イン・ハー・シューズ

今日は今年69本目の映画「イン・ハー・シューズ」を見る。
デザフェス準備も終わってないけど、友達と約束してたんだもんッ。

弁護士として活躍する姉のローズ(トニ・コレット)とは反対に、無職、無資格、無収入の妹マギー(キャメロン・ディアス))が誇れるのはゴージャスなルックスだけ。初めてその存在を知った祖母(シャーリー・マクレーン)の住むフロリダへと向かった彼女は、今まで知らなかった本当の自分と出会うことになる…。


この映画って、男性が見てもあまり面白くないんだろうなぁ、たぶん。
一方、女性、特に姉か妹がいる女性は、ローズマギーのいずれかに自分を重ね、ついつい感情移入してしまうのではないかと思う。
かくいう私がそうだった。

やっぱり女同士の姉妹は、男同士の兄弟とは違った微妙な部分をもつ関係だと思う。
仲がよい時は、とことん仲がよいけれど、ちょっとしたことで諍いが起きると、とことん険悪になる。
でも心の底では、お互いに相手が自分にとって欠かすことが出来ない存在であることを知っているから、また良好な状態と険悪な状態とを繰り返す。

今となっては、たまにしか顔を合わさないのでそんなことも無いけれど、少なくとも子供の頃の私は、妹とこんな関係にあったように思う。
それゆえ、ローズ目線で鑑賞しながら、何だか懐かしいものを感じたり、おおいに共感したり、はたまたグッと来たり。
ただ単に、たくさんの靴を楽しめる映画と思って見たら、もちろん靴も圧巻だったけれど、私にとってはさらに深く感じ入るところのある映画だった。

何といっても、老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんたちが、皆キュートでいい。
フロリダの気候がそうさせるのかしら。
私も老後は暖かいところでのんびり過ごしたいなぁ。

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