英会話第13回目

今日はハッキリ言って、きちんとした授業にならなかった。
別にテキストを忘れたわけでもなく、先生がひどかったわけでもない。

今日の先生は、初顔合わせの若い男の先生。
初対面だから、自己紹介してくれる?といわれて、おもむろに住んでいるところや、仕事のこと、趣味のことなどを話す私。

いつもは、趣味は映画鑑賞をまず最初に挙げる私だが、ちょうど展示が終わって、また次の準備にとりかかるところなので、今日はまず、イラストを一番に挙げてみた。

と、先生が「ほんとに?どんな絵描くの?じゃ、ちょっと描いてみてよ」とものすごい食い付きを見せる。
それじゃあ、とノートにブタの絵を描いたら、「かわいいね!」とほめられた。
調子に乗った私、さらにケータイに保存してある自分のイラストを披露した。
ひとしきり私のイラストをほめてくれた先生の口から意外な言葉が。

「僕のもケータイに入ってるけど見る?」

なんと、彼も趣味でずっとイラストを描いているとのこと。
アート系のスクールにいったり、広告デザインの仕事をしたことはあるけど、イラストで仕事をしたことはなく、今はあくまでも趣味で描きためているらしい。
つまり、私ととても似た境遇。

彼の作品は白黒で描かれた、ちょっとブラックでクールなテイスト。
ペンやマーカー、筆ペンで描いているそうだ。

私がグループ展に何度か参加している話をしたら、どうやったら参加できるのか?とか、イラストレーターを目指す人はどうやって、仕事をGetするのか?とか、話はどんどん盛り上がったが、とりあえずは授業に戻る。

休憩後、いつも持ち歩いているというスケッチブックを持ってきてくれたので、作品の実物を見ることができた。
いつも他の作家さんの作品を見ると、感動やパワーを受けて、ちょっと身震いしたくなるような感覚があるのだけど、それを英会話の教室で感じることになるとは思いもよらなかった。

「さて、テキストもやらなきゃだし、忙しいね」と言われたので、「でも、イラストを描く人とこういう話ができるのって、すごく楽しいし、自分のためにもなると思う」と答えたら、「じゃ、今日はイラストの話をしようか」ということで、そこからさらに興味深い展開となった。

作品はどうやって産まれるか?その構成要素は何か?という話や、今までのイラストのスタイルの変遷、注目のアートイベントの話など。
今日はいつもに増して、時間が経つのがあっという間だった。
そして今日ほど、もっと英語ができればなぁと思ったことはない。
彼の作品の感想をもっと的確に伝えたり、自分が作品にこめる思いをもっと熱く語りたかったのに。

「次の展示のDMを今度もってくるね」と言ったら、「じゃ、宿題はもっとイラスト描くこと!」と言われた。

今日は楽しかった、ほんとに。
先生も楽しそうだったのが嬉しい。

英会話第13回目” への4件のフィードバック

  1. Fumi のコメント:

    男の先生だったのねん!
    てっきり女の人だと思った。
    好きなことが共通していると勉強にも身が入りそう。
    頑張って~~{ガッテン}

  2. まきまき のコメント:

    {りんごちゃん}Fumiさん
    そうなの、男の先生なの。
    しかも、じつは日本語もけっこうできるんだと思う。
    友達の話として、Fumiさんの話とかもしてみたよん。
    マト展のDMも渡しておきます。

  3. Fumi のコメント:

    ひょえ~~!!
    でも日本語ができる方ならいいか~。
    英語はとんと駄目でのう。。
    マト展、来てくれたらいいね{スマイル}

  4. まきまき のコメント:

    {りんごちゃん}Fumiさん
    先生は、お腹がなったときに、照れ隠しか「お腹すいたー」とか
    つぶやいていたので、日本語OKなはず。
    マト展楽しみです!
    って、自分のはぜんぜんできてないけど。

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