星になった少年

今年44本目の映画「星になった少年」を友人と見に行く。

小川哲夢(柳楽優弥)の両親は動物プロダクションを経営している。母・佐緒里(常盤貴子)継父・耕介(高橋克実)祖母・朝子(倍賞美津子)、そして姉、妹、弟との生活は決して楽ではなかったが、生来の動物好きであった哲夢にとっては、そこは楽しい楽園だった。

ある時哲夢佐緒里が購入した子ゾウ・ランディと出会い、その神秘的な力に触れ次第に心を開いていく。
環境と天賦の才能により、ゾウの言葉を理解できるほどの資質に恵まれた哲夢は、日本人初の象使いを目指し、タイのゾウ訓練センターへ留学することに…。


確か監督がインタビューにこたえて「ゾウは本当に面白い形をしている。この形に興味があって撮ってみたかった。」のようなことが書かれていたけど、確かにゾウの不思議な魅力が満喫できる映画だと思う。
一方で、事実にほぼ忠実に描かれているためか、ストーリー自体は淡々と展開する。

柳楽優弥は、演技がうまいというよりは、やはりあの目が魅力的で、ついつい演技に引き込まれてしまうような感じ。
短期間であれだけのゾウの調教技術をマスターしたというのも素晴らしい。、
ただ、この映画までは少年らしい可愛さがギリギリ残っていると思うけど、現在の彼はだいぶ成長しちゃったので、おせっかいながら、今後の方向性が気になる。

個人的には、久々の倍賞美津子がなんとなくよかった。
というか、むしろ役柄がよかったのかも知れないが。
感情的になることもなく、つねに家族ひとりひとりを思いやって、皆を静かに見守る朝子の姿は、小さいことにもイライラしてすぐにキーキー騒ぐ私にとっては、見習うべき点が多かった。

ぜんぜん関係ないが、哲夢の妹のマキちゃんは、途中のシーンで「あれ最初出てきたときこんな顔の子だったっけ」と思ったのだが、エンドロールを見ていたら2人の名前がクレジットされていた。
やはりまったくの別人だった模様。
最近、記憶力にはまるで自信がないのだが、本日は私の勝ち~。

星になった少年” への5件のフィードバック

  1. ネタバレ映画館 のコメント:

    星になった少年

    「ゾウの楽園」という夢は、特異な母と子によって、
    地上に成立しようとしている。
    2004年5月、カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞で「誰も知らない」(是枝裕和監督)主演の14歳の柳楽優弥の名前が告げられたとき、少し、胸が熱くなった。ほんとうに、初々しく新鮮であっ…
    ●映画の満足度・・・★★★★★★★☆☆☆7点
    日本で初めての象使いになった少年と小象ランディの実話から生まれた映画です。
    予告編を見たときから、この映画は必ず泣くだろうと思っていたのですが、(というか予告編だけで泣いてしまいましたが・・・)やっぱり泣い…
    ゾウさんのつぶらな瞳と豊かな自然の映像、
    またそれにぴったりな坂本龍一教授の雄大な音楽…。
    これだけの予告でも惹かれましたが、
    さらに主演は「誰も知らないNobody Knows.」で
    第57回カンヌ映画祭にて、
    最年少で主演男優賞を受賞した柳楽優弥くん。
    受賞後初…
    KAZZのこの映画の評価  
    昨日、試写で見た”星になった少年”、最高でした泣けます
    泣きまくりましたエンドロールが、霞んで出演者の名前が見えませんでした
    今日は池袋で映画を3本見ました。宇宙戦争、アイランド、星になった少年の順番で見ました。要するに、評判の悪い順に見ました。
    以下、感想。ネタバレは白文字なので反転して見るヨロシ。
    ●宇宙戦争
    オーソン・ウェルズの元になった作品を見た事があるんでオチは知…
    これはビデオじゃダメですよ。映画館で見てください。 こんなに感動したのは北京ヴァイオリン以来です ストーリーですが、動物プロダクションの家で育った哲夢は、ゾウのコトバを感じることができ、もっと意思を通…
    試写会「星になった少年」開映18:30@イイノホール
    「星になった少年」 2005年 日本
    配給:東宝
    監督:河毛俊作
    製作:亀山千広
    エグゼクティヴプロデューサー:関一由・島谷能成・細野義朗
    プロデューサー:小岩井宏悦・和田倉和利
    アソシエイトプロデューサ…
    「今日の持ち物、タオルよーし、ティッシュよーしっ!」
    ストーリーはちょっと聞きかじっていたので、今日は「号泣」モードで映画を観に行きました。
    もう、しょっぱなから泣いちゃいました。「まだ泣く場面じゃないですよ」とわかってますが、テツがいずれ死んじゃ…
    この映画、10点満点なら貴方は何点ですか(^^)?
         ※この映画、観て良かった? ←金返せ! / ブラボー!→
                           0点□□□□□□□□□□10点
         ※友達が観たいと言ったら? ←止める  / 推…
    製作国:日本
    公開:2005年7月17日
    監督:河毛俊作
    製作:亀山千広
    出演:柳楽優弥、常盤貴子、高橋克実、蒼井優、倍賞美津子、武田鉄也 他
    7月に公開される邦画では一番期待してた作品。八王子シネマで鑑賞。
    ストーリーはこんな感じ。
    家族思いの優しい少年…
    「僕は、夢に生きる。」
    壮大なスケールで描かれたタイと日本、そして象。
    冒頭で哲夢の両親が経営する、動物プロダクションで、様々な動物が笑わせてくれます。でも私は笑えませんでした。この芸を覚えるのにどれだけ大変だったのか。と思うと、なんとなくね。。。
    と…
    彼は、生きました。
    夢に向かって急ぐように。
    「誰も知らない」からくらべると柳楽くんは大きくなっていたけど演技力は???な感じ。スマイルくんやゾウさんたちの方がいい演技してたような・・・。
    武田鉄矢が「子供」と「動物」には勝てないって言ってた。私もそう思…
    6月19日(日)試写会(TOHOシネマズ木曽川)にて
    どれくらい前のことだったかよく覚えていないが、「日本人で初めてタイに渡って象使いの勉強をし、象の楽園を作ることを夢見て亡くなっていった青年」のドキュメンタリー番組を観たことがあった。これは「観た」というう…
    本日は邦画を4作品観てきました。
     
    1本目は「星になった少年」です。
     
    実話を基に、日本人で初のゾウ使いとなった少年、小川哲夢の物語を映画化した話です。
     
    今日観た4作では一番よかったです。
    中盤までの象使いを夢見てタイへ留学するシーンまで
    「星になった少年」サウンドトラック / 坂本龍一 ?
     『星になった少年』を観て、教授(坂本龍一)のその優しい音楽に触れて、サントラを買いました?象と少年、そしてそれに関わる人々との出会いと別れ、主人公のテツ君の夢を追う姿に、教授の音楽は鳥肌が立つほどマッチ…
    彼は、逝きました。夢に向かって急ぐように。
    ■監督 河毛俊作 ■脚本 大森寿美男 ■原作 坂本小百合 ■音楽 坂本龍一 ■キャスト 柳楽優弥、常盤貴子、高橋克実、蒼井優、倍賞美津子、武田鉄也 小川哲夢(柳楽優弥)は、家族思いの優しい少年だったが、両親の不和…
    「早めに会場に行って並ぼうね☆」と言っていたにもかかわらず朝寝坊したあーちゃんと秀君はドタバタと会場へ向かいました。土曜日の試写会にしてはあまり並んでいなくていいポジションで見る事が出来ました。
    {/kaeru_cry/}今年のカンヌ国際映画祭で史上最年少の男優賞…
     予告編の常盤貴子の号泣シーンでウルウルしてしまったけど、本編でもやはりやられてしまった・・・何だか騙されてる?
     「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」は好きです。彼は犬や馬の心が読めるのですよ!すごいじゃありませんか。今までも、“子犬に餌を与えるときに手…

  2. chishi のコメント:

    妹のマキちゃん、二人だったですか~
    私は全然気付かなかったですよ!
    すごい、まきまきさん。
    今回はまきまきさんの勝利だ~!←あり?

  3. まきまき のコメント:

    {グッド}chishiさん
    ふふふ、いつもこういうのに鈍い私が
    今回はやりましたぜ{超びっくり}
    chishiさん、これもDVDでチェックしてみて{びっくり}
    (宿題ばっかりになっちゃいますね…)

  4. kimion20002000 のコメント:

    TBありがとう。
    朝子さんがよかったと思う。娘と孫を、一貫して、同じように、心配し、信頼しているのは、朝子さんだ。

  5. まきまき のコメント:

    {クローバー}kimion20002000さん
    TB&コメントありがとうございます。
    朝子さんよかったですよね。
    彼女の存在があるからこそ、この映画は
    良かった気がします。

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