大曲の花火

今回の旅の目的は、大曲の花火大会を鑑賞すること。

いや、花火大会なんていっちゃいけない。
第82回 全国花火競技大会」っていうくらい、全国の花火師さんがその技を競い合う歴史ある大会なのである。

しかし、今日はあいにくの雨。でも「過去に、豪雨で桟敷席が流された時くらいしか中止にならなかったらしいよ」というダンナの言葉どおり、とにかく雨だろうが、ナンだろうが決行だそうだ。

それもそのはず、5万人規模の土地に、この日は65万人が花火鑑賞にやってくるんだから、おいそれとは中止になんかできない。桟敷席だって、かなりのお値段なので、これを払い戻すことになったら、そりゃ大変だろう。

「今年は妻が来るので桟敷席を買いたいんですが」と言ったダンナに、なぜか取引先接待付きで席を用意してくれたダンナの上司。(私の昔の上司)

おかげで夕方から、ダンナの取引先の方たちと一緒にお寿司屋さんで食事する羽目に…。昼にラーメン食べたばっかりなのに4時から盛りだくさんのコース料理はきつかった。

決められた移動時間になったので、激しく雨が降り、しかもかなりの寒さの中、河川敷へ移動。(もちろん桟敷席もお客様と一緒)

でも、ダンナの出向先の総務課の方たちの至れり尽くせりぶりには大感謝。
移動用に用意してくださったビニール傘、カッパ、靴カバー(ビニールですっぽり覆うやつ)、さらに桟敷席用に発泡スチロールの座布団、ブルーシート、ビールにつまみに枝豆、とうもろこし…。

年に一度の大イベントとはいえ、ホントにお疲れさまです。

さて、肝心の花火。
途中、雨がふったり、やんだりの中、つつがなく決行されました。

花火はとにかくスゴイのひと言。
順に参加者の作品(課題玉と自由玉)が打ち上げられるのだけど、みんな互いに技を競い合ってるわけなので、ふつうの花火大会ならエンディングであろう規模の花火の連続なのだ。
特に創造花火とよばれる自由玉は、曲にあわせて打ち上げられるのだが、個性に富んでいて楽しい。曲もピンクレディのUFOだったり、コブクロの蕾だったり、トゥーランドットだったり。

競技の終盤に上がる大会提供花火は、もう笑っちゃうくらいスゴイ。
で、競技を最後まで見てると会場から出られなくなるので、ここで退散することに。

いやはや、数年分の花火を見た気分です。





雨の中、写真を撮る気になれず、それでも最後にケータイで連写。すごいピンボケ…

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