マリー・アントワネット

今年11本目の映画「マリー・アントワネット」を見た。

雑誌や新聞で映画評を読んだり、すでに見た人から感想を聞いていたので、史実がどうのとか問わず、ただただソフィア・コッポラの作ったガールズムービーを楽しもうと思って見に行ったけど、これは正解。
そう思って見れば、音楽やファッションや色彩に対するソフィア・コッポラのこだわりようは半端じゃなくスゴイし、2時間ちょっと、どんどん画面に繰り出されるキレイなもの、可愛いものをポップな雰囲気で楽しめる。

当時、あんな色の可愛いドレスは無いだろうし、クリームいっぱいのお菓子だって無い。
でもそんな歴史との整合性は関係なく、歴史上の超有名人物を主人公に、場所はホンモノを借り切って、自分オリジナルの世界観を表現してしまうソフィア・コッポラは、その才能もさることながら、そのセレブっぽさも、抜きん出ている感じ。

キルスティン・ダンストは、今まで見た彼女の出演作の中で、一番可愛く見えた。
これだけたくさん散りばめられた可愛らしいものの中に絶世の美女を配置すると、かえってお下品になりそうな気がするけど、キルスティン・ダンストくらいの(失礼?)のキュートさが、ちょうどいいバランスになっているように思う。

ルイ16世を演じたジェイソン・シュワルツマンは、「ハッカビーズ」でも、「奥さまは魔女」でも、その存在感が際立っていたけど、ソフィア・コッポラとイトコだとは知らなかったなぁ。

どこかにも書いてあったけど、この映画を見終わったら、甘いもの、特にマカロンがすごーく食べたくなった。

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