落下する土曜日

きょうは病院をふたつ「はしご」した。
別に病気になった、というわけではない。
女も私くらいの年になると、だいじなのはメンテナンスだとおもう。
だから、どちらの病院も検診のためにいった。
いつものとおり、これといって、おかしなところはなさそうだった。
ちょっと安心する。


そのあと、映画でも見ようと映画館にいったのだけれども、
とてもたくさんの人がいて、なんだか圧倒されてしまったので、
映画を見るのはやめることにした。
かわりに、すこし季節はずれのバーゲンをのぞいてみた。

その店で、1つのセーターが、
「私をつれていって」とささやきかけてきた。
私は
「もちろんよ」とこたえた。
それが、とても運命的な出会いにおもえたから。

それと、きょう、私は1冊の本を読み終えた。
バスに乗りながら、
病院で順番をまちながら、
ひとりでお茶を飲みながら、
私は、ずっと本を読んだ。
ただひたすら。
何かから逃避するかのように。

その本は江國香織「東京タワー」

…以上、ちょっぴり江國タッチで綴ってみました。
ダメ…、似てない

ま、私はそれほど彼女の作品は読んでいないのだけどね。
ちなみに「落下する夕方」は読みました。

落下する土曜日” への2件のフィードバック

  1. Fumi のコメント:

    なんか大人な女性の匂いがする~。
    江國タッチすごいな。
    ちなみに私は彼女の本は読んだことありません{ハム}
    どうもそういう切ない恋愛系って手を出したことないんです~。

  2. まきまき のコメント:

    私が江國作品をたまに読む理由は、
    恋愛小説を読みたいから、というよりは
    彼女の文章が繊細だから、かな。
    なんで、こういう描写が書けるんだろ?
    なんで、こういうせりふが書けるんだろ?
    そもそも、なんでこんな設定を思いつくんだろ?
    なーんてたくさん「?」を飛ばしながら
    しみじみ読んだりしてます。
    人生経験がモノをいうのかねぇ。
    いずれにしても、がさつな私には
    ゼッタイ書けない文章です。

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