2日めの朝ごはん

滞在中、朝食はホテルのカフェでとりました。
ビュッフェ式ですが、小さなホテルなので、
お料理の種類はそれほど多くは無いかも。

でも選択肢が多いとつい食べ過ぎてしまうので、
これくらいがちょうどよかったかと。
オムレツがいい!ゆで卵が食べたい!という場合は
お願いすれば作ってくれるようです。


パンはどの種類もとても美味しかった。
焼き菓子を食べても美味しかったので、粉物にハズレ無し。

あとオレンジジュース(フレッシュ)とコーヒー(illy)が
これまた美味しくて、毎朝オーダーしてしまいました。

1日めの晩ごはん(IMPASTA)

ホテルにチェックインしたのが16時前くらい。
広い部屋とシービューに興奮して、写真撮りまくりの私を
尻目にダンナはさっそくベッドでゴロゴロ。

そんなダンナが「晩ごはんはボロネーゼが食べたい!」と
言うので、さっそくTripAdvisorでセントジュリアンの
レストラン情報
を調べる。

ホテルから近い場所にある「IMPASTA」の評判が
よろしかったので、ここに決定!


このお店は、自家製麺を使用していて、パスタの種類とソース、
サイズ(140グラム or 200グラム)が選べます。


ダンナはタリアテッレとおぼしき麺200グラムにボロネーゼ。
私はオーナーらしき男性におすすめを聞いたら、
全粒粉とおぼしき茶色いショートパスタにアラビアータがいいよ!
とのことなのでこちらを140グラムで。


かなり量は多いのですが、麺の茹で具合がちゃんと
アルデンテなので、美味しい!
それもそのはず、カウンターの内側で黙々と調理する女性が、
時間を計りつつも、毎回鍋からパスタをつまんで、
茹で具合をチェックしているのでした。


マルタの炭酸飲料Kinnie(キニー) 」も頼みました。
コーラよりは炭酸がきつくなく、でも苦味が特徴的。
この苦味、オレンジなどの果物の皮とハーブを使用しているらしいです。
チェリーコークやドクターペッパーが好きなダンナは
キニーをいたく気に入り、滞在中はかなり飲んでいました。

ボロネーゼが9.7ユーロ、アラビアータが7.8ユーロ、
ドリンクとあわせて合計21.7ユーロだったので、
そんなに高くないかと。

あれだけ飛行機の中でたくさん食べたのに、しっかり完食。
デザートもおすすめらしいのですが、さすがに入らなかった。

ホテル ジュリアーニ

今回の旅の宿泊先は、セントジュリアンのホテル ジュリアーニ
スピノーラ湾に面した、セント・ジョージ通り沿いの小さなホテルです。
決め手は、TripAdvisorの口コミランキングで上位だったから。


Expediaを通して、シービューのジュニアスイートを予約しました。
最初、スタンダードを予約したのですが、せっかく目の前が海なら
シービューのほうがいいか、とちょっと奮発して予約変更。

ちなみにマルタには鉄道がありません。
国内の移動はタクシーかバス。
もちろんレンタカーという手もありますが、使いやすいのはバス。
とにかくたくさんのバス路線が島内を網羅しています。

出発前に、空港からホテルまでは空港路線のX2というバスに
乗ればいいらしい、ということは調べてあったのですが、
念のため、空港内のバスインフォメーションへ。

カウンターのお兄ちゃんにいくつか質問。
ホテル ジュリアーニに行くにはどのバスか?→ X2
バスチケットはどこで買うのか?→ 運転手から
とのことでした。

バスマップももらったのですが、ホテルの目の前にあるはずの
「Spinola」というバス停が路線図に見当たらない。
あとから知ったのですが、このマップは全路線を網羅しているものの
バス停は主要なものしか、記載されていないのでした。

ホテルなど、他の場所でもバスマップをもらってみましたが、
どこでも同じものを渡されました。
他の観光客も、皆これを持っていたので、細かい路線図は
存在しないのではないかと思います。

もちろん、最初はそんなこと知る由もないので、
若干不安になりながらも、X2のバスに乗車。
運賃は1人1.5ユーロ、2時間以内なら乗り換えもOKです。

1時間近く乗った頃、次は「St Julian’s」との車内表示が。
でもバスがとまったのは、まったく海が見えない場所。
運転手さんに「ホテル ジュリアーニに行きたいんだけど」
とたずねたものの、「どこにあるかわからないけど、
ここはセントジュリアンだよ」との答え。

もしかして、このまま島を北上したら、セントジュリアンからも
ホテルからもどんどん離れちゃうかも!と不安にかられて
とりあえず下車したのですが、そもそもガイドブックも
持ってこなかったので、現在地も方向もわからない。

「海はあっちじゃない?」というダンナのあてずっぽうに付き合い、
かなーり遠回りした後に何とかホテルにたどり着きましたが、
スーツケースを引きながらの坂道移動はしんどかった。

結論としては、そのままバスに乗っていればよかったらしく、
「Spinola」は、「St Julian’s」の先にあるバス停でした。
路線によっては循環バスになっているので、
乗る路線さえ間違えなければ、あれこれ心配しなくても
ちゃんと目的地に着くようになっている気がします。

ということで、ちゃんと「Spinola」のバス停の目の前に
ホテル ジュリアーニはありました。
もちろんバス停の前はスピノーラ湾。


ホテル ジュリアーニは40室ちょっとのホテルなので、
フロントもこじんまりとしています。
チェックインのとき、Welcomeドリンクとして、マルタでは
メジャーな炭酸飲料「Kinnie(キニー) 」が出ます。

ちなみにフロントのお姉さんが「部屋のアップグレードを…」
と言いかけたので、もうこれ以上アップグレードしなくてええわ!
と思わず「No!」と言ったのですが、そうじゃなくて
無料で部屋のアップグレードをしてくれたらしい…。

案内された201号室に入ってみたら、ものすごく広い
デザイナーズスイートでした。もちろんシービュー。
TripAdvisorで書いている人がいたけど、どうやらここは
リノベーションであとからできた部屋らしいです。

確かに、ホテルの2階でエレベータでおりると
11月中にオープン予定らしいジムがあるだけ。
客室はどこ?ととまどいますが、右手にあるドアを開けると
その奥に客室があります。


上の写真中央の建物がホテル ジュリアーニですが、
3番めのフロアの左側のブルーの扉つき窓の部屋が201です。

人によっては低層すぎて眺めが…ということもあるかもですが、
でも私には充分すぎるシービュー。


部屋も充分すぎる広さ。
テレビはリビングに1台、ベッドのそばに1台で合計2台。



バスルームも広い。
おしゃれすぎるシャワーは、最初使い方が分からなかった。
しかし、なんでシャワーブースの四方をちゃんと囲わないのかな。
入り口は扉もなく開いたままなので、かなり床を水浸しにしました。


シャワーの反対側にジェットバス。


正面に洗面台。


バス通り沿いだし、夜中まで人の往来はあるので、
人によっては喧騒が気になるかもしれませんが、
私たちはそんなの気にせずに寝られるたちなので、
まったく問題ありませんでした。

毎朝朝食を食べたカフェ「Juliani Cafe」もそこそこ評判がよい。


あと一度も行かなかったけど、「ZEST」というレストランも
よく紹介されていて、日本料理が食べられるらしい。


マルタでどこに泊まるか?は結構悩ましいのですが、
あらゆるバスの発着点になっているヴァレッタが便利な気はします。

でも適当に決めたこのホテルは、結果的にはよかったです。
セントジュリアンはとにかく海が近いし、レストランやバーもあります。
私たちは行かなかったけど、クラブなどもあってわりと深夜まで
楽しめるようです。

ドバイ国際空港

12時間のフライト後、ドバイ空港での乗り継ぎ時間は2時間50分。
時間は充分あるので、空港内をうろうろ。



とはいえ、さほど欲しいものもないので、
ほとんと座ってボーっとしていました。
私たちのような乗り継ぎ待ちが多く、あちこちに横たわる人々が。
ちなみに空港内のWi-Fiは、1時間まで無料で使用できます。

あとトイレにシャワーがあってびっくり!
用途はいわばウォシュレットなのですが、ドバイのトイレは
これがふつうらしいです。

また、空港内にイスラム経の礼拝所があるのも、
他の空港にはあまりない特徴かも。


次に乗る107便は現地時刻の朝7時50分発。
これまた最後方の2人席。
相変わらず手荷物を入れるスペースがあまりない…。


食べてばかりな気がするけど、また機内食。


ところでこの107便は、ドバイを発ったあと、
まっすぐにマルタに行くわけではありません。
4時間半ほどのフライト後、キプロス共和国のラルナカ国際空港に
いったん着陸するのです。

一部乗客はここで降り、清掃後、また別の客が搭乗するという流れ。
この間約1時間半ですが、ドバイからマルタに向かう乗客は
そのまま機内待機となります。

待ち時間の機内の様子。


この後方ドアから清掃員が乗り込んできます。


清掃が済んだら、コンパートメント内のすべての荷物の
持ち主確認。その後、新たな乗客がやってきます。

キプロス-マルタは約2時間半ですが、この間にも
機内食が提供されます。ホントに食べてばかり。


ようやく眼下にマルタが見えてきました!
窓が傷だらけだったので、あまりよく撮れなかったけど、
大きな虹も出ていて、もうマルタが輝いて見えました。


現地時刻13時20分頃にマルタ国際空港に到着。
当然のことながら、チケットをチェックされることもなく、
入国審査をパスしました。


空港内のATMで念願の両替。
初めての自動両替にちょっと感動。

初エミレーツ航空

今回のマルタ旅行ではエミレーツ航空を利用しました。
エミレーツでのフライトは初めてです。

日本からマルタへの直行便はないため、必ずどこかで乗り継ぎが必要です。
エミレーツ航空か、ルフトハンザ航空かで迷いましたが、
ルフトは乗り継ぎ時間が短かったため、エミレーツを選択。
ドバイでの乗り継ぎとなります。
チケットはエミレーツのオンラインサイトから直接購入しました。

行きの319便は、10月31日(土)22時発だったので、当日荷造りを。
ダンナは赴任先から帰宅後、夕方になってからようやく荷造り開始。
19時前に自宅を出発し、バスで成田空港に向かいました。

今回、私は新たにスーツケースを購入。
オレンジがダンナ用、グリーンが私用です。
先にダンナが買い換えたスーツケースと同じシリーズの
バージョン違い&色違いを購入したのですが、
どうも自分用がオレンジな気がして、何度か取り違えました。


カウンターでチェックインしたら、オンライン予約時の
姓名の入力が逆になっていてパスポートと違う、と指摘される。
ダンナいわく、サイトが分かりにくくて、最初に入力したものを
わざわざ逆にして入力しなおしたのに!とのこと。

単なるダンナの勘違いなのか、真相はよく分からないですが、
エミレーツカウンターのお姉さまによると
エミレーツのシステムに入力ミスの旨を登録しておくが、
マルタ入国時に名前が異なるため、止められるかもしれない。
その場合、航空会社は責任をもてないけど、
それを了承の上での出発でよいか?と確認される。

そんなこと言われても、ここで帰るわけにもいかないので、了承。
だいたい入国時に、乗ってきた便のチケットとパスポートを
見くらべることなんてないだろうし。

ちなみにエミレーツのお預け荷物はお一人30キロまでOKです。
わが家のスーツケースは行きは半分カラなので、関係ないけど。

とりあえず、出発前にそばを食べる。


しかし、そばなんか食べてないで両替をすませておくべきでした。
出国審査後のエリアにある両替所は、クローズ時間が早いのを
すっかり忘れておりました。
結局、両替できないまま出発。

今回、エアチケット予約時に、ダンナができるだけ後方の二人席
ばかりを選んだのですが、この319便では最後方のトイレ真横席。

人の往来と、トイレのドアの開閉がちょっとだけ気になりましたが、
それよりも誤算だったのは、けっこうジェット音がうるさかったこと。
ノイズキャンセリング・ヘッドホンがあってよかった!

あと後方の頭上コンパートメントは機内備品入れになっていて、
乗客の荷物を入れるスペースがあまりありませんでした。
今までも後方座席に座ったことはあるけど、他の航空会社でも
こんな感じだったっけ?

また、特に行きの便はCAさんの所作が全般的にガサツでした。
なんだろう、トレイの下げ方とか、飲み物を注ぐ位置とか。
まぁ、あまりそういうのに目くじら立てるつもりもないので、
最後のほうは、むしろ楽しんじゃっていましたが。

見たくないのに見えちゃったのは、余ったコーヒーやミルクを
トイレにドボドボ流して廃棄すること。
あと着陸前に回収したブランケットを入れた大きなビニール袋を
トイレの個室に詰め込むこと。
うーん、トイレ横ならではの新発見。

ちなみに着陸がちょっと下手くそだったのですが、その衝撃で
奥の配膳エリアに積んであったと思われる使用済みカップが倒れて、
床にばらまかれたのもすごかった。
後ろからゴロゴロとたくさんのカップが転がってくるさまは、
まさにコントか!という感じでした。

最初の機内食。めずらしく和食です。
ちなみにエミレーツ航空の機内食はすべてハラール対応済み。
イスラム教の乗客が多いからですね。


消灯すると天井に星が浮かびあがる。ロマンチック!


映画は「ビリギャル」を見て、あとはひたすらソリティアに没頭。


2回めの機内食。いちおう朝食です。


適度に睡眠もとりつつ、現地時刻朝の5時にドバイに到着。

マルタに行ってきました

毎年恒例の遅い夏休み。
今年は、10月31日から11月7日までマルタ共和国を旅行しました。
私の記憶が正しければ、ちょうど30番めの訪問国になります。

マルタはイタリアの南にある、東京23区の半分ほどの小さな国。
今回、「マルタに行くんだ!」と言っても、たいていは「どこ、それ?」
と言われたくらいの知名度。

私自身はテレビか雑誌で見て、その景色の美しさにひかれ、
「いつか行きたい国リスト」に入れて温存していました。
今年の旅行先を決めるにあたり、真っ先に候補に挙げたのが
マルタでした。(ちなみにわが家では、私の一存で行き先が決まる。)

あと、景色以外にひかれた理由としては、
あんまり他人が行かないから(笑)…。
あまのじゃくかもしれないけど、せっかく海外に行くなら
できるだけ日本人がいない国で非日常を満喫したいので。

通貨がユーロ、公用語が英語というのも心強い。
(もちろん現地の方はマルタ語も話します。)
実際に行ってみたら、ヨーロッパの国としては物価も安く、
なんといっても治安がよかった。
さらに気候も温暖だし、食べ物も美味しいし。
いいことづくめなのに、なぜか日本人の観光客は少ない。

ただ、留学先としては近年人気らしいです。
それに私がマルタ行きを決めてからも、何回かテレビで
取り上げられているので、今後もう少しは人気が出るかな。

団体行動と、決められたスケジュールどおりに動くことが、
ちょっと苦手な私たち夫婦は、今回もエアチケットと
ホテルだけ押さえて、気ままな個人旅行と相成りました。

ちなみに、旅行者が少ないから仕方ないのだろうけど、
マルタのガイドブックは、日本では「地球の歩き方」しか
出版されていません。
しかも南イタリアとの合体版で、マルタ情報はほんの少し。

雑誌などで大特集されることもあまりなく、
あとは、写真集やエッセイがあるくらいなので、
今回は他の方のブログや、TripAdvisor
マルタ観光局のサイトなどでひたすら情報収集しました。
さらに英語だけど、「Lonely Planet」のKindle版
購入してiPhoneにダウンロードしました。

そういう意味では、今回の私たちの旅の記録も、
今後、他の方の参考になれば嬉しいので、
できるだけいろいろなことを記しておきたいと思っています。

だからというわけじゃないけど、今回の旅では、
現地でのブログ更新を早々にあきらめました。
更新用のiPadを手荷物で持たされたダンナには
「結局使わなかったじゃん!」と文句を言われましたが。

それに、現地でのブログ更新って意外としんどいので…。
疲れてるのに睡眠時間削るくらいなら、
ええい!思い切り寝てしまえ!ということでホントによく寝ました。
おかげさまで体調も崩さなかった。 ←大事!

とはいえ、いつもは現地で更新を開始しても途中で断念し、
帰国してもダラダラと更新が続くのが常なので、
今年はいつ終わるのか見当もつかないけど、
のんびりと綴ってみたいと思います。


写真はマルサシュロックの風景です。