ナイロビの蜂/ぼくを葬る

お盆休み中に、どうしても目黒シネマ(先日行った2本立て映画館)で見たい映画があったので、1人でぶらりと出かける。
実はあまり体調が思わしくなくて、駅に着いたとたん腹痛におそわれ、一瞬引きかえそうかとも考えた。
でも今日行かないと見られないと思い、意地で電車に乗り、無事2本鑑賞してまいりました…。

今日見たのは「ナイロビの蜂」「ぼくを葬る」
今年38、39本目の映画。
どちらも公開時に見たいと思っていたのだが、たまたま見逃してしまったので。


腹痛で電車に乗り遅れたので「ナイロビの蜂」は最初の数分を見逃してしまった。
まぁ、すぐに話はつながったので、あまり問題はなかったけど私にとっては、ちょっとあるまじき行為。

この映画の大半を占めるアフリカのロケシーンは、やはり大地や空の色彩が独特だと思う。
もの哀しさを感じるほど赤い大地と、対照的に突き抜けるほどに青い空。
重い展開のストーリーはもちろん、世界にはまだまだ貧困にあえぐ人々が大勢いるのだという事実を、象徴するのに充分だった。

レイチェル・ワイズは出演作は「アバウト・ア・ボーイ」くらいしか見ていないので、どちらかというとエリートなお嬢様的イメージが強かったけど、この情熱的で意志の強いテッサ役はよかった。アカデミー賞をみごと受賞しただけのことはある。

一方「ぼくを葬る」はまたしてもフランソワ・オゾン作品。
カメラマンとして活躍する主人公は余命3ヶ月と宣告される。
同じような設定の映画は「死ぬまでにしたい10のこと」があるけど、そこはフランス映画、しかもオゾン作品、ストレートにぶつけてはこない。

そもそも家族公認の恋人は同性だし、そして突然声をかけてくるワケありの夫婦といい、やっぱりフランス映画だなぁと感じずにはいられない。
さらにジャンヌ・モロー演じる祖母とのくだりは、グッとくるものがあったけど、それ以外は淡々と展開されるストーリー。
撮りためた写真を残された家族が見るのかと思いきや(きっと泣けるだろうなぁとちょっと期待…)、そんなシーンは登場せずに幕切れとなるエンディング。
さすがフランソワ・オゾン、答えなんか出し切るはずないんだった。

主人公のメルヴィル・プポーはわりと私好みだけど、ちょっとオダギリジョーに似てる気がする。

「ふたりの…」に続いて登場のヴァレリア・ブルーニ・テデスキは今回はショートカットがキュート。
ピンでとめた前髪も可愛らしくてマネしたくなったが、プロフィールを見たら私より年上。
フランス女優おそるべし、と思ったらイタリア出身だった。

ジャンヌ・モローはもうかなりのしわくちゃなのに、唇がちょっと色っぽかったりする。
あそこまでの色気はムリにしても、老後のためにちょっとばかりは見習いたいものだ…。

ナイロビの蜂/ぼくを葬る” への2件のフィードバック

  1. マッキー のコメント:

    あんまり体調がよくないみたいですね。
    ・・・映画魂!?で辿りついたようですが。
    私も見たいと思ってたのよく見逃すので。
    2つともそういえば・・私も見ようとおもったら終わってましたね・・。
    オダギリジョーで思い出しましたが「ゆれる」を
    見たいと思ったのを思い出した!?
    もう終わったか?これも。

  2. まきまき のコメント:

    {ペンギン}マッキーさん
    目黒シネマはおすすめです。
    見逃した、あの映画やこの映画が2本立てで登場します。
    1回行くと割引券くれるから1300円で2本見れちゃいます。
    そうそう、「ゆれる」もおもしろかったです…。

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