森本美由紀展

少し前になりますが、9月の5連休の最終日に
弥生美術館で開催されていた「森本美由紀展」へ。


2年前に急逝されたときは、あまりに突然で驚いたのと同時に、
もうあのイラスト作品が、今後増えることはないのだと思うと、
本当に残念でなりませんでした。

今回の展示を見て、私は、いかに森本イラストとともに
人生を過ごしてきたかを改めて感じました。
この表現が、ちっとも大げさじゃないから、すごい。

森本先生がイラストを連載されていた雑誌、
「mc Sister」、「Olive」、「Vingtaine」は
まさに私が辿ったファッション雑誌の変遷。

そして、懐かしの映画「波の数だけ抱きしめて」のポスターを
描いただけではなく、小道具を手がけ、さらに手タレとしても
出演されていたことは初めて知りました。


どのイラストもラインが美しくてほれぼれします。
それを目の当たりにしたのは10年前に通った
パレットクラブのクロッキー教室。

当時の日記に書かれている、バービー人形かと見まがうような
モデルさんは、森本先生のミューズのお一人、ニッキーさん。
今回は、関連のトークイベントに出演されていたようですが、
写真を拝見する限り、相変わらずお美しい。

あまりに熱心に展示を見たので、併設されている
竹久夢二美術館は見る気力がなくなり、さらっと流して終了。


そもそも夢二作品にさほど興味がないのだけど、
派手な女性遍歴だけは、いつも気になって、
年表だけはしっかり見て帰ってくるという。

弥生美術館は何回か来ているけど、
たぶん毎回このパターン。(笑) ごめん、夢二。


今回は時間がなかったけど、次回は隣接する喫茶店でお茶したい。
ていうか、今やってる陸奥A子展も見に行かねば。

森本美由紀展はこちらのフォトレポートがすごいです。

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