常連客の憂鬱

行きつけの近所のマッサージ屋に行った。
私はこの店にかなり長く、しかも定期的に通っているので、お店のスタッフの顔はほとんど分かるし、向こうも私を常連客として扱ってくれる。

今日、担当してくれたのは、初めて見る若いおにーさんだった。
他のスタッフは皆、私のひどい肩こり具合を熟知しているので、何も言わずともゴリゴリと力強く押してくれるのだが、お初の彼はどこまで強く押していいのか分からないらしく、何度も「強さはどうですか?」とたずねてくる。

そのたびに「もっと強く」とお願いするも、まだ遠慮がちなので、しまいには「もみ返しこないんで、相当強くてダイジョウブですよ」と言い添えてみた。ようやくいい感じになってきたなーと思ったところで、しばらくして時間終了。

すると、おにーさんが「すみませんでした、自分初めてだったもんで。首すごくかたいんですね」と言うではないか。

「いいのよ。アナタ初めてだったんですもの。私のコリのすごさ分かったでしょ?次からはちょうどいい強さでもんでちょうだいね」

…なんてこと、ワタクシ言いそうな人に見えたのかしら。

もちろんそんなこと言うはずもなく、実際のところは「いえいえいえいえ、こちらこそかたくてすみませーん。いやーすごーく気持ちよかったですよぉ」などと、かえって若者に気を遣ってしまう私なのだった。

ああ、こんなとこで気遣ってたら、よけいまた肩がこりそうだぜ。

予想外

先週末に髪の毛を切った。
ダンナに「髪の毛のびたよね。鬼太郎みたい」と言われたので。
まぁ、鬼太郎でもいっこうにかまわないのだが、自分でものびたな、と思ってたし。

美容院では「いつものスタイルで、でも少し軽めにしてください」とオーダー。
自分では「軽め=すいてください」のつもりだったのだが、出来上がってみたら、すいてはもらったものの、全体的に短めになっていた。

あらら…。
でも、洗うのラクだし、ま、いっか。

週明け出社したら、何人かの人に
「イメチェンですか?雰囲気変わりましたよね」
と言われてしまった。

そのたびに
「いや、そのつもりはなくて、出来上がったらこうなってて…」
と言い訳?する私。

べつに「ヘンなアタマ」と言われているわけじゃないんだから、素直に受け止めればいいんだけどね。

ざまみろ

おはようございます。
通勤電車でのヒトコマです。

毎朝同じ駅から乗車する若い女は、電車でフルメイク一連のプロセスを披露する。
とにかく立ってようが、混んでいようが、まわりなんかおかまいなしに、アイラインもマスカラもたっぷりつける。
大きなバッグからどんどん出てくるメイク道具。
乗車中ずっと大きな手鏡をのぞいている。

さらにすごいのは、途中駅で降りる人を把握していて、ターゲットの前のポジションを確保してから、メイクを始める。

今朝もしっかりターゲット前を陣取って、メイク開始。
ターゲットのおじさんは、彼女のメイク行為を見て明らかにイヤな顔をして、首までかしげているけど、そんなの一向にお構いなし。

今日の私は彼女の隣に立って、ヤツがバッグの中をゴソゴソやってるすきに、ターゲットの前のつり革を横取りしてみた。
ふふふ、途中駅でまんまと席GETに成功。
当然、そしらぬ顔で座ってやった。

仕方なく立ったまま、メイクを続行する彼女。
ざまみろ。
でも、座ってやってもらったほうが、まわりの迷惑にならないかもね…。

ちなみに、彼女は可愛くないです。
一生懸命メイクしてるわりには。

言いたかないけど…

「最近の若者は…」とか、オバハンぽいからあんまり言いたかないのだが(いや、言わずとも充分オバハンだが)、それでも思わず言っちゃいたくなるくらい、ビックリすることがたまにあるよね。

先日、同僚(♂)2人と一緒にランチに行った。
某●ローバル●イニング系のその店を、私らは時々利用している。

オーダーを取りにきたのは若い女の子。
私ともう1人はすぐにメニューが決まったものの、残る1名は悩みに悩み、結局彼は、ざる蕎麦にオプションで湯葉トッピングをオーダーした。

しばらくすると先ほどの女の子がまたやってきて、蕎麦はあるが湯葉が品切れだと言う。仕方なく同僚は親子丼をオーダーした。

途中、サラダを持ってくるも箸がなかったり、箸箱を持ってきたはいいが、中に入っているオシボリが1個足りなかったりしたのは、まぁ大目に見よう。

ビックリしたのは、メインの料理を持ってきた時だ。
オーダー変更をした同僚の前に、まず置かれたのは親子丼。これはもちろん問題無い。

そしてなんと、ざる蕎麦をも彼の前に置こうとするではないか。

同僚もさすがにこれにはビックリし、「あの~、さっき蕎麦をキャンセルして親子丼にしたと思うんですけど…」。
当然、私らとしては、彼女が自分の間違いにハッとするのではないかと思っていたら、彼女はかなりムッとした表情で蕎麦を下げた。

まるで「おめー、自分で頼んだくせにいきなりキャンセルかよ!」とでも言うかのごとく。

だけどさ、フツーに想像力を働かせたら、湯葉が無いからといって、代わりに蕎麦に親子丼をトッピングするはずなんか無いことくらい、気づかないかね。
しかも、同僚はどこから見たって、大食漢には見えないのだが。

「アハハ…、びっくりしちゃったよね…。スゴイ勘違いじゃない?」と笑いつつ、食事を終えた私たちだったが、テーブル会計を頼んだ時、またびっくりしちゃった。

なんと最初に告げられた額には、しっかり蕎麦代が含まれていた。
しかも、時間が限られているランチタイムのテーブル会計なら、個別の金額をアナウンスするのがふつうなのに、3人の合計額を告げたきり押し黙る。

仕方なく「それぞれいくらですか?」と聞いたら、1人の額を告げてまた黙る。
温厚な(?)ワタクシもちょっとイラッとして「で!他の人はいくら?」と声を荒げてしまった。

さすがにそこで気づいたらしく、蕎麦代は引いてくれた。

別に最近の若者が皆そうだと言うわけじゃないけど、言われたとおりのことしかできない(or やらない)、想像力や応用力の無い人がたまにいませんか??
特に仕事の場面では、想像力や応用力が無い人って、結局「つかえないヤツ」になっちゃう気がしますよー。

…って、私も他人のことは言えないが。アハハ。

腹筋鍛えてます

嗚呼、咳がとまりませーん。

激しく咳込むので、かなり体力消耗します。
腹筋が筋肉痛になりそう。

たまに鼻水、ときどきクシャミ、でもそのわりに、熱っぽさや頭痛がないのが、せめてもの救い。

今日は仕事が早くに終わりそうになかったので、昨日のうちに英会話はキャンセル。
英会話の日より帰りが遅いけど、昨日、おとといよりは帰りが早くて嬉しい。
とりあえず、今日のうちに家にたどり着けそう。

こんなことで喜ぶのもどうかとは思うが。

短足なワタシ

今日、マッサージに行ったら、担当のおにーさんに「左足が短いですね」と言われた。
つまり骨盤が右に傾いているということ。
マッサージの合間に、ずれを治してもらった。

だいぶ前に整体に行った時も、骨盤がずれてて足の長さが違うと言われたけど、あの時短かったのは右だったか、左だったか。

イスに座るときの姿勢とか、いつもバッグをかける方の肩とか、そうそう変わるもんでもないので、たぶん同じ方なんだろうなぁ。

最近、肩のみならず、腰も痛くてしかたないので、姿勢は気をつけないと。

会社員体質

じつは、連休後半もほとんど寝て過ごしてしまった。
3日目は「ダルいならいっそ寝てしまお。やることいっぱいあるけど明日やればいいかー」(と思うのがそもそもの間違いだが)と開き直って寝ることにした。

ただ肩こりがあまりにひどいので、夕方ようやく外出。
といっても、行き先は近所のいきつけのマッサージ店。
いつも「ツボあたってます?」としつこいくらいに聞きながら、ものすごい力でもみほぐしてくれる私のお気に入りのお兄ちゃんに当たったので密かによろこぶ。

ガシガシもみほぐしてもらって、ちょっとスッキリ。

が、急にもみほぐされたのがいけなかったのか、連休最終日も不調。
最低限の家事だけやって、この日もまたボーっと過ごす。

あまりにダルいので、興味本位で(?)熱をはかってみたら、微熱あり。
さらに夜になるにつれ、頭痛が激しくなり、夕食後にたまりかねて鎮痛剤を飲む。
しばらくしたらウソのように頭痛はひいたものの、今度は悪寒が激しくなり、ウンウンうなりながら就寝。

こうして、やりたかったことも、やらなければならなかったことも、ほとんど何もできずに終わった連休が明けて、今日は出社日。

連日あれだけしんどかったのに、何事もなかったかのように会社に行って仕事しちゃってる自分がうらめしい。

別に「会社や仕事が生きがいよ!」という性格も体質も持ち合わせてはいないと思うのだが。
というより、決まった予定がないと、とたんに心身ともにサボる体質なのかもしれないな。

そういう私には、やっぱり会社員生活があってるんだろう。
こんな私がフリーになったりしたら…。
あぁ、考えるだけでもおそろしい。

寝れる寝れるよ、どこまでも

ハッキリいって今週はしんどかった。

毎日終電!とまでは遅くなかったけど、あれこれと納期が迫るし、トラブルは起こるし、なのに毎日来客やら打ち合わせやらで時間をとられるし。
そんな状況で、チェック作業とか、文章考えたりとか、集中力のいる仕事が多かったので、まさに心身ともに消耗しきった、という感じ。

毎日帰ってごはん食べるともう眠くて、ほとんど何してたか記憶がない。
食欲もあまりなかったのだが、モノを食べている時くらいしか無心になれないので、そんなひととき欲しさに無理やり食べた。
おかげで胃腸の調子もイマイチ。

何回か、ちょっとイヤな思いもしたし。
感情を出しちゃいけない、と思ってガマンするのって、意外と神経すりへらしているのかも。
いつの間にか、ガマンすることがクセになってる私は、すでに自分の限界値がよくわからない。

そういったモヤモヤを解消する友達とのおしゃべりや、ショッピング、自分ひとりでゆっくりする時間が、なかなか確保できない現状は、なんだかいやなスパイラルにはまっている気がする。

今日は案の定、目覚めてもフトンから出ることができなかった。
ま、いいか、とそのまま寝てみたら、いくらでも寝れる。
散々寝て、さすがに起きるか、と起きてみたら夕方だった。

あー、平日できなかったことがたまっていて、やること盛りだくさんなのに。
と、今度は自己嫌悪。

早くスパイラルから抜けなくちゃ

あしたのワタシ

今朝は寝坊して、いつもの電車に乗り遅れた。

車内で目の前に座っていたスーツ姿の女の子。
どう見ても新社会人なのだが、どう見ても化粧が濃い。
髪の毛も茶色というより金髪に近い。
案の定、バッグから「4月7日 入社式」と書かれた地図らしきものがのぞいている。
こんなにケバくて、新人としてやっていけるんだろうか?とおせっかいながら心配してみたり。

そうこうしているうちに乗り換え駅に到着。
ボーッとしながら改札を通過したら、うっかり2枚ある定期券のうち、間違ったほうをタッチしていた。
ありゃ、と思ったが、運良く私が通過してから改札が閉まった。
とっさにそのまま立ち去ってしまった私。
後ろにいた方たちごめんなさい。
帰りは、窓口行かないと改札通れないだろうなぁ。

そんなにしてまで乗り換えしようとしたものの、次の路線はダイヤが乱れており、なかなか発車しない。
遅刻するかも、と思い会社にメール。

その後、いつもどおり熟睡。
ふと気づいたら、目の前に同じ会社の人が座っていた。
むこうは私に気づいていない様子。

転職してだいぶ経つけど、今まで通勤時に、車内で会社の人に会ったことがなかったので、同じ路線の人はいないもんだと思い込んでたのに。
これからは、うっかり爆睡できないなぁ。

今日は(も?)早く帰ろうと思ったのに、仕事がまるで終わらない。
もはや集中力も限界、月曜から無理しちゃいかんな、と途中で投げ出して帰ることにした。

明日もやること山積みだ。
明日の私、頑張れ!
今はアナタに期待するしかないのです。

とりあえず、家帰ってご飯食べて寝よう…。

春なのだ

昨日の朝、通勤途中に某ビルを抜けたら、某坂の上の桜が満開だった。
あまりの見事な開花ぶりに、思わず口をあけたまま、天を仰いでしまった。

いやはや、気づけば季節はすっかり春。
時間の経過の早さと、じつは桜があることすら気づかずに、毎日そこを通り過ぎていた自分のぼんやりぶりとに愕然とした。

今日も展示搬入のために出かけたら、あちこちで桜が咲いていた。
皆すでに春のよそおい。
春物も買わないとな…。
その前にいらない衣類を整理しなきゃ。

展示が終わったら、やりたい…なぁ…。(自信ナシ)