流血その後①

流血ざたになったわりには、当然ながらカラダはピンピンしているわけで、昨日の休日出勤も無事にこなせた。

とはいえ、土曜に手当てをしてくれた先生には「抜糸は一週間後くらいですが、まぁ月曜にでも、近所の病院で消毒してもらってください」と言われていたので、今日は午後半休をして、自宅近所の外科に出かけた。

初診だったので、用紙にもろもろ書き込んで、さらに状況を説明する。
名前を呼ばれて、診察室に入る。
あっという間に消毒をし終えた先生は「抜糸は週末ですね。それまでは毎日消毒に通ってください」とおっしゃる。

最初に診てくれた先生の言葉のニュアンスとしては「念のために1回消毒しておいたら?」くらいの感じだったので、これには驚く。
しかも夕方受付終了になっちゃうこの外科に通うためには、毎日半休しなきゃならない。

即座に「ちょっと毎日は通えないのですが」と答えたところ、「じゃ、通える別の病院に行きなさい。消毒はちゃんとした方がいいですよ」と言われてしまった。

むー。
仕方ない、明日は会社の医務室に行ってみるか。
切り傷の消毒くらいお手のものだろうし。(②につづく

真夏の流血体験談

今日は家の中でケガをした。
これが私としてはキョーフの体験となってしまった。

ドラマや映画の流血シーンがキライ、血液検査もキライ、献血なんてもってのほかなくらい流血がニガテな私が、自ら血まみれになるはめに…。

私と同じく流血がキライな人はこの先読まないでください。(笑)

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ロシアンドールズ

友人と目黒シネマで「ふたりの5つの分かれ路」「ロシアンドールズ」の2本立てを見る。
ちなみに今年35、36本目の映画

もともと「スパニッシュ・アパートメント」の続編である「ロシアンドールズ」が見たかったのだが、うっかりしていたらシャンテでの上映が終わってしまった。
あきらめられずに調べたら、目黒シネマで、しかも2本立てで上映されるとのことだったので、今日からの公開をずっと心待ちにしていた。

それくらい前作「スパニッシュ・アパートメント」は個人的にはとても面白かった。
それとくらべると「ロシアンドールズ」はちょっともの足りないかな。
どうしてモテるのかよくわからない主人公のグザヴィエ(ロマン・デュリス)は、結局は単に煮えきらない、誰にでも手を出しちゃう優柔不断男に見える。

「スパニッシュ・アパートメント」でアホ丸出しだったウィリアムのほうが、好きになった彼女のためにロシア語まで習得し、果てはロシアで生活するなど、すっかり成長している感じ。

成長といえば、ウェンディ役のケリー・ライリーは、「スパニッシュ・アパートメント」では垢抜けない感じの女優さんだったのに、以降、「リバティーン」や「プライドと偏見」への出演など、最近頻繁にスクリーンで見かける女優さんの1人に成長。これからも注目かな。

「ふたりの5つの分かれ路」は昨年一度見ているのでココでのコメントは省略。
見てからまだ一年経っていないのに、部分的に内容を忘れていたのにはちょっとショック…。

ラブ★コン

友人と今年34本目の映画「ラブ★コン」を見に行った。

もちろん小池徹平くん見たさです。
原作なんか読んだこと無いし、内容は何となく想像できちゃうし、見るかどうかだいぶ迷ったけど、友人と「1人や、他の人とじゃゼッタイ見ないだろうから」ということでお互い意見が一致。意を決して(?)見に行くことと相成った。

想像どおり、徹平くん好きじゃない限り、いいオトナが見るにはかなり苦しい…。
でも藤澤恵麻のはじけっぷりは、モデルやインタビューで楚々としているふうより、意外と魅力的かもしれないなー。

さらに出演陣がなかなか見ものだったりする。
しずちゃんの怪演ぶりは「フラガール」に期待したくなるし、あやしいミュージシャンの寺島進、そのほか谷原章介田中要次温水洋一などなど個性派ぞろい。
オール阪神・巨人ムツゴロウさんあたりはどうやって出演依頼したのだろう…とちょっと興味深い。

でもウエンツの出演シーンにはまったく気づかなかった。
もーしも見る人がいたら探してみてください…。(あまりいないだろうなぁ)

ミッション:インポッシブル3

ぬるい岩盤浴にがっくり来た後は、友人とさらにウチのダンナをまじえて今年33本目の映画「ミッション:インポッシブル3」を見に行った。

ほんとにシリーズ最高傑作かどうかはさておき、銃撃戦が起きようが、爆破されようが、ゼッタイにイーサン・ハントは死なないわけで、その「ありえねー」の満載っぷりは、まさに「インポッシブル」の名にふさわしい。
アタマ使わずにお気楽に楽しめるのは、こういうエンターテインメント映画のよいところ。

昔からトム・クルーズにはさして興味もないので、ここではあえて言及せず、むしろ個人的にツボにはまってしまったジョナサン・リース・マイヤーズの話をしたい。

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ぬるすぎる!

今や大ブームの岩盤浴。
最近、自宅の近所にもOPENしたので、友人と行ってみた。

が。

全然、汗をかかなかった。
岩盤浴は汗かかなきゃ意味ないだろうが。
岩盤はそれなりに熱いのだが、どうも室内の温度と湿度が低すぎる気がする。

なんとなーく、なまぬるくカラダがあったまる程度なので、今一歩というところで汗が流れないのだ。

よかったら通おうと思っていたんだけど、近いとはいえ、これじゃリピートする気にならないなぁ。

ゆれる

神保町でぶらぶらして時間をつぶしてから、今年32本目の映画「ゆれる」を見に行った。
日中うんざりするほど暑かったし、休出で疲れちゃったし、ムリするのはやめようかな、とも思ったのだが、まだ3連休初日だし、今見ておかないと見逃しそうな気がしたので、ちょっと頑張ってみた。

オダギリジョー演じる弟・猛と香川照之演じる兄・稔。
母の一周忌で帰省した猛と、家業を継ぐ稔、そして幼なじみの智恵子の3人は懐かしい渓谷へ足をのばす。
そこで起こったある出来事。

最初はおだやかで善良な人物に見えた稔の言動が、次第に鬱積していたものをあらわにしながら変貌していくさまと、都会で写真家として成功し、自信がみなぎっているかのように見えた猛の心情が、繊細に揺れ動くさまとが対照的。

事故だったのか、事件なのか。
真実の行方は、兄弟の確執を露呈しながら二転三転する。

オダギリジョー香川照之の対峙が迫力に満ちていて圧倒される。
人間の感情がさらけ出された時って、ほんとに恐ろしいものだとつくづく思う。
でも何より、そら恐ろしいのは、監督・脚本の西川美和の才能だ。
可愛らしい顔しているのに、兄弟の心のひだを微細に綴り、さらにそれを映像化する。

オダギリジョーが、「男でもあり女でもあり、少女でもありおっさんでもある。同世代にしとくにはもったいない逸材」と評しているけど、まだ若い監督だからこそ、これからまだどんなスゴイものが出てくるのかが楽しみ。

古本を買ってみた2

今日は休日出勤。
といっても出勤先は会社ではなく、神保町。
夕方には仕事が終わったので、調べておいた古本屋を訪ねてみる。

お目当ては、先日に引き続き、またしても河原淳の本。
「カットの描きかた」という本をネットで探していたところ、いくつかの古本屋がヒット。
中でも今日訪ねた古本屋は一番高値をつけていた。

実際に手に取ってみて納得。
とても状態がよいのに加え、河原氏のサイン入りなのだ。
(というか出版当時の1975年に河原氏が知人にお歳暮として贈ったものらしい。)
ということで、迷わず購入。

ちょっとユーモアをまじえながらさまざまなカットの描きかたを講じる内容は、まったく時代を感じさせない。
知らずに手にとったら、20年以上前に書かれたものだなんて思えないかも。

ピーナッツ男

今日は会社が終わってからFumiさんのイラスト展のオープニングパーティへ。
かなり遅刻だったけど、夏気分満点のFumiさんのイラストをじっくり堪能することができた。
そのあと、Fumiさん、てれささんと軽くお茶して帰途につく。

帰りの電車で私の左隣に座った男性。
そもそもが、せまい隙間にぐいっとお尻をつっこんで座ったのだが、座るなりカバンから本とコンビ二の袋を取り出した。

左手に持った本を読みつつ、なにやらコンビ二袋をガサガサやって、取り出したのは「バタピー」。
この男、おもむろにピーナッツを食べ出したのだが、右手でピーナッツを一掴みしては、一度手の中でくゆらして(揃えてから?)口の中に放り込む。
しかも右手をゆらす位置がかなり私寄りなので、そのたびに私のスカートの上にパラパラと甘皮が飛び散る。

一心不乱にピーナッツを食べ続ける男。
そして時おり、ひざの上に置いたカバンに落ちたカスをパーンと私の方にはたく。

イヤそうな態度を露骨に示してみたのだが、ピーナッツ男はひるむこともなく、ひたすらピーナッツを口に放り込み続けた。
混みあった電車の中では、席をずらすこともできない。
私がピーナッツアレルギーだったら、間違いなく気分が悪くなってたんじゃなかろうかと思うくらい、ピーナッツのニオイが鼻孔をつく。

むぅ、もうガマンの限界だ…。

そう思った時、電車が私の下車駅に到着。
と、ピーナッツ男も同じ駅で降りるのか、おもむろに立ち上がった。

その瞬間、ピーナッツが2粒、電車の床にぽろりと転がり落ちた。
しかし、男は落ちたピーナッツにはまったく気づきもせずに、さっさと電車を降りて行った。

しばしあっけに取られていた私も、あわてて電車を降りた。
スカートに散った甘皮をはたきながら。

やかんとの別れ

私の1人暮らし時代から実に10年以上使ってきたやかんを、新しいものに交換することにした。
穴が開いたわけじゃなし、まだ使えるのだけど、よーく見ると汚れやさびがついているし、取っ手は焦げているし(というか私が焦がしたんだけど)、思い切ってお別れすることに。

確か、このやかん、当時つき合っていたダンナからのプレゼントだったはず。
たずねてみたら、ダンナは買った店までよく覚えていた。
もらった私はすっかり忘れてましたが。

お別れ前に記念撮影してみたら、捨てるなんてバチがあたりそうなほどキレイに撮れました。(でもかなり汚れてるんだけど。)

やかんさん、ずっと今までそばにいてくれてありがとう…。