バッド・エデュケーション

見るか、見るまいか。
かなり迷ったけれど、珍しく午前中に家事を済ませて映画「バッド・エデュケーション」を見に行く。
今年32本目の映画

1980年、マドリッド。
若くして映画監督として成功したエンリケ(フェレ・マルティネス)の元に、学生時代の友人イグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)がシナリオを持って訪ねてくる。
同じ寄宿舎に住んでいたイグナシオとは、16年前から連絡が途絶えていた。
あまりにも変わった旧友に疑いを持ちながらも、彼のシナリオに引き込まれていくエンリケ
彼は本当にイグナシオなのか
真実を求め、エンリケは親友の秘密を知ることになる。


他でもない、単なるガエル君目当てである。
公開前からずっと気になっていたのだが、ペドロ・アルモドバル作品ゆえ、ちょっと敬遠していた。
実は、「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥー・ハー」も見ていないもので。
(製作総指揮作品「死ぬまでにしたい10のこと」は見たけれど。)

だがアルモドバル作品敬遠派の私でも何とかいけるくらい、この作品は倒錯ギリギリのラインな気がする。
ストーリー展開も複雑ではあるが、難解というほどではないし。

また、濃い映像が続くわりには、目を背けたくなるほど俗悪でもなく(美しいとも言い切れないけど)、登場人物の愛憎や感情は、ストレートに理解できるわけではないが、後から思いをめぐらせたくなるような余韻が残ったのも事実。

まぁ確実に、人によって好き嫌いは分かれそう。
ガエルファンでも彼のあんな姿は見たくないというむきにはオススメできないし。

彼があまり背が高くないのは承知だったけど、この映画ではよけい小さく見えたのは気のせい

私は若かりし頃のロバート・レッドフォードが大好きで、そこからブラッド・ピットに派生して、さらにはこのガエル君にたどり着いたのだけど、この映画を見ていたら、岡田准一にちょっと似ているような気がした…。

でも当たり前だけど、レッドフォード岡田君はちっとも似てないね…。

バッド・エデュケーション” への3件のフィードバック

  1. 映画VS氣志團&タイガー のコメント:

    『バッドエデュケーション』 ☆☆☆★★

    あらすじ1980年、スペインのマドリード。新進映画監督のエンリケは、若くしてすでに成功を収めていた。そんな彼のもとにある日、少年時代の親友イグナシオが脚本を手に突然訪ねてくる。神学校寄宿舎では強い愛で結ばれていた2人だったがイグナシオの変貌ぶりに戸惑い…
    もうひとつの究極の愛。
    CAST:ガエル・ガルシア・ベルナル/フェレ・マルチネス/ハビエル・カマラ/レオノール・ワトリング 他
    ■スペイン産 105分
    女装のガエルくんがキレイなのよ。普通に女性に見えるんじゃないですか!?なんとも危ない色気で艶っぽいわ。
    「バッ…
    【映画的カリスマ指数】★★★★☆
     美しい謎めきと妖艶な男たち
    『バッド・エデュケーション』(2004/スペイン/ペドロ・アルモドバル) 『阿修羅城の瞳』(2005/日本/滝田洋二郎) Text By 鮫島 サメ子 鈴木清順監督ならずとも、「別嬪さん」と「色男」が出る映画はマコトに良いものです。つか、何が悲しくてカネ払って不細工見なくちゃ…
    監督が、ガエル君に恋をしているのでは・・と思わされるような、濃い映像だった。魅惑的なガエル君から目が離せない!毒のある美が、この映画の象徴のようでした。でも奥深さは感じられず、人間の描き方が物足りない。なぜ神父は自分の罪を告白したのか。その心情は?結末…
    バッド・エデュケーション ★★★★★ 赤いチラシに男二人に女一人。 ・・・と思っていたら、男二人でした! 美なガエル・ガルシア・ベルナルが3役こなしてました。 内容はアルモドバル監督の半自叙伝だとか。 だいぶ肌に合いまして、集中しまくりの★5つ。 公式サイ…
    試写会「バッド・エデュケーション」開映19:00@GAGA試写室
    「バッド・エデュケーション」(LA MALA EDUCATION)2004年 スペイン 
    配給:ギャガGシネマグループ
    監督・脚本・製作:ペドロ・アルモドバル
    製作:アグスティン・アルモドバル
    撮影:ホセ・…
    “Bad Education”
    ガエル・ガルシア・ベルナル(以下GGベルナルと略)の新作は、なんとペドロ・アルモドバル監督の同性愛サスペンスだ。しかも半自伝的ドラマ。事実を基に描かれている本作品は、観ていてぞっとするシーンがたびたびあった。こちらに関心がある方はそれはそれ
    『バッド・エデュケーション』公式サイト
    監督:ペドロ・アルモドバル
    出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、フェレ・マルチネス
       ハビエル・カマラ、レオノール・ワトリング
    10年以上も温め続けた構想を満を持して作ったペドロ・アルモドバル
    の半自伝的な作
    「海を飛ぶ夢」に続きスペイン映画。ペドロ・アドモバル監督の最新作。
    観終わった直後、正直言って「うわあ!コレはちょっとキツかったかも!」
    と思ったんです。、
    でも後になってじわじわ映画の事を考えてしまう、不思議な作品でした。
    「オール・アバウト・…
    『バッドコミュニケーション』ではなく『バッドエデュケーション』を見た。
    意味は『悪い教育』?
    言わずと知れたおっとこまえのガエル・ガルシア・ベルナル主演最新作!!
    やっぱり背が低いのだけが残念!
    ストーリーは新鋭映画監督エンリケの元に幼なじみのイグナシオ…

  2. tomy のコメント:

    TBありがとうございます。レッドフォードとブラピは
    リバーランズを見に行った時にビビリました(笑)
    CG?って思うくらい似てましたから。ガエルと岡田
    くん・・・髪型が似てるかもですね。確かにどっちも
    かっこいいし大好きです。二人とも背低いですね。
    ではではお邪魔しました。TBバックさせてもらい
    ますね~

  3. まきまき のコメント:

    {クローバー}tomyさん
    TB&コメントありがとうございます。
    私も「リバーランズ…」を見たときは衝撃的でした。
    レッドフォードも自分でびっくりしたんだろうなーと。
    私も最近、岡田くん&ガエルくんは好きです。
    そういやtomyさんは「タイガー…」ファンでしたね。

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