世界は二人のために

最近、めっきり春らしくなったというのに、なぜかイライラすることが多い今日この頃。イライラしすぎなのか、ふと気づけば白髪が増えてて自分でもビックリ。

先週末、美容院にカット&カラーに行ったら、カラー担当のおにーちゃんに「内側の白髪、気になりますか?」って聞かれた。「いーえ、ぜんぜん気になりません!」と言うわけも無く、「あ、とっても気になるんで、しっかり染めてください…」と小さな声で答えてしまった私。

昨日は強風のせいで、朝から電車のダイヤが乱れまくり。一部運休 → 遅れてきた電車は徐行運転 → かと思ったら途中停車…などなどが重なり、車内は大混雑。揺れてよろけて片足を上げた後、下ろすところが無い!ってなくらいの混みよう。

なのになのに、私の視界で少なくとも3人の(30代会社員とおぼしき)男性たちが、吊り革2本使いをしていた。これだけ混んでいるのにナゼ??
イライラするなぁ、もうー。

今日はもっとイライラする羽目に。
前にも書いた電車内で朝食&化粧する女。しばらく会わないなーと思っていたら、今日は、彼氏と一緒に電車に乗り込んできて、私の隣に座った。

彼女、見た目は目鼻のハッキリしたなかなかきれいな子なのだが、彼氏もカッコいい!というほどではないものの、さわやか青年風で、ちょっとモテそうなタイプ。同棲中カップルが一緒に出勤、という感じかな。

さすがに彼氏の前じゃ、朝食や化粧は無しだよね、と思っていたら、彼女がおもむろにコンビ二袋から大きな菓子パンを取り出して食べ始めた。

彼氏は一向に気にするふうでもなく、iPodのホイールをまわしては、時折彼女に「ホラ、この曲~」みたいに画面を見せている。

そっか、そっか、朝ごはんはアリなのか。
でも化粧は無いよな、と思っていたら、朝食を終えた彼女がおもむろに取り出したのはファンデーション。

え?やるんかい、ここで。
と驚く私など当然無視して、彼女はいつもどおり化粧を始めた。
これまた、彼氏は一向に気にする気配ナシ。

実は、この前の日記には書かなかったけど、彼女、ファンデを塗りながら鏡に向かってニッコリ笑顔チェックをするんである。ちょっと不気味なのだが、今日も彼氏(と私)の隣で、かわいいアタシをしっかりチェック。

さらに、これもこの前は書かなかったけど、彼女、いつも化粧しながらヒザが大きく開いちゃってるんである。たいていコートの下にスカート着用なので、正面に座った日にゃ、太ももあらわでかなりスゴイことになっている。

いや、さすがに今日は彼氏の隣でヒザ開かないだろ!
と思いながら、自分の足元を見るフリして(なんで、アタシもここまでやるんだろ…)横目で隣の彼女の足元見たら。
すごい、すごい、今日も開いてる!

だけど、彼氏は、まったくもって気にしていない。
たまーに彼女がメイクの手を止め、彼氏の耳元で何かささやく。「隣のババア、さっきからアタシのほうばっか見て、イヤな感じぃー」とか何とか言ってるのかもしれないが、うんうんとうなずく彼氏は幸せそう。

…ハタと気づいたのだけど、ここまでくると、アホな朝食メイク女より、それを幸せそうに見つめる彼氏のほうがよっぽどアホに見える。きっと仲間には「俺の彼女、すげーかわいくてさー」とか自慢してるんだろうなぁ。でもアンタの彼女は、電車の中でみっともない食事姿や、メイク中のアホ面さらしながら、チラ見せサービスまでしてんのよ。

ま、お二人が幸せなら別にいいんですよ。
でも、パウダーを周囲にまき散らすのはやめてちょうだいな。
今日も仕上げに、パウダーの大きな缶を上下左右に振り、パフッ、パフッと始めそうになったので、さすがに粉が飛び散る前に席を立った私。

あーあ、また白髪が増えちゃったかも…。

世界は二人のために” への4件のフィードバック

  1. もりぞー のコメント:

    そういう輩を、『馬鹿ップル』(死語だけどね)と
    いうのですわ。
    恋は盲目というけれど、いやなところが目に付きはじめたら
    崩壊は早い早いw
    今話題のあのカップルだって、2年ちょっとしか
    もたなかったしね。
    『今だけ今だけ』と念仏のようにとなえて、生暖かく見守ってあげましょう。
    そんなんでストレスためたら、ダメよん♪

  2. まっしー のコメント:

    ま、何が本当に美しいのか?
    わからないんだろうなぁ・・。まだ若いから・・・。
    いずれにしても、女子のマナー教育というより、
    それをみて何も感じない男子の教育が、まず必要なんだと実感。
    ってとこだな、同じ男としては。

  3. まきまき のコメント:

    {口紅}もりぞーちゃん
    そうね、ばかっぷるのせいでストレスたまるなんて、
    それこそ馬鹿みたいなんだけどさ。
    でもさ、人間て自分の想像をこえたモノや事態と直面すると
    どうしてもスグには対処できないものだわね。
    そのうち見慣れてストレスは感じなくなるかもしれないけど、
    「こいつらアホか」と思う感覚は無くしたくないわー。
    いちおう私たちマダムだしね{ラブラブ}

  4. まきまき のコメント:

    {口紅}まっしー
    そうそう、電車の中にメイク女がいても、げげっ{超びっくり}て顔で
    アタシみたいに凝視するのは、たいてい女なのよ。
    男の人は、あんまり気にしていない感じ。
    不躾に見たらいかんよ、と気を使っている紳士もいるかもしれないが、
    ああいう女子はジロジロ見たってなんら問題ナシ{びっくり}と思うけどね。
    若いから、と思いきや、意外とアタシと同年代のメイク女、食事女も
    いるんだよなー。

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