先日の「王様のブランチ」のミニシアターランキングで上位だった
「おとなのけんか」と「ヤング≒アダルト」。
どうしても両方とも見たくて、まずは金曜の会社帰りに
「おとなのけんか」を見に行きました。
今年7本目の映画です。
しかし、銀座界隈の金券ショップはどうしてあんなに
映画チケットの取り扱い状況がバラバラなのか。
欲しいチケットがすぐに買えたためしがないんですけど。
今回も1軒目は取り扱いがなく、2軒目でゲット。
先日「エル・ブリ」を見たときに、映画館から一番近いので
カタいだろうと思って行ったら取り扱いがなかった店。
その後入荷したのか、「エル・ブリ」も置いてありました。
さて、肝心の映画ですが、
これがもう、すごく面白かった!
公園で遊んでいた少年たちの間に争いが起こり、
棒で叩かれて顔をケガした少年の両親のもとに、
ケガをさせた少年の両親が訪ねてくる。
当初、なごやかに進んでいた話し合いが、
いつの間に険悪なムードとなり…。
もとは舞台劇なので、4人の俳優が出てくるのみで、
シーンもほぼリビングだけで展開します。
なんといっても、始終しゃべりまくる
ジョディ・フォスターとケイト・ウィンスレットの
二大女優の怪演ぶりがすごい。
特にケイト・ウィンスレットは上映前に流れた
「タイタニック3D」の予告とのギャップが…。
少しネタバレしますが、
この映画で強烈な嘔吐っぷりを見せる彼女。
その激しさといったら、映画「猟奇的な彼女」を上回ると思う。
でも、ただキレイなだけのヒロインより、
人間味があってよいというか。
「タイタニック」の頃からは想像もつかないけど、
そこまでやっちゃう今のケイトのほうが、私は断然好きです。
舞台はニューヨークですが、
監督のロマン・ポランスキーが例の事情で
アメリカに入国できないため、撮影はパリで行われたそうです。
まぁ、室内劇なのでまったく違和感はありませんが。
ラストシーンのオチは秀逸!
子供の頃、大人はみんな子供よりも
立派な人ばかりなんだろうと思っていたけど、
自分も含め、結局、立派で完璧な大人なんて、
そうそういないわけで。
大きなスクリーンで見る必要はないので、
WOWOWでもDVDでもよいから、
機会があったらぜひ見て!
と多くの大人たちにオススメしたい映画です。