タクヤの妻

日曜の午後、家の電話が鳴ったので
いつもどおり、こちらからは名乗らずに
「もしもし」と出てみたら、女性の声で、

「ワタクシ、○○という会社の者です。
タクヤさんの奥様ですか?」

と問うではないか。

うちには「タクヤさん」はいないので
「そういう名前の者はおりません」
と答えたら、「あ、失礼いたしました」
と電話は切れてしまった。

間違い電話であることには相違ないのだが、
これには心当たりがある。

今の番号を使用して10年以上になるけど、
「××さんのお宅ですか?」という間違い電話が、
たびたびかかってくるのだ。

いろいろなところからかかってくるけど、
「××」という苗字は毎回同じで、
しかも何となくあやしい会社が多い。

前の番号使用者の「××」さんが何をしでかして、
ゆえに10年以上経っても追っかけられるのかは
大変興味深いところではあるけども。

ま、たいていは
「毎回、そのお名前あてにお電話いただくけど
ウチは××じゃないんです!」
とちょっとキレてみせると、相手は引っ込むので
夜逃げしたとか、借金まみれとか、
そういうわけではないのかも知れないけど、
やっぱり気になるなぁ。

とはいえ、今日の女性は何故に、かけた相手の
苗字を確認しないのか?

ふつうは、自分で名乗ったら、次は
「××さんのお宅ですか?」って聞くべきだと思うが。

「タクヤが、主人がどうかしたんですか?」
くらい言ってみればよかったかな。

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