3日めの朝ごはん

2日めは晩ごはん抜きで寝てしまったので、
翌朝のごはんはがっつりと。

パン祭り状態。
でもどれも美味しい。


嫌いな人は嫌いだと思うけど、
私はなぜかこの甘いビーンズが好きで、
さらに真っ黒なマッシュルームソテーも大好きなので、
この日の朝食は、私にとってベストな組み合わせ。


奥にあるシュウマイみたいな形をしたパイは、マルタの代表的な
おやつ、Pastizzi (パスティッツィ)のミニサイズ。
Pastizzi には、リコッタチーズ入りと豆のペースト入りが
あるようですが、この日は豆入りでした。

ゴゾ島からマルタ島へ

ゴゾ島ツアーもそろそろおしまい。
最後にふたたび高台に立ち寄って、一望をカメラにおさめる。



海はもちろんきれいだけど、段々畑のような斜面も美しい。


またしても、そこらじゅうに生い茂るサボテン。
実も立派。



朝到着したフェリー乗り場まで送ってもらい、
1日ゴゾ島を案内してくれた女性ドライバーさんとここでお別れ。

15時45分のフェリーに乗船しました。
そういえば、行きはフェリー代を払っていないのだけど、
往復分の1人4.65ユーロのチケットを帰りに購入。

やっぱり海が青い。




行きと同じく約25分でマルタ島に到着。
朝、フェリー乗り場まで送ってくれた男性ドライバーさんに
ピックアップしてもらい、一路ホテルへ。

…の前に、他のホテルに寄り道。
実はドライバーさん、待ち合わせ時刻に少し遅れてきたのだけど、
何でも前に乗せたお客さんが車内にカバンを置き忘れたらしい。
確かに比較的大きなビジネスバッグが車内にある。
しかし、これを忘れるってどういうこと?と話題にしながら、
そのお客さんのいるホテルに向かう。

でも、こういうのが無事に手元に戻るところがマルタなんですよ、
とガイドさんに言われて納得。
ホントにマルタは治安がよくて、滞在中怖い目にあうこともなかった。
(まぁ、夜遅くに出歩いたりしてないからだけど。)

バッグを届けた後、滞在ホテルまで送ってもらい、
ホテルの前でドライバーさん、ガイドさんとお別れ。

私たち夫婦は、めったにツアーに参加しないけど、
今回のガイドさんは話し方や距離感がちょうどよくて
(こういうのとても大事!)快適な1日を過ごすことができました。
お安くはなかったので迷ったけど、ツアーに参加してよかった!
他の参加者がいなかったし、プライベートツアーと思えば妥当かも。

しかし、ホテルの部屋に入ったとたん、疲れがどっと出て、
そのまま18時くらいから朝まで寝てしまいました。
食事よりも睡眠優先。

結局半日くらい寝たのですが、結果的にはこれがよかった。
最初から無理しなかったので、旅の後半まで体調は万全でした。

ヴィクトリア散策

ランチの後は、ゴゾ島の中心ヴィクトリアへ。
ツアーの行程には、チタデル大城塞とゴゾ大聖堂も
含まれていたのですが、周辺道路工事中のため行けず。

かわりにヴィクトリアを少し散策しました。
ガイドさんが案内してくださったJubilee Foodsでは
ゴゾ島のはちみつ、塩、サボテンのリキュールやジャムなどを
取りそろえているので、お土産を買うにはおすすめ。
小さなお店の棚にはいろいろなものが所せましと並んでいます。
ただし、ビン詰めが多いため、買いすぎると荷物が重くなるので注意。


お土産屋さんが立ち並ぶ通り。


ゴゾはレースも有名です。


通りの先にレースを編むおばあさんが。



こちらの通りもそうだけど、マルタにはマルタストーンと呼ばれる
ハチミツ色をした石灰岩でできている建物が多い。
だからか、街の風景がなんとなく優しい感じがします。


果物も野菜も美味しそう。


こちらがサボテンの実とサボテンジャム。

2日めの昼ごはん(Saint Patrick’s Hotel Restaurant)

大満足のアズールウィンドウ をあとにして、次はランチ。
ランチ代はツアー代金に含まれているため、レストランも
メニューもすでに決まっています。
ちなみに飲み物代は別。

シュレンディ(Xlendi)にある、Saint Patrick’s Hotel の
レストランへ。


まずは前菜のゴゾ産チーズサラダ。
私はチーズがニガテなのですが、
クセのないお豆腐みたいな白いチーズと
黒コショウのきいたチーズだったのでめでたく完食。
オリーブやケッパーもアクセントになって食べやすかったかも。


メインは地中海産 白身魚のソテー&添え野菜とポテト。
せっかくウェイターさんに魚の名前を聞いたのに、
一瞬で忘れました。メモらないとダメだわ。


デザートのアイスケーキ。


テラス席にしたので、目の前は海。


アズールウィンドウ

次はお待ちかねのアズールウィンドウへ。
永年、風と波にさらされることで自然にできたというこのアーチ。

…を見る前に、まずはボートツアーに参加。
ボートツアーは、おそらくマルタ島のブルー・グロット(青の洞門)の
ほうが有名で、ネットでも必ず紹介されているのですが、
意外とこちらは穴場かも。

いずれにしてもボートツアーはお天気が悪いと中止になるので、
どこであれ、乗れるときに乗っておいたほうがよいと思われます。
このボートツアー代は、1日ツアーの料金には含まれていないので
参加する場合は、その場で支払います。
1人あたり4ユーロ。

ホントは8人くらい乗れるボートなのですが、
他にお客さんが来なかったので、お兄さんが私たち夫婦のみで
ボートを出してくれました。ボート貸切!


おおっ!水が透明だ。


ボートで岩の間を抜けていくと…。



青い空と青い海!


岩壁にはサンゴ。



バスクリンみたい、という表現はヘンだとは思うんだけど、
まさにそんな感じである。


ほら、ワニがいるよ!とお兄さんに言われて見上げると、ワニ…?


アズールウィンドウを裏側(?)から眺める。
この後はぐるっと回って元のボート乗り場に戻ります。


ナイスガイなお兄さん。
ボートツアーとても楽しかったです、ありがとう!


アズールウィンドウを表側(?)から眺めるために
歩いていくと、途中にある教会。


アズールウィンドウ。
自分で撮影しておいてナンだけど、絵はがきみたい!


ふと手前の崖下を見ると、池のような水のたまった場所が。


ウエットスーツを着た人がいた。


ちなみにアズールウィンドウ周辺は、ゴツゴツした岩場なので
歩きやすい靴がおすすめです。

タピーヌ教会

次は奇跡の教会と呼ばれるタピーヌ教会へ。
そもそもマルタには数多くの教会があり、その数はおよそ365。
毎日1つずつ回っても1年かかるという。すごい。









ソルトパン(塩田)

次は、現在も使われているというソルトパン(塩田)へ。
「ゴゾソルト」はお土産としても有名です。

私たちは高台から塩田を眺めました。




こうやって効率よく回れるのがツアーのよいところ。

カリプソの洞窟

次はカリプソの洞窟へ。
といっても洞窟の入り口のみ。
以前は洞窟の中へ入ることができたらしいですが、
落石事故があってから、閉鎖されたそうです。


こちらはゴゾで一番美しいといわれるラムラ湾。
砂浜はラムラハムラ(赤い砂)と呼ばれるビーチ。
でもあんまり赤く見えないなぁ。


海が青い!


振り向いた反対側の広大な緑も美しい。


ふと見たら、足元に珍客。

ジュガンティヤ神殿

ゴゾ島ツアーは、まず最初にジュガンティヤ神殿へ。
紀元前3600年頃に建造された世界最古の石造建築物らしい。





広々とした敷地に2つの神殿があります。
神殿は基本的に石を積み上げただけの建物。
補強のために、足場のような囲いに覆われている箇所もあり、
ちょっと工事現場みたいでした。
石の間に草が青々と生えているのもちょっと印象的。



ゴゾ島のあちこちで見かけたサボテンの実。

ゴゾ島へ

マルタ、ゴゾ、コミノという3つの島からなるマルタ。

マルタに行ったら、ぜったいゴゾ島に行くべき。
本やインターネットには、たいていそのように書かれているので、
2日めは、出発前に申し込んでおいた、日本語ガイドさんによる
ゴゾ島への1日ツアーに参加しました。

ゴゾ島は、もちろん個人でも行くことはできるし、
現地の英語ガイドつきツアーもあるのですが、
あらかじめ予定を決めておかないと、たぶん寝坊したりするし、
予備知識の足りないマルタについて、まずはいろいろな話を
日本語で聞けるとよいなぁと思ったので。
あと島内を効率よく回るには、やはり車が便利です。

お値段はかなりお高いのですが、ホテルに続き、
こちらもちょっと奮発してマルタ島ナビのツアーを申し込みました。

この日の天気予報は、出発前からずっと雨。
でも当日の朝、空を見ても降る気配はなさそう。
11月のマルタは雨季ですが、滞在中の最高気温は24~25度、
雨の予報は何回かありましたが、結局一度も雨には降られず。
降ったとしても島のどこかで、通り雨くらいで終わってしまうらしい。

案の定、寝坊したので、猛ダッシュで朝食を済ませて
朝8時45分にホテルのロビーでガイドさんと待ち合わせ。
やってきたのは日本人女性のガイドさんでした。
15年前に旅行でマルタを訪れて、いたく気に入り、
そのままこちらでお仕事をすることになって、
さらに現地の方とご結婚もされたそうです。

本日の参加者は私たち夫婦だけなので、
現地ドライバーさん(男性)の運転で、一路フェリー乗り場へ。

国家資格のある日本人ガイドさんは、現在6名とのことですが、
さすがプロ、フェリー乗り場に向かう間もマルタの歴史や
特徴などについて、よどみなくお話してくださいました。

フェリー乗り場に到着、ドライバーさんとはいったんお別れ。
フェリーを待つ人たち(アジア人はほとんどいなくて、
ヨーロッパの人が多い感じ)であふれ返る待合室。

そして、9時45分にフェリー出発。
ちょっと雲が多いけど、青い空と青い海。



25分ほどでゴゾ島に到着。


今度は女性のドライバーさんの車に乗り換え、
彼女の運転で島内の観光名所を回ります。