先週末、友人と今年5本目の映画「パレード」を見に行った。
行定監督の群像劇はけっこう好きだし、
出てくる俳優さんたちも悪くなかったけど、
「衝撃の問題作」っていうキャッチコピーに
ちょっと期待しすぎたかも。
あと、WOWOWで前宣伝をけっこう見てしまったからかな。
(制作がWOWOWなんだね、この映画)
でも確かにコワイ話ではある。
一緒に暮らしていても、お互いのことを知らない、
知ろうとしない。
相手が何を考え、何に悩んでいるかなんて、
おそらく興味すらわかないのだろう。
すごいオチがあるわけじゃないけど、
じんわりとコワイのは、吉田修一の小説の特徴かな。
「悪人」も映画化されるそうで、
ブッキーにはそれほど期待してないけど、
なんとなく見にいってしまいそう。
この映画の私なりのHIT!は
劇中ドラマの脚本が伊藤ちひろだったこと。
まだ若いのに映画「春の雪」で脚本を手がけた方で、
本職は美術スタッフさん。
あと、その劇中ドラマに出ていた俳優役が
竹財輝之助だったこと。
日経新聞のCMに出ている方です。
少し前に、自分の名前を名乗るバージョンがあって、
CMタレントが自ら名乗ることの珍しさと、
その「タケザイ」という苗字の珍しさとで、
私の中で気になる俳優さんに一気に上りつめ、
ドラマでたまに見かけると
「あ、タケザイくんだ~」と気やすく読んだりしてた。
スクリーンでは初対面かな。
ちなみに、
ふつうっぽい藤原竜也くんは意外とよかった。
「カイジ」は、かなり力入りすぎな感じだったからなぁ…。
全然関係ないけど、映画のあとは和食を食べた。
たまにはいいねぇ、和食御膳。