宮部みゆきの「模倣犯」を読み終えた。
ずっと読みたいと思いつつ、宮部みゆきの本は読んだことがなかった。
初めて読んだ「理由」で、その構成の緻密さに驚き、「模倣犯」も読みたいと思っていたら、運良く会社の人が貸してくれた。
が、借りたのは、確かまだ寒い季節だったよなぁ。(遠い目…。)
上下巻の分厚さに圧倒されたわけでもないのだが、何だかんだと読む時間が作れず、とうとうこんなに時が経ってしまった。
でも結局、読む時は一気だった。
上巻を読み終えたのが8月終わりくらい。
続けて下巻に入ったが、展示の準備などもあったので一時中断し、9割方はこの連休に読んだ。
「理由」もそうだったけど、とにかく登場人物が多い。
そしてどの登場人物も、必ず事件との関わりがあり、彼らのエピソードや心情は事細かに表現される。
宮部みゆきの作品が単なるミステリーに終わらないのは、このように様々な立場に立たされた人々の心情を深く掘り下げることで、ふと共感できる部分を与えたり、もしかしたら自分もこのような状況になったらこんな行動をしてしまうかも知れないと感じさせたり、事件の謎解き以上の衝撃と興味深さを読者に与えるからだと思う。
こんなにも人を引き込む文章を綴り、細かいパズルを組み立てるかのごとく緻密な構成のストーリーを紡ぎ出す宮部みゆきには、本当に心から感嘆してやまない。
私も宮部みゆきは大好き!
今は「誰か」を読んでいます。
通勤中にしか読まないのでちっとも進まないんだけどね(笑)
初期の「火車(カシャ)」とか「レベル7(セブン)」は傑作です。ぜひ読んでみてちょ!
「クロスファイヤ」も捨てがたいな・・・。
時代物もよいですよ。
要はすべてよい!(笑)
分厚すぎ!
私はきっと途中挫折。
まだ読んだことがありませんが。
きっと読む前に映画のほうを借りに
いってしまうだろうなぁ。
{本}こまったちゃん
おお{超びっくり}
またまたリコメンドいただきありがとう。
今日はちょっと気分を変えようと角田光代を
買ってしまったので、次はオススメ本にトライ
してみます。
また私たち共通点ができちゃったねぇ。ふふ。
{本}マッキーさん
この分厚さなので重いんですよ、かなり。
家で寝転んで読むにも、腕がだるくなって大変でした。
でもハマると、そんなの一切気にならずに読み進んじゃいますよ~。
私も映画は見ていないのですが、ちょっとだけ設定が違うのです。
おそらく別物としてそれぞれ楽しんだ方がよさそう。
私も宮部みゆき大好きです~!
この方の江戸物もかなり面白いですよ~。
{本}Fumiさん
そっか、やはりFumiさんも時代物をオススメね。
角田光代はあっという間に読み終わってしまったので
次行きたいと思いまーす。
模倣犯1
宮部さんの本は初めて読みました。模倣犯を1巻読んで宮部さんの作品をいろいろ読んで