先週金曜日、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
「スイスの絵本画家 クライドルフの世界」を見に行きました。
クライドルフはスイスの絵本画家。
植物や昆虫を描いた作品を多く残しています。
特に絵本では、小さな生き物たちを擬人化して描いていて、
まさにメルヘン&ファンタジーの世界。
100年くらい前の作品なのに、
今見ても、まったく古さを感じない。
キャラクターのように愛嬌があり、
生き生きと動き回る花や昆虫が
そんな昔に描かれたことに、むしろ驚愕。
花の特徴も、細かいところまで描写していて、
クライドルフは素晴らしい観察眼の持ち主であったと同時に、
本当に小さな生き物たちに愛情を持っていたのだなぁと
感嘆せずにはいられません。
学生時代に体調を崩して、
バイエルンの山中で療養生活を送り、
それが自然を描くきっかけになったクライドルフ。
病弱だったのに、90歳以上まで長生きしたのは、
やはり好きなものを描き続けたからなのかな。
かわいいものが好きな方や、
花や昆虫の絵画に興味がある方には
ぜひおすすめしたい展示です。
Bunkamuraは今月29日まで開催、
その後各地を巡回し、関東は来年横浜で開催されます。
スイス政府観光局の特集ページも見ごたえがあります。
グッズ売り場もなかなかの充実ぶり。
ANTIPASTやCA4LAとのコラボグッズもあり。
自分の没後、日本でそんなことになっているなんて
クライドルフもびっくりでしょうねぇ。
とはいえ、ポストカード100円はうれしい。紙も地厚!
長時間迷った挙句、こちらの厳選2枚を購入。