キンキーブーツ/トランスアメリカ

おなじみ目黒シネマにて「キンキーブーツ」「トランスアメリカ」を見る。今年5、6本目の映画

今回もさすが、目黒シネマならではの2本立て。
いつもどおり、1人で見に来ている人がほとんどで、場内は結構混んでいた。

「キンキーブーツ」には、女装をしてドラッグクイーンとして暮らす男性が、「トランスアメリカ」には、どうしても女性になりたくて、性転換手術を受ける男性が出てくる。
でもどちらの映画も、彼らの悩める心のうちをていねいに見せる。
だから、そういう悩みや迷いは、彼らのような特別な人たちだけでなく、おそらく他の人たちが抱えるモノと根本は同じなのだと共感を誘う。

逆にもう少しキワモノ映画っぽいのかな?と予想して見に行った私などは、特に「キンキーブーツ」では感情移入しすぎて、何度か涙を流しそうにさえなった。

というのも、「キンキーブーツ」は、経営難に陥った靴工場の再建にドラッグクイーンの彼が一役買う、というストーリー。
たぶん働いている人なら、ちょっと共感できる部分が多いんじゃないかと思う。

仕事をしていると、打破しなければならないカベにぶち当たることが何度もある。
でもどうしても1人では乗り越えられない時もあるわけで、そんな時助けてくれる人がいたりするたび、仕事って1人だけではできないものだよなぁ、と実感したりするが、この映画にもそんな場面が登場する。

うまくできすぎ?とも思うけど、この映画は実話に基づいているらしいから、世の中にはステキな話があるものだ。

靴工場の社長チャーリーのよき理解者であるローレンを演じるサラ=ジェーン・ボッツがとってもキュート。
ベリーショートがとても似合ってて可愛らしい。
私も思わず髪の毛を切りたくなった。
別に髪を切ればキュートになれるわけではないのだが。

ちなみに2月23日にDVDが出るらしいので、要チェック

「トランスアメリカ」は、新聞や雑誌でもかなり評判になっていたし、何といっても主人公の(いちおう)男性を演じる女優フェリシティ・ハフマンがすごい。
本当はキレイな女優さんなのに、歩き方や表情までどことなく「男?」と思わせる女性になりきっていて、さらに立ちションシーンまで演じちゃって、ここまでやると脱帽モノである。

息子役のケヴィン・セガーズがちょっと好みの少年だった…。
ガルシア君みたいに、小さいけど妙に色っぽいところもあって、これからが楽しみー。

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