バンジージャンプする

どうしても今週はビョンホンに会いに行かなければ…。
週始めからそう心に決めていた。
残業しながらも、ビョンホンが気になって仕方のない私は、結局仕事を投げ出して、今年19本目の映画「バンジージャンプする」を見に行った。

1983年。大学生のインウ(イ・ビョンホン)は雨の日に出会ったテヒ(イ・ウンジュ)と恋に落ちるが、ある事件をきっかけに2人は離ればなれに。17年後、高校教師になったインウは担当になったクラスで皮肉な運命に導かれていく…。


去年、ドラマ「美しき日々」ビョンホンファンになってすぐにこの映画の存在を知った。
彼自身、とても気に入っている映画だという。
彼のお気に入りなら必ず見たいわと思うのがファン心理というもの。
昨秋あたりにこの映画が今年公開されることを知った私は、公開を心待ちにしていた。

それに共演のイ・ウンジュには、去年「永遠の片想い」「ブラザーフッド」で立て続けにお目にかかったが、演技力はもちろんのこと、独特な透明感が魅力的で、今後期待できそうな女優さんだと思った。
だからイ・ウンジュがあんな形で映画公開前に亡くなったのは、ちょっとショックだった。
そして、当たり前だけど、映画の中の彼女はとてもいきいきとしていて、「あぁ、もうこんな姿は見られないのか」と思ったら、あらためて残念でならなかった。

この映画、どちらかというと人によって、好き嫌いが分かれる映画だと思う。
竹中直人は好き派のようですが。
韓国では公開時、かなりセンセーショナルな映画だと話題になったようだけど、おそらく見る人の解釈によって、いろんなとらえ方ができると思う。
私は、世の中にはこんな純愛があってもいいのでは、と思えたので、わりと受け入れられたけど。(自分はゼッタイありえないが。)

ちなみに、インウが、傘の中に飛び込んできたテヒにひとめぼれする、という設定は、先日見た「オオカミの誘惑」のシーンを思い出してしまった。

それにしても、ファンのひいき目で言うわけでもないけど、ビョンホンの演技力には感嘆。
大学生時代のインウがとても垢抜けない感じだったので、「やっぱり2001年の映画だから、ビョンホンもマダマダな頃なのかな」と思った。
ところが教師になってからのインウはすっかり大人の男で、見慣れたいつものビョンホンだった。
考えてみたら、この映画は、「美しき日々」とほぼ同時期の撮影。
あの垢抜けないおどおどした青年は、すべてビョンホンの演技力のなせるワザだった。
だまされた~。

また、すぐに青田買いチェックをしまくる私にとって、この映画で肝心な役どころのヒョンビンを演じたヨ・ヒョンスが琴線にふれた。
最初、ちゃらちゃらした高校生だなぁと思ったのだが、ラストに向けて(おそらくヒョンビンが何かを感じ取ったあたりから)まるで表情が変わっていくのが興味深かった。

ずっと楽しみにしていて、実際、総合的には満足がいった映画なのだが、パンフレットのおまけについている組み立て式ティッシュボックスだけは「どうよ」という感じ…。

バンジージャンプする” への7件のフィードバック

  1. 金言豆のブログ のコメント:

    バンジージャンプする

    この橋からジャーーーンプ(^▽^)v 不動産ステーション ビルコ岩田です。 先日…
    原題:Bungee Jumping of Their Own
    命日は2005年2月22日、クールな美人の印象だった彼女の悲報を聞いて、本当にビックリしたけど、あれからもう1年以上が過ぎたんですね・・。
    目もくらみ足もすくむ、絶壁の崖の上に立ち、"死ぬことは終わりじゃな…
    『バンジージャンプする』公式サイト:http://www.bungee.jp/原題:BUNGEE JUMPING OF THEIR OWN製作:2001年韓国監督:キム・デスン出演:イ・ビョンホン/イ・ウンジュ/ヨ・ヒョンス/ホン・スヒョン
    《公開時コピー》きっと、あなたは私を見つける。
    1983年。大…
    ?ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
    バンジージャンプする
    ?
     「バンジージャンプする」という映画タイトル、とても秀逸である。韓国映画のタイトルには一つのセンテンスになっているものが多い。当初、韓国映画のタイトルの付け方に、とても新鮮な感覚…
    バンジージャンプする
     
    イ・ビョンホン 2本目。たまたまね。
     
    最初はね、例によって、はにかむイ・ビョンホン。かわい!!
    で、純愛路線で、ニヤニヤして見ていたの。
    そしたら急に、時が流れて、学園ものに、、、
    イ・ビョンホン、国語の先生なの
    ●バンジージャンプするを鑑賞。多少のネタバレ含みます。 1983年。大学で国文学
    監督:キム・デスン  出演:イ・ビョンホン イ・ウンジュ  公式サイト
     
    8.5点 作品世界にどっぷりと・・・、シビレました。
     
     ずいぶん前に日本語字幕付の韓国製DVDで観ていた作品ですが、今回イ・ウンジュさんの追悼上映のようなタイミング
    きっと、あなたは私を見つける。 ストーリー ある雨の日、突然自分の傘に入ってき
    『バンジージャンプする』
    A Bungee Junmping of Their Own 公式サイト
    監督:キム・デスン
    脚本:コ・ウンニム
    出演:イ・ビョンホン 、イ・ウンジュ 、ヨ・ヒョンス 、
       ホン・スヒョン 、キム・ガプス
    2005韓国映画祭なるものをやっていて『バンジ
    バンジージャンプするを観に行ってきました。先週、「甘い人生」を観て、他の人ともう一度観る予定でしたが、お互い1度観ているのし、前売りチケットは完売しているし、レディースデイのあの混み具合を思い出し、1…
    富山では今日から2週間期間限定上映の『バンジ^ジャンプする』を富山シアター大都会で観てきました。
    主演は『甘い人生』の「イ・ビョンホン」、そして今年2月急逝した『永遠の片想い』『スカーレット・レター』の「イ・ウンジュ」、共演に「ヨ・ヒョンス」「ホン・スヒ…
    ふとしたきっかけで恋に落ち、永遠の愛を誓った二人を、イ・ビョンホンとイ・ウンジュが演じる。『韓国ドラマ&シネマ ベストナビ』で絶賛されていたので観に行った。
    17年の時を越えた愛を描いているが、17年後の愛の形がなかなか微妙。取りあげにくいテーマをうまく扱…
     輪廻転生を思うたびに、こういう死生観が仏教圏だけのものだということが不思議に感じられます。 キリス
    「バンジージャンプする」/韓国/2001年/100分 英題:A Bungee J
     ドキドキして落ち着かない出会い。ついに恋ははじまる・・・
     姿の違う混乱の出会い。しかし、愛はつづく
     “きっと、あなたは私をみつける。”
    ■監督 キム・デスン
    ■脚本 コ・ウンニム
    ■キャスト イ・ビョンホン、イ・ウンジュ、イム・ヒョンボン、オ・ヘジュ

     ドキドキして落ち着かない出会い。ついに恋ははじまる・・・
     姿の違う混乱の出会い。しかし、愛はつづく
     “きっと、あなたは私をみつける。”
    ■監督 キム・デスン
    ■脚本 コ・ウンニム
    ■キャスト イ・ビョンホン、イ・ウンジュ、イム・ヒョンボン、オ・ヘジュ

    久々に映画館で視聴。『バンジージャンプする』って、どういう意味?なんだろう。賛否両論ある作品です。竹中直人さんが・・・この映画は誰がなんと言おうと 大好きな映画だ・・! そしてあまりにも 純粋な《想い》の映画だ・・! そしてあまりにも愛(かな)しく ロ…
    ★本日の金言豆★韓国は今、ラブホテル新築ラッシュ しかも”日本式のラブチェア”等、”日本式”を売り文句にされてるそうで・・・意外なところで日韓交流が・・・( ̄ω ̄;) 最初の30分間・・・我慢の時です。”あっちゃ・・・韓流ブームと純愛ブームにあやかっただ…

  2. hary のコメント:

    いや~衝撃的(笑劇的!?)な作品でした私的には。
    こんな純愛あってもいいんですけど、だったら飛ばんでもええやん!?とかいろいろ考えてしまいます。
    イ・ウンジュさんてちょっと島谷ひとみに似てません!?

  3. agate07 のコメント:

    ビョンホンssiの演技力に感心させられる作品でした。
    イ・ウンジュさんにも、まだまだいろんな作品でお会いしたかったです。『スカーレット・レター』は見ようと思ってます。
    。。。私、成田にビョンホンssiのお迎えに行ってきました。それも一人参加で。
    ええと、私って、もう少しクールな人だったはずなんですが…。
    また遊びに来ますね~!

  4. まきまき のコメント:

    haryさんコメントありがとうございます。
    確かに飛ばなくても…という気もしますが、
    つっこみどころ満載なのが、韓国映画の
    特長ですし。
    イ・ウンジュは、松たか子似とよく言われてますよね。
    最初にそれをインプットしてしまったので、
    以降、そう見えて仕方ないのですが、今度は
    島谷ひとみを思い浮かべながら見てみます。

  5. まきまき のコメント:

    agate07さん、コメントありがとうございます。
    私も「スカーレット・レター」は見るつもりです。
    そうそう成田の写真拝見しましたよー。
    ちゃんと写真撮れててスゴイですね。
    うらやましい…。
    今日のEZ TV!はもちろんごらんになりますよね?
    またagate07さんのとこにも遊びにいきます。

  6. any のコメント:

    まきまきさん、こんばんは。
    かなりセンセーショナルな作品でしたね。
    あの展開にはビックリでした。
    でも、全然感情移入できませんでしたが…。
    イ・ウンジュの出番が少なかったのが残念でした。
    TBさせて頂きます。よろしくお願い致します。

  7. まきまき のコメント:

    anyさん、コメント&TBありがとうございます。
    私も確かに、まぁこういう感情もあるのかな?とは
    思いましたが、さすがに感情移入はできませんでした。
    でも「スカーレットレター」も見た今は、もう一度
    見直してみたい映画です。
    (ホント、出番少ないのがなんなんですけどね…。)

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