プロフェッショナル 仕事の流儀 <番外編>

夜は、新宿の住友ホールで開催された「プロフェッショナル 仕事の流儀 ~番外編~」を受講する。

朝日カルチャーセンターの公開講座なのだが、新聞で見つけて即座に申し込んだ。
何たって佐藤可士和の話がナマで聞けるので。

確か、「プロフェッショナル」に佐藤可士和が登場した回は見逃してしまった気がする。
それゆえ、講座では彼のアートディレクターとしての輝かしい実績や、それらを生みだす過程でのエピソードなどを聞けるのかと期待していたら、いい意味で裏切られた感じ。

ステージにはテレビでおなじみ茂木健一郎と住吉アナも同席。
番組と同じように進行するのかと思いきや、ほとんどお三方のフリートーク。
いちおう茂木さんが仕切る形で、仕事をする上で必要な姿勢や心構えについて、各々が体験をまじえながら語っていく。
事前の打ち合わせやリハをまったくやらなかったそうだが、あれだけ上手く進行できるのは、三人ともとてもアタマがよく、互いに空気を読み合えるからだと思う。

今日の講義の内容の趣旨も、だいたいそんなところで、佐藤可士和いわくコミュニケーションセンスが大事だと。
要は場を読める能力、相手との距離感をはかることができる能力が仕事においては重要。
場や相手によって、いくつかの自分を使い分ける必要も出てくるわけだが、一方で大切なのは、何があってもブレない自分の軸をきちんと持つこと。

佐藤可士和は企業で働いた経験があるからか、こんなこと私が言うのも失礼だけど、とてもマトモな感覚を持ったアーティストだと思う。
あれだけひっぱりだこなのに、それに奢らず、自分を客観的に把握し、どう行動すべきかを常に冷静に判断できるのは素晴らしい。
だからこそ、多くのクライアントと仕事ができるのだろうけど。

結局どんな仕事をしていても基本は同じなんだよなーと改めて感じた2時間だった。

ちなみにとても印象に残っているのは「楽しい24時間は作ることができる」という佐藤可士和の言葉。
「あぁ、つまんない、何やっても楽しくない」などと思っていたら、楽しい出来事は一生やってこないのかもしれない。

要は意識次第。
でもそれが一番むずかしい…。

プロフェッショナル 仕事の流儀 <番外編>” への4件のフィードバック

  1. まきまき のコメント:

    {キラリ}まっしー
    だーかーらー。いつ{はてな}
    でもできる人って何やってもできるし、
    そもそも人間ができてるんだなー、って実感しましたよ。
    せっかくの向上心をムダにしないよう、
    成長できるといいのだが。

  2. まきまき のコメント:

    {キラリ}まっしー
    デザフェス終わるまでは私もてんぱってそうです。
    あ、デザフェスの時は日本にいないかな?

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