホーギーさん
コメントとTBありがとうございます。
私はあんまりスポーツモノの映画って見ないのですが、
この作品はヒューマンドラマとしてすごく良かったと
記憶しています。
こちらこそよろしくお願いします。