スロベニア3日め-シュコフヤ・ロカ

8月4日も、晴天で最高気温は38度。
日本よりは湿気が少ないとはいえ、これだけ気温が高いと、
とにかく暑いし、汗は滝のように流れます。

でも、どんなに暑くても、もうひとつくらいリュブリャナ以外の
街を訪ねておきたいので、カムニク、クラニュと迷った挙句に
この日はシュコフヤ・ロカへ行くことに。

まずは、腹ごしらえ。
昨日とほぼ同じメニューです。
プラムがとても美味しかった。
ただ、この日だけなぜかポットサービスのコーヒーがぬるかった…。


9時40分頃にホテルを出発。
昨日と同じくバスターミナルでシュコフヤ・ロカまでの片道チケットを
購入し(3.1ユーロ)、28番から10時20分発のバスに乗車。
何かと不安なので、この日も運転手さんの真後ろの席に座る。
40分ほどでシュコフヤ・ロカのバスターミナルに到着。
昨日のブレッドよりは、大きなターミナルでした。

帰りのバスの時刻を確認して、周辺の地図を見て、
ターミナル裏にある橋を渡る。


橋を渡る途中、右側にこの風景。
向こうに見えるのがヨーロッパ最古級の橋といわれるカプチン橋。
とにかくどっちを見ても絵になるので、暑いのをガマンしつつ、
何度もシャッターを切る。


橋を渡って、まずはボビンレースのお店
チプケ・モイツァ(Čipke Mojca)」へ。


看板にはいちおう日本語の表記も。


店内には美しいボビンレースの数々。



こちらのエンジェルをお土産に買いました。


シュコフヤ・ロカの街並みは、リュブリャナより若干生活感があって、
にぎやかさには欠けるけれど、でもこの雰囲気好きだなぁ。



インフォメーションセンターで名物のハニーブレッドを
買ってから、シュコフヤ・ロカ城へ。
昨日のブレッド城ほどは、きつくない道を登ったのですが、
とにかく暑くて、流れ落ちる汗がものすごい。

敷地内にはラベンダーが咲いていて、
ハチが飛び交っていました。
ただし、このあたり暑くて暑くて、あまり記憶なし。


こちらがいちおう「城」の建物。
中には入らず、日陰のベンチでしばらくボーっとする。


建物の向かいに側にある公園。
わりと広くて、オブジェ風のものや、何かを再現したような
建物などもあるのですが、とにかく暑いからか人がまったくいない。
公園貸し切り状態。


下に降りて、城を見上げるとこんな感じ。


少し歩いて、プシュタルの近くまで足をのばす。
川の水が澄んでいてとてもきれいでした。


聖ヤコブ教会を見学。






教会裏にあった小さなハンドメイドのお店。


こちらの手作りフェルトに包まれた石鹸を買いました。



まだバスまで時間があったので、14時すぎに遅めのランチを
カチュシャ(Gostilna Kašča)」で。




お店のお姉さんにすすめられたビーフの煮込み(15ユーロ)と
アイスティー(2.2ユーロ)。


付け合わせの黄色いかたまりはポレンタ。
ハンガリーとかでもこういうの食べたなぁという感じの
煮込み料理でしたが、こういう素朴な味は好みなので、
しっかり完食しました。


バスターミナルでチケットを買ったら、今日は行きと同じく
帰りも3.1ユーロでした。(行きも帰りも始発だから??)

15時10分のバスに乗り、15時45分くらいには
リュブリャナのバスターミナルに到着。
今日もあまりに汗だくなので、いったんホテルに戻りました。

スロベニア2日め-晩ごはん

ホテルに戻って、シャワーを浴びてダラダラしてから
19時すぎにホテルを出発。
19時とはいえ、日没が遅い時間なので、まだまだ外は暑い。

お店を見たり、三本橋を見たりして歩きながら、
晩ごはんのお店を物色。

まずは「シュパイザ(Spajza)」へ。
今夜は予約がすでにいっぱいとのことなので、
明日の20時で予約をしてお店を後にした。

次に向かったのは「ユリヤ(Julia)」。
ここもあっさり断られて、次に「アス(As)」へ向かう。


店内なら入れるとのことで(暑いので、むしろそっちが希望)、
こちらで晩ごはんをいただきました。
カテゴリー的には地中海料理の店で、「地球の歩き方」によると
クリントン元大統領など、世界のVIPも訪れるとか。


メニューの「Limone」はきっとレモンジュースに違いない、と思い、
オーダーしたところ、お店のお兄さんが
「それはレモンだけだよ。レモネードが飲みたいの?」
とやさしく対応してくれました。
で、やってきたのがこちらのレモネード4.5ユーロ。


シーフードパスタが14.9ユーロ。
とても美味しかったけど、最後は量の多さと油とで
ちょっと辛くなった。


食後にコーヒーを頼んだら、
「エスプレッソ?ロング?」と聞いてくれて、
これまた気配りがステキでした。
いちおうロングを頼んだけど、かなりエスプレッソな感じ。


床にゴキブリ?と思ったら、模様でした…。

スロベニア2日め-ブレッド湖

8月3日は、晴天で最高気温36度。
でも、どんなに暑くても、まずは、スロベニアでどうしても行きたいと
思っていたブレッド湖に行かなくては。

ということで、腹ごしらえ。
エクスペディアかトリップアドバイザーのレビューにもありましたが、
このホテルの朝食はとても充実していて、滞在中は
毎朝幸せな気分に浸れました。

オレンジジュース、パン、ズッキーニ、ナス、トマト、ピーマンの
グリル、ハム、スクランブルエッグ、キノコのソテー。
この組み合わせが気に入って、毎朝同じものを食べました。


10時少し前にホテルを出発。
ちなみに部屋を出たとたん、カードキーを部屋の中に
忘れたことに気づき、若干パニックに。
フロントに行くべきか迷った挙句、他の部屋を掃除中だった
お姉さんにお願いして、鍵を開けてもらいました。
お姉さんいわく「気にしないで、よくあることよ」とのことでしたが、
私は初めてです…。

歩いて10分ほどでリュブリャナのバスターミナルに到着。
行き方は、ホテルのフロントで確認してあったので
迷うことなくたどり着けました。


窓口でブレッドまでの片道切符を買い、7番から10時発のバスに乗車。
バスチケットは7.8ユーロ。
なぜか始発だと指定席料金(1.5ユーロ)が含まれるらしいです。
(ちなみに座席指定はなく自由席)

道がとても混んでいたため、1時間半ほどかかってブレッドに到着。
不安だったので運転手さんの後ろの席に座って、降りるバス停を
伺っていましたが、運転手さんは2つほど手前のバス停あたりから
「ブレッド湖に行くには、ここではなくもう少し先です」などと
アナウンスしてくれたので、間違えずにすみました。

が、かなり小さなバス停。
ブレッド湖といえば、有名な観光地なので、もっと大きな
バスターミナルを想像していたのですが、
各種アクティビティの予約オフィスの前にベンチがあるだけ。


帰りのバスの時刻をチェックする。


周辺地図もあわせてチェック。
…のはずが、とたんにどっちに行けば湖があるのかわからなくなり、
iPhoneの位置情報をONにして、地図にかぶりつきで歩く。


少し歩いたら、ブレッド湖が!
島と教会も見える。




とにかくブレッド城まで登らねばと、近くに見えた
「grad(城)へ」と書いてある登り口から登り始める。
お城までの道はいくつかあるらしいのですが、
どうやら選択をあやまったらしく、かなりの山道風。


ものすごい汗を流しながら、ようやくお城に到着。
あまりに疲れたため、入口前で少し休んでから
10ユーロ払って中へ。

あぁ、やっぱり来てよかった!
この絶景、何度でもシャッターを押したくなる。
(けど、暑い)


島に見えるは聖母被昇天教会。
今回私は行かなかったけど、島まではボートで渡れます。


博物館、礼拝堂などが見物可。
レストランもあります。


湖の反対側には美しい山並みが。


博物館の中では、見学する気力があまりなく、
むしろベンチに座って休憩していました。


こちらは礼拝堂。




ブレッド城内には、こちらの印刷所があり、
活版印刷の実演などをやっています。
好みのメッセージなども印刷してもらえるようですが、
私は写真だけ撮らせてもらいました。







城を後にして、今度は道を下ります。


帰りは運よく階段状の道を下りることができました。


湖畔にある聖マルティヌス教会。


湖のまわりを散策。


さっき登った城があそこに見える。


パークホテルのカフェで、ブレッド湖の名物である
「ブレイスカ・クレムナ・レジーナ」 を。
クレームシュニテとも言われる、クリームの入ったパイですが、
これクロアチアのサモボルの名物でもあったような。

ドリンクはオリジナルアイスティー。
ジンジャーティーでなかなか刺激的な味でした。
ケーキは3.9ユーロ、アイスティーが3.2ユーロ。




カフェのロゴがクリームケーキ。


15時半のバスに乗るはずが、なかなかバスはやって来なくて、
結局出発したのは16時近く。
バス内で買ったチケットは、行きより安い6.3ユーロでした。

17時すぎにリュブリャナのバスターミナルに到着。
あまりに汗だくなので、いったんホテルに戻りました。

写真は、滞在中、一度も利用しなかったリュブリャナ駅。
バスターミナル近くにあります。

スロベニア1日め-出発

8月2日~7日まで、スロベニアを旅行してきました。
これで訪問国は32ヶ国になりました。

スロベニアは中央ヨーロッパにある、広さは四国ほどの小さな国。
ネットで検索すると、「一生かけても行かない確率98%」などという
記載も目にするマイナーな国ですが、だからこそ一度は行ってみたくて、
数年前から「行きたい国リスト」に書き留めていました。

今年の夏休みは急に決まったため、海外を旅行するにしても
同行者の確保が難しく、ならばと、治安もよく女性の一人旅でも
安心と言われるスロベニアを迷わず選びました。

いつもどおり、エクスペディアで航空券とホテルをおさえたのが
出発の20日前くらい。
日本からスロベニアへの直行便はないので、ヨーロッパの都市で
乗り換える必要があります。
航空券を購入する際にいくつか候補はあったのですが、
移動時間の効率が一番よいルフトハンザ便に決めました。

今回は初の海外一人旅で、初の羽田出発便。
前日に一気に荷造りをして、2日の朝に家を出発、
最寄り駅前からバスに乗って、無事に羽田に到着。


まずはレンタル予約してあったWi-Fi端末を受取り、
いったんスーツケースを開けて荷物整理。
オンラインチェックインを済ませてあったので、
スーツケースを預けて、ユーロ両替、出国審査も済んで、
あとは搭乗するだけ!だったのに、ここで遅延のアナウンス。

結局、LH715便ミュンヘン行きは、1時間半ほど遅れて、
14時すぎに出発しました。


今回の座席はプレミアムエコノミー。
あえて選んだというより、これしか選択肢がなかっただけですが、
もちろんエコノミーより席間が広くてラク!


ウェルカムドリンクのオレンジジュースもグラスでサービス。
ちなみに前のボックスに入っているペットボトルの水もサービス。


デスクは横から引き出すタイプです。


最初のごはん。
気分的にはすでに夕食だけど、メニュー上は昼食。
食器はプラスチック製ではなく、ちゃんと陶器です。
メインディッシュは鶏肉のピカタ、トマトのコンカッセ・ソース。


こちらは気分的には朝食な夕食。
メインはクリーミーアルフレッドソースのペンネ。


映画は、「美女と野獣」と「Ballerina」の2本を鑑賞。
「美女と野獣」は、あまりに没頭しすぎて思わず涙。
映画館で映画見ても絶対泣かないのに。

「Ballerina」は、日本語吹き替え版がなかったので、
頑張って英語版を見ました。
帰国後に調べたら、「フェリシーと夢のトウシューズ」という
邦題で日本でも8月に公開されたフランスのアニメ映画でした。
なんと英語版はエル・ファニング、カーリー・レイ・ジェプセンらが
出演していたことを後から知りましたが、ヒアリングに必死で、
声の主にはまったく気づかなかった…。

当然ながら予定よりも1時間半遅れでミュンヘンに到着。
ただ、もとから乗り継ぎ時間は2時間45分の予定だったので
さほどあわてなくても、次の飛行機の搭乗には間に合いました。

せっかくドイツに来たのだから、ということで、空港内にて
小さいくせに超高いシュタイフベアをいきなり衝動買い。

そしてこちらのLH6908便でスロベニアへ向かいます。
機内で自分の席に向かったら、すでに男性が座っており、
しかも私がうろたえてもまったく動じないため、
これはダブルブッキングか!と呆然としていたら、
なんのことはない、単に先方の勘違いでした。


飛行時間は約50分の予定のはずが、
離陸が少し遅れたのと、リュブリャナの空港でちっとも
着陸できなくて遅れたので、合計で約1時間超の遅延。

本来ならば、現地時刻21時15分着予定だったので、
出発前に予約したシャトルサービスの出発時刻22時半は余裕!
と思っていたら、空港でスーツケースをピックアップできたのが、
すでに22時半すぎ。
しかもWi-Fiをつないで、メールを確認したら、ピックアップが
22時に変更になったとの最終連絡が。

あー、クレジットカードで払った9ユーロがムダになったし、
そもそも次のシャトルに乗れるのかしら?と不安いっぱいで
集合場所に走り、係の男性に状況を言いかけたら、
私の名前も予約番号も聞かずに「待ってたよ!すぐに乗りなさい」と。

バンの車内は1席をのぞいてほぼ満席。
え、皆、私を待っててくれたの?私のせいじゃないとは言え
なんだか申し訳ないなぁ…と思ったのはたぶん私くらいで、
皆、さして気にしていない感じでした。

30分ほどでホテル「Grand Union」に到着。
このホテル、旧館と新館とでフロントも入口も違うのですが、
最初に私が向かったのは新館である「Business」のフロント。

「あなたの予約は、こちらではなくお隣ですよ」と教えられ、
連絡通路を通って「Executive」のフロントへ移動。
無事にチェックインして2階の251へ。

充分な広さにうっとしりしつつ、そういやエクスペディアに
「シティビューのお部屋です」って書いてあったなぁと
カーテンを開けて窓からのぞいたら、見えるのは向かいの建物だけ。
まぁ、いちおうシティビューだけど…。

ともあれ、一人で無事にホテルまでたどり着けたことに安堵して
このあとはぐっすり眠れました。