ソーシャル・ネットワーク

公開初日に、
友人+ダンナの3人で今年1本目の映画
「ソーシャル・ネットワーク」を見に行った。

ゴールデン・グローブ賞受賞で今や話題の映画。
去年、この映画の存在を知った時、
公開されたら絶対見たい!と思ったけど、
ミニシアター系の作品かな?
くらいにしか思っていなかった。

ゴールデン・グローブ賞に
ノミネートされているのを知ったのも、
見に行く直前。

でも、よくよく見たら
監督は「セブン」「ベンジャミン・バトン」の
デビッド・フィンチャー。
数々の浮名を流してきた
ジャスティン・ティンバーレイクも出てる。

友人役のアンドリュー・ガーフィールドは、
新スパイダーマンに抜擢された注目の俳優さん。
キーラ・ナイトレイと共演する
「わたしを離さないで」も楽しみ。

で、肝心の映画についてですが、
見るに当たって認識すべきは
この映画はフィクションである、
ということではないかと。

マーク・ザッカーバーグ本人が
「当時自分が着ていた服以外は
この映画は真実ではない」
などと発言したようだけど、
原作者からの再三の取材オファーも
すべて断ったというマークの真意や真実は、
当然ながらこの映画に反映されるはずもない。

でも、何かとてつもないことを成し遂げるには、
代償として何かを失わざるを得ないことは、
ある意味真実だろうし、
緻密な脚本、時間軸が行き来する展開は、
真実がどうであれ、充分に楽しめる。

とにかく、この映画の主人公マークは、
5億人の友達が欲しいと思ったわけではなく、
単に身近な人とつながっていたかっただけなのだ。

マークを演じたジェシー・アイゼンバーグが
インタビューでこんなことを語っていた。

実際にFacebookに勤務する彼のいとこが、
マーク本人から「あなたのいとこは、今度映画で
私の役を演じるんですよね?」と直接尋ねられ、
「気にしていらっしゃいますか?」と問うたら、
「全然気にしていないよ」と答えたそうだ。
またマークは映画館を借り切って、
従業員にこの映画を見せたとか。

アイゼンバーグも言ってたけど、
マークはもっと大きな課題や問題に直面していて、
この映画が真実かどうかとか、
何らかの影響があるのかとか、
そういったこととはまったく別の次元に
いるんじゃないかと思う。

きっと、
事実は小説より奇なり、かも。

ちなみにアイゼンバーグは、
映画の中では、ちょっと変わったイヤなヤツだけど、
インタビューでは誠実な感じで、
ワタクシ的にはとってもヒット。
今回注目されるだけで終わって欲しくないなぁ。

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