五線譜のラブレター

今日も夕方まで家でダラダラした後、おもむろに映画を見に出かけました。

栄えある2005年1本目の映画「五線譜のラブレター」
約870曲にのぼるミュージカルや映画の音楽を作詞作曲したコール・ポーターと、彼の妻リンダの物語をミュージカル仕立てで描いた映画です。

そう、ミュージカルなので、いきなり歌いだすわ踊りだすわでストーリーが展開。
タモリじゃないけど、私はちょっとこれがニガテだったのですが、ここ最近「8人の女たち」「シカゴ」などは意外と楽しめたので、この映画もそれほど抵抗なく見ることが出来ました。


とはいえ、この映画は私の「見たい映画リスト」にはまったく入っていませんでした。
それが、昨日美容院で読んだ「an-an」で紹介されていて、それを読んだら急に見たくなってしまったもので。

ストーリーもあまりちゃんとチェックしていなかったのですが、実はリンダは離婚経験者、さらにコールは同性愛者。
でもそんな背景がありながらも、リンダはコールとの結婚を決意し、また彼のたびたびの裏切りに傷つきながらも、才能を信じてバックアップし続けた、というところに興味をもったこと。(自分にゃゼッタイできないので)
あと、リンダを演じたアシュレイ・ジャッドがわりと好きなこと、あたりが見たいと思った理由かな。

さらにこの映画がすごいのは、コールの曲をナタリー・コール、エルヴィス・コステロ、アラニス・モリセットなどのミュージシャンたちが、実際にスクリーンに登場して歌うところ…らしい。
でも残念ながら、彼らの顔がよく分かっていない私には、見ててもピンときませんでした。
唯一知ってるロビー・ウィリアムスは、出ていることにまったく気づかなかったし、これでは醍醐味が半減か。
コールの曲ももっとよく知っていると楽しめるんだろうなぁ。(どの曲もなんとなく聞いたことあるな~とは思うんだけど。)

やっぱりアシュレイ・ジャッドがよかったです。
この人、実は私と同い年なんですが、美しいなぁ。
ピンと1本芯が通った強い女性なんだけど、時折、弱いところをふと見せる、みたいな役どころがハマります。

諸手をあげておすすめといったタイプの映画ではないですが、しっとりと楽しむにはいいかな。
季節的には、初秋あたりに見るとよさそうだ。

追記
あとからスゴイことに気がつきました。
エンドロール見ながら「あれ~ジェームズ・ウィルビーって誰だっけ」と気になっていたのですが、あの「モーリス」で主役のモーリスを演じた俳優じゃないかい。

さらに「五線譜…」では何の役で出てたっけと思ったら、リンダの元夫役だったらしい。(先ほどで調べてようやく判明。スッキリした~

しかし、全く気づかない&思い出せないのは、面影が薄れるほど老けた俳優が悪いのか、それとも私の記憶力の低下が悪いのか。

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