スーツケース生還

少し前のことになりますが、
(すでに去年のことになっちゃうのか…)
年末12月30日に宅配便の大きな荷物が
わが家に届きました。

季節遅れのサンタからの贈り物…ではなくて、
修理に出したスーツケースが戻ってきたのでした。

11月のバルトの旅行からの帰国時。
成田で受け取った時はまったく気づかなかったけど、
自宅に戻って、部屋に上げるために
ダンナのスーツケースを持ち上げてみたら、
4つの車輪のうち、1つの周囲にぐるりと白いラインが。

よくよく見たら、何かに引っかかったのか、
車輪がものすごい力で引っ張られたようで、
本体の一部もろとももげそうになり、
首の皮1枚(?)でかろうじてつながっているのを、
内側からガムテープで止めてあった。

つまり、白いラインは亀裂だった。
ガムテで、それはもう巧妙にカバーされていたので、
ちっとも気づかなかった。

新しいものではないので、
黙って買いかえてもよかったのだが、
内側から止めるというやり口がどうにも許せなかったので、
すぐに航空会社の空港カウンターに電話。

それがなかなかつながらず、
結局、翌日も空港やら、都内のオフィスやら、
何度もかけて(しかもたらい回しにされたりして)
折り返し電話を待つもまったくかかってこず、
何とかコンタクトがとれたのが翌日夕方。
実に1日以上かかった。

で、いずれにしても帰国時に空港で申し出ないと、
空港会社では受け付けられず、
あとは保険で対処するしかないそうなので、
ひとまず破損証明書だけ発行してもらうことにした。

さらに保険会社に連絡したら、
まずは現品を見て修理可能か否かを判断するので、
書類とともにスーツケースを送って欲しいとのこと。

それにしたって、すごい壊滅状態なので、
まぁ修理はムリだろうなぁと思っていた。
減価償却もかなり進んでいるので、
保険会社にしたって保険料支払うほうが
安いんじゃないかと。

それが、それが、無事に戻ってきた。


あれ?
白いラインがなくなってる。
寄ってみると…。


この写真ではわかりにくいけど、
車輪の周囲だけ、表面の凹凸がなくなっていて
要は溶接作業が行われた模様。

すごいな、保険会社の修理。
意地でもカネは出しません!みたいな気迫が感じられる。
(もちろん、そんなことはないだろけど)

数年前から持ち手のバネの調子が悪かったので、
「持ち手も壊されました、って言っておけばよかったね」
とダンナは言っていた。

まだしばらくは、この子と旅をともにできそうです。

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