今日は友達と今年8本目の映画となる「東京タワー」を見に行った。
私も友達も岡田くんファン。(さらに友達は松潤も大好き)
去年から公開を心待ちにしていたのだけど、いざ公開されたらお互いの予定がなかなか合わなくて、今日まで延び延びになってしまった。
「恋はするものじゃなくて、落ちるものだ」
黒木瞳演じる、何不自由なく暮らす人妻、詩史と、岡田准一演じる20歳年下の恋人、透。
彼女がいながら、やはり年上の人妻、喜美子(寺島しのぶ)ともデートを重ねる、透の友人、耕二(松本潤)。
このふた組の恋人たちの恋模様を描いた作品。
予告やメイキング番組を見たときには、映画館で見たら透の切ない気持ちに共感して、泣けてしまうかもしれないなぁ、などと思っていたのだけど、実際は不思議なほど感情移入できなかった。
空気のようなもので惹かれあった2人の気持ちは、やはりこの2人にしか分からないのかもしれない。
透も詩史もあまりに美しすぎて、どちらも自分と重ねられない、というのも多分にあるけど。
私は、逆立ちしても黒木瞳のような人妻にはなれないもの。(笑)
でも美しい恋のおとぎ話としては鑑賞の価値あり。
とにかく映像は、まさに夢物語のように美しい。
美しい登場人物、おしゃれなレストランもさることながら、いろいろな表情を見せる東京タワーがとても印象的。
東京がこんなに美しい街に見えていること自体、夢物語なのかもしれないけど。
ノラ・ジョーンズ、山下達郎の曲もこの夢物語によくマッチしている。
ちなみに喜美子が耕二の車に、わざと自分の車をぶつけるシーンは、私の会社のそばで撮影された。
友達はこの撮影を間近で見たそうで(昨年の夏頃、「松潤見ちゃった~」と大騒ぎしていた。)事故に驚いて集まっているギャラリーの中にたぶん自分が映っていたはず、と言い張っていた。
そういや、実は江國香織の原作本も買ったのだけどまだ読んでいない。
映画と原作は結末が違うようだし、これからゆっくり読むことにしよう。
メイキング番組を見たときに黒木瞳が、原作の台詞をできるだけ取り入れた、と言っていたけれど、江國作品の登場人物の台詞の言い回しはかなり独特だ。
これを字面で追うと感慨深いのだが、映像つきで実際に見聞きさせられると、どうも現実離れしてしまう気がする。
ちょっと共感できなかった理由はこのへんにもあるのかな。
ところで。
帰りに駅のホームで電車を待っていたら、キレイな顔した青年が、1人でこの映画のパンフレットを食い入るように見ていた。
彼もこんな恋に落ちた人なんだろうか
岡田君は鑑賞するのにいい感じだったようですね。
私は、キレイな顔の青年が気になります{ラブ}