今年16本目の映画は「危険なプロット」。
大好きなフランソワ・オゾン監督の最新作。
カテゴライズとしてはサスペンスなのか。
「文才あふれる少年と彼に翻弄される国語教師が繰り広げる
心理戦を描いた作品」だそうです。
やっぱり、オゾンぽい作品です。
前作「しあわせの雨傘」も好きだったけど、
タイプは異なるものの、今作もわりと好きです。
あの、独特な第三者的な視線がなんとも言えない。
あまりに現実離れしてるからなのか、登場人物の誰にも
感情移入できないんだけど、でも引き込まれてしまう。
毎回、オチも好き。
冷たいけど、でもわずかに救いがあるような。
生徒役のエルンスト・ウンハウアーが美しい。
彼を眺めるだけでも価値があります。(笑)