ヴァレッタでまず向かったのが聖ヨハネ大聖堂。
修復工事中のため、こちらの出入り口には
だまし絵のような覆いがかけられている。
NCはニコラ・コットナーのイニシャル。
聖ヨハネ大聖堂はマルタ騎士団が建て、
騎士団長コットナー兄弟が私財を投じ、
このような豪華な内装に改装したらしい。
だいぶ間があいてしまったけれどマルタ日記の続き。
3日めはヴァレッタ(Valleta)へ。
ホテルを11時くらいに出て、目の前のバス停から
13番のバスに乗車する。
このバスがものすごく混んでいた。
まぁ、どこに行くにもヴァレッタが起点なので、仕方がないのだけど。
バスの中は、もちろん観光客ばかりで、しかもご高齢の方が多い。
私たちはいちおう若造なので、できるだけ立つようにしたのだが、
席があくと、女性の私には「座りなさい」とご老人からお声がかかる。
ヴァレッタまで約40分かかったけど、こういう見知らぬ人との
やりとりで心が少しほっこりした。
バスターミナルに到着。
マルタの首都ヴァレッタの一番にぎやかな通りが、
このリパブリックストリート。
道沿いにはいろいろなお店やカフェが立ち並ぶ。
おもちゃ屋さんの前にいた、キュートなキリンさん。
騎士団長の宮殿の向かい側にある広場。
ここまで歩いても10分かからないくらいなので、
首都とはいえ、街自体は本当に小さい。
ゴゾ島ツアーもそろそろおしまい。
最後にふたたび高台に立ち寄って、一望をカメラにおさめる。
朝到着したフェリー乗り場まで送ってもらい、
1日ゴゾ島を案内してくれた女性ドライバーさんとここでお別れ。
15時45分のフェリーに乗船しました。
そういえば、行きはフェリー代を払っていないのだけど、
往復分の1人4.65ユーロのチケットを帰りに購入。
やっぱり海が青い。
行きと同じく約25分でマルタ島に到着。
朝、フェリー乗り場まで送ってくれた男性ドライバーさんに
ピックアップしてもらい、一路ホテルへ。
…の前に、他のホテルに寄り道。
実はドライバーさん、待ち合わせ時刻に少し遅れてきたのだけど、
何でも前に乗せたお客さんが車内にカバンを置き忘れたらしい。
確かに比較的大きなビジネスバッグが車内にある。
しかし、これを忘れるってどういうこと?と話題にしながら、
そのお客さんのいるホテルに向かう。
でも、こういうのが無事に手元に戻るところがマルタなんですよ、
とガイドさんに言われて納得。
ホントにマルタは治安がよくて、滞在中怖い目にあうこともなかった。
(まぁ、夜遅くに出歩いたりしてないからだけど。)
バッグを届けた後、滞在ホテルまで送ってもらい、
ホテルの前でドライバーさん、ガイドさんとお別れ。
私たち夫婦は、めったにツアーに参加しないけど、
今回のガイドさんは話し方や距離感がちょうどよくて
(こういうのとても大事!)快適な1日を過ごすことができました。
お安くはなかったので迷ったけど、ツアーに参加してよかった!
他の参加者がいなかったし、プライベートツアーと思えば妥当かも。
しかし、ホテルの部屋に入ったとたん、疲れがどっと出て、
そのまま18時くらいから朝まで寝てしまいました。
食事よりも睡眠優先。
結局半日くらい寝たのですが、結果的にはこれがよかった。
最初から無理しなかったので、旅の後半まで体調は万全でした。
ランチの後は、ゴゾ島の中心ヴィクトリアへ。
ツアーの行程には、チタデル大城塞とゴゾ大聖堂も
含まれていたのですが、周辺道路工事中のため行けず。
かわりにヴィクトリアを少し散策しました。
ガイドさんが案内してくださったJubilee Foodsでは
ゴゾ島のはちみつ、塩、サボテンのリキュールやジャムなどを
取りそろえているので、お土産を買うにはおすすめ。
小さなお店の棚にはいろいろなものが所せましと並んでいます。
ただし、ビン詰めが多いため、買いすぎると荷物が重くなるので注意。
こちらの通りもそうだけど、マルタにはマルタストーンと呼ばれる
ハチミツ色をした石灰岩でできている建物が多い。
だからか、街の風景がなんとなく優しい感じがします。
大満足のアズールウィンドウ をあとにして、次はランチ。
ランチ代はツアー代金に含まれているため、レストランも
メニューもすでに決まっています。
ちなみに飲み物代は別。
シュレンディ(Xlendi)にある、Saint Patrick’s Hotel の
レストランへ。
まずは前菜のゴゾ産チーズサラダ。
私はチーズがニガテなのですが、
クセのないお豆腐みたいな白いチーズと
黒コショウのきいたチーズだったのでめでたく完食。
オリーブやケッパーもアクセントになって食べやすかったかも。
メインは地中海産 白身魚のソテー&添え野菜とポテト。
せっかくウェイターさんに魚の名前を聞いたのに、
一瞬で忘れました。メモらないとダメだわ。
次はお待ちかねのアズールウィンドウへ。
永年、風と波にさらされることで自然にできたというこのアーチ。
…を見る前に、まずはボートツアーに参加。
ボートツアーは、おそらくマルタ島のブルー・グロット(青の洞門)の
ほうが有名で、ネットでも必ず紹介されているのですが、
意外とこちらは穴場かも。
いずれにしてもボートツアーはお天気が悪いと中止になるので、
どこであれ、乗れるときに乗っておいたほうがよいと思われます。
このボートツアー代は、1日ツアーの料金には含まれていないので
参加する場合は、その場で支払います。
1人あたり4ユーロ。
ホントは8人くらい乗れるボートなのですが、
他にお客さんが来なかったので、お兄さんが私たち夫婦のみで
ボートを出してくれました。ボート貸切!
バスクリンみたい、という表現はヘンだとは思うんだけど、
まさにそんな感じである。
ほら、ワニがいるよ!とお兄さんに言われて見上げると、ワニ…?
アズールウィンドウを裏側(?)から眺める。
この後はぐるっと回って元のボート乗り場に戻ります。
ナイスガイなお兄さん。
ボートツアーとても楽しかったです、ありがとう!
アズールウィンドウを表側(?)から眺めるために
歩いていくと、途中にある教会。
アズールウィンドウ。
自分で撮影しておいてナンだけど、絵はがきみたい!