フェルメールからのラブレター展


ヴィロンでランチをいただいた後は、
Bunkamuraで開催中の「フェルメールからのラブレター展」へ。
ずっと見たいと思っていたけど、
週末にこんなとこまで来るのは、私にはハードルが高すぎ。
こういう時に見ておかねば。

30数点しか作品を残していないフェルメール。
この展覧会では、彼の「手紙を書く女」、「手紙を書く女と召使い」、
そして修復後世界初公開、かつ日本初上陸となる
「手紙を読む青衣の女」の3作品を展示。

これらの「手紙」をモチーフとした作品とともに、
同時代に活躍した画家たちの、17世紀オランダにおける
コミュニケーションにまつわる作品が展示されています。

フェルメールは、修復されたブルーはもちろん、
光を感じさせる色づかいと、細かな筆づかいに圧倒されます。
実際に見ると、そんなに大きな作品ではないのに
放っている存在感はすごい。

思わず吸い込まれるというか、
後ろに並んでいる人がいなかったら、
何時間でも見つめていたくなります。

だからこそ、フェルメールの作品は、数少ないにも関わらず
人々を魅了してやまないのでしょうね。
追いかけて、世界中を旅したくなる気持ちも理解できます。

この展覧会の良いところは、きちんとした展示作品一覧がもらえて
かつ、作品の横にも解説があるところ。
まぁ、混雑してたらその解説もよく見えないかもしれないけど、
その作品にどんな背景があるのか、とか
理解しながら鑑賞することができます。

フェルメール以外の作品では、
アンドリュース・ファン・ボホーフェンの
「テーブルに集うファン・ボホーフェンの家族」がよかった。

ネットで見ると、これをベストに挙げてる人がけっこういる…。
私としては、ファン・ボホーフェンがかなりの美男
(に本人が描いただけかもしれないけど)なのと、
彼は確か24歳くらいで亡くなっており、
ということは20歳そこそこで、こんな作品を残したのか、
という事実に、ちょっと衝撃を受けたから。

平日の昼間なので、並んで少し待てば、
作品の正面に立てるくらいの混み具合でした。
それでも、どの作品の前にも適度に人が固まっているので、
週末はもっとすごいんだろうなぁ。

とりあえず、ゆっくりじっくり鑑賞できてよかったです。
今年は、見たいものを見る時間をちゃんと作ろう。
あらためてそう思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です