先日久しぶりに会った友人と、お互い見たいと思っていた映画が一致したので、一緒に行くことに。
その映画とは、今年12本目の映画となる「大統領の理髪師」。

韓国の孝子洞で理髪店を営むソン・ハンモ。
平凡な毎日を送る彼が、ひょんなことから大統領専属の理髪師となる。
これをきっかけに、ハンモと彼の家族は波乱に満ちた日々を送ることになる。

ル・シネマは案の定混んでいた。
ちょっと驚いたのはその客層。
私たちのような女性二人連れもいれば、若いカップルから、熟年夫婦(？)まで、老若男女勢ぞろいなのだ。

でも確かに老若男女、誰もが楽しめる良い映画だったと思う。
意外と笑えるシーン満載で、これにゲラゲラ笑っていると、シリアスなシーンが折り込まれる。
かと思うとグッとくるシーンに思わず涙を誘われる。（泣かなかったけど。）

映画館を出るときにある男性客（中年男性）が
「いや～、韓国映画は力強いねぇ」
と感嘆していたけど、まさに私も同感。

とにかくストーリーにグイグイと引き込まれてしまうのだ。
これはハンモ役のソン・ガンホのパワーによるところも大きい。
さすが韓国で名実ともにナンバー1と言われるだけのことはある。
そして妻役のムン・ソリ、そして息子役のイ・ジェウンも素晴らしかった。

ソン・ガンホと言えば、「殺人の追憶」も非常に印象的な映画だったけど、実はこれにイ・ジェウンも出演していたらしい。（残念ながらまったく思い出せないが…。）

夕食は映画の余韻たっぷりに、韓国料理を食べに行った。
チゲ鍋とポッサムキムチとトッポッキを食べたら、苦しいくらいお腹いっぱいに…。
まさに韓国パワーにK.O.されまくりの1日だった。