さかざきちはるの世界展

この前の日曜日、市川の芳澤ガーデンギャラリーで
開催されている「さかざきちはるの世界展」へ。
Suicaペンギン、チーバくん、カクカク・シカジカなどの
作者としてすっかりおなじみのさかざきさんは
市川出身なのであります。

いちおうサイン会とギャラリートークの整理券ねらいで
朝9時15分くらいに到着してみたが、モノの見事に長蛇の列。

しかも9時半から配布予定、とあった整理券は
とうの昔になくなってしまった模様。
一番早い人は朝4時半から並んだそうです。
そりゃムリだわ。


グッズと本を買って、展示を満喫してギャラリーを後にしました。
ギャラリーの袋のアルファベットがペンギン!
本は、さかざきさんが卒業制作した作品を
活版印刷でよみがえらせた限定本。サイン入り。
以前、別の会場で買うか買うまいか迷ったけど(お高いので)
ついつい、買ってしまいました。
4つのキャラが並ぶチケットも、とっておきたくなるかわいさ。

お庭には樹木と彫刻があって、まさにガーデンギャラリー。
市川にこんなステキなギャラリーがあったなんて、
まったく知りませんでした。


フェルメールからのラブレター展


ヴィロンでランチをいただいた後は、
Bunkamuraで開催中の「フェルメールからのラブレター展」へ。
ずっと見たいと思っていたけど、
週末にこんなとこまで来るのは、私にはハードルが高すぎ。
こういう時に見ておかねば。

30数点しか作品を残していないフェルメール。
この展覧会では、彼の「手紙を書く女」、「手紙を書く女と召使い」、
そして修復後世界初公開、かつ日本初上陸となる
「手紙を読む青衣の女」の3作品を展示。

これらの「手紙」をモチーフとした作品とともに、
同時代に活躍した画家たちの、17世紀オランダにおける
コミュニケーションにまつわる作品が展示されています。

フェルメールは、修復されたブルーはもちろん、
光を感じさせる色づかいと、細かな筆づかいに圧倒されます。
実際に見ると、そんなに大きな作品ではないのに
放っている存在感はすごい。

思わず吸い込まれるというか、
後ろに並んでいる人がいなかったら、
何時間でも見つめていたくなります。

だからこそ、フェルメールの作品は、数少ないにも関わらず
人々を魅了してやまないのでしょうね。
追いかけて、世界中を旅したくなる気持ちも理解できます。

この展覧会の良いところは、きちんとした展示作品一覧がもらえて
かつ、作品の横にも解説があるところ。
まぁ、混雑してたらその解説もよく見えないかもしれないけど、
その作品にどんな背景があるのか、とか
理解しながら鑑賞することができます。

フェルメール以外の作品では、
アンドリュース・ファン・ボホーフェンの
「テーブルに集うファン・ボホーフェンの家族」がよかった。

ネットで見ると、これをベストに挙げてる人がけっこういる…。
私としては、ファン・ボホーフェンがかなりの美男
(に本人が描いただけかもしれないけど)なのと、
彼は確か24歳くらいで亡くなっており、
ということは20歳そこそこで、こんな作品を残したのか、
という事実に、ちょっと衝撃を受けたから。

平日の昼間なので、並んで少し待てば、
作品の正面に立てるくらいの混み具合でした。
それでも、どの作品の前にも適度に人が固まっているので、
週末はもっとすごいんだろうなぁ。

とりあえず、ゆっくりじっくり鑑賞できてよかったです。
今年は、見たいものを見る時間をちゃんと作ろう。
あらためてそう思いました。

小林かいちの世界

カットに行ったついでに(というほど近い距離ではないけども)
ニューオータニ美術館で開催されている
謎のデザイナー 小林かいち展」を見に行った。

小林かいちの展示を見るのは去年の3月以来2度目。
すでに見たことのある作品が多かったけど、
何度見てもやっぱりいいなぁ。

まさにデザイナーと呼ぶにふさわしく、
絵葉書や、絵封筒といった限られた領域に、
何とも美しく要素を配置している。

星や花の描き方、そして色使いがとても洗練されていて、
おそらく今の時代に店頭に並べてもなんら遜色ないと思う。

そう、色使いがホントに素晴らしいのだ。
くすんだブルーとシルバーの組み合わせには、
ほうっとため息がもれてしまう。

会場は広々としていて、しかも空いていたので
作品をひとつひとつ、じっくりと見ることができた。

しかも最後の10分ほどは閉館間際で場内に私ひとり。
小さな作品たちを思う存分ながめて回った。

入館時にもらったオリジナルの冊子がなかなか充実している。
美術館の学芸員の方が書かれた「小林かいちを知るために」
というレポート(?)がすごい。

絵葉書や絵封筒に残された作者名や、サイン、版元ロゴなど
から、謎のデザイナーの制作の推移を追っている。


ちなみに田舎モンのワタクシ、赤坂見附の駅を出て、
ニューオータニがどっちだか分からなくなってしまった。

立ち止まって、考え込む私に
「ニューオータニはどちらかしら?」と尋ねたおばさま。
聞いた相手が悪かったですね…。

「こっちです…かね?」と私が答えた方向はまるで逆。
無事にオータニにたどりつけましたでしょうか。

モデルマジックで立体に挑戦する

ハンバーグでお腹を満たした後は、竹の輪さん主催のお教室、「『モデルマジック』で立体作品を作ってみよう!」に参加しました。

先生は、「春のマトリョーシカ展」でもかわいいマトたちを披露してくださった、たにむらまいかさん。
ちなみに先日、おそらく数年前のデザフェスでGETしたと思われる、たにむらさんの名刺を発見。
数年後に、こうやって教えていただく機会がもてるなんて、とても嬉しいです。

さて、今日使うモデルマジックはアメリカ・クレオラ社の粘土。
クレオラといえば、私は子供の頃、クレオラのクレヨン使ってたなぁ。

モデルマジックはパッケージを開けたときはかなりやわらかいのでこねやすく、成形もしやすい。
さらに自然乾燥で固まるので、とっても扱いやすい粘土です。
不器用でトロい私でも何とかなりました。

とはいえ、出しっぱなしで放置しておくとどんどん乾くので、手際のよさは必要かも。ちなみに私は、途中でだいぶかぴかぴしたので、できあがった作品の表面は、ところどころなめらかさがありません。

ま、いいんだ。初回だもん。

そもそも私は立体がニガテなのですが、そんな私でも、今日はかなり楽しめました。この前、マトリョーシカを塗ったときみたいに、粘土をこねるのも無心になれていい。

ふふふ、自分用に買っちゃおうかな、モデルマジック。


今日はカエルを作ってみました。最近描いてないので久々のカエル。
ポイントは自立するところと、レインコートがフードつきなところです。


傘も作ってみたけど、適当に作ったら巨大傘になってしまった…。
余ったかぴかぴ粘土でつくったヘビさんも、その大きさにビックリ。

ご来場ありがとうございました

無事にデザフェス出展が終わりました~。

昨年秋は参加できなかったので、1年ぶりのデザフェスでしたが、やっぱり独特の熱気はあいかわらず。
治りかけの風邪がぶり返したような気もするけど、その分パワーももらったように思います。

今回は、他のブースもいっぱい見て回りたいなぁ、という密かな野望があったものの、昼過ぎにはへたれちゃってそんな元気は皆無でした。

でも終わってみれば、やっぱり楽しかった思いのほうが強いから不思議。
基本的に接客が好きなんだと思います。
お客さん見てるといろいろ発見があるので、けっこう勉強になるし。

ともあれ、ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、ありがとうございました。
そして私のグッズをお買い上げいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

特に今回のストラップは手作りのため、わが子をヨメに出すような気持ちすらありますが、ぜひご愛用いただければ嬉しいです。自分でも楽しく作ったものなので。

ちなみに、ここでしばらく制作活動はお休みしようと思います。
3、4、5月と3ヶ月連続イベント参加という、かなりハードなことをしてしまったので、その間おろそかになった英会話にそろそろ本腰入れねば…。
読みたい本も見たい映画もいっぱいあるし、家の中もちょっとは片付けたいし。

ということで、次は「秋のマトリョーシカ展」かな。

デザイン・フェスタに出展します(ちょっとだけ)

今日、明日と開催の第27回デザイン・フェスタ。
明日の日曜だけ、お友達のてれさちゃんのブースのはじっこをお借りして出展する予定です。
もし、明日会場へいらっしゃる方はぜひお立ち寄りください。

日時:5月18日(日)11:00~19:00
会場:東京ビックサイト(お台場)西ホール
ブースno.:C+-0967

あまり、いや、ぜんぜん準備する時間がなかったのですが、初めて手作りグッズ(?)を出そうと思います。
こんなの。

こりずに白木マトリョーシカで、ブタのストラップ作ってみました。
さらに細筆買い足したけど、結局はテクがたりないようです…。
細かい作業はニガテだわ。

ギャラリー更新しました

そういや、連休中に唯一(?)私がやったこと。
最近の展示に出したイラストをギャラリーページにアップしました。

 テーブルアート展 (4点) (サムネイルをクリックすると4点を見ることができます。)
 春のマトリョーシカ展 (1点) (イラストのみ。マトリョーシカはありません。)

あと、ホームページのTOP(=単なるフタ)も更新しました。
 こちらから

「フタ」を早く脱出して、ちゃんとサイト構築したいのですが、いつになることやら…。

マトリョーシカ展最終日

あっという間に「春のマトリョーシカ」展も本日が最終日。

ギャラリーに行く前に、またまたFumiさんと待ち合わせして、学芸大学のtrayで開催されている寺田順三さんの「ペーパークラフト」展へ。
立体になっても、やっぱりかわいいし、色づかいがステキ。

以前、trayに寺田さんの展示を見にきた時は、お休みで入れなかった「マッターホーン」でお茶。


アップルパイです。

銀座へ移動して、ギャラリーへ。
そういや、今はゴールデンウイークでしたね。
いつもにも増して、人通りが多い。
フラワーカーペットを今年もやっていた。
(前にこれ見たのは3年前か…。今年は写真撮りませんでした。)

今日もギャラリーには、家族、友人たちが見に来てくれました。
メッセージカードを見たら、私がギャラリーにいなかった日に来てくれた友人たちも。
ホントに皆、ありがとう!

今回のマトリョーシカ展、あっという間だったけど、「春の…」にふさわしく、明るく楽しい展示でした。
次回は「秋の…」だそうです。
ふふふ、懲りずにまた塗っちゃうぞー。

先月、今月と展示続き、さらには仕事も忙しかったので、しばらくはイラストはやめておこうかなぁ、と思っていたけど、やっぱり展示の後は、もっとたくさん描きたい!という気持ちがふつふつと沸き起こる。
そんなことの繰り返しなので、毎度、展示直前に苦しい思いをするにも関わらず、いまだに描き続けているわけではありますが。

年初に今年の目標を立て忘れたので、今年度の目標。(…といっても4月も終わりだが)

(時間をもっと上手にやりくりして)もっと創作活動に励む
もちろん、仕事もちゃんとこなす(最近、ミスが多いのでなおさら)
(おっと、忘れてた…)英会話ももっとマジメに勉強する

…あぁ、すでに達成する自信がないな。
ま、とりあえず明日から、がんばろうっと。


今日はママレード、干し柿のジャム、キウイジャムにトライ。紅茶は雪国。

ステキな連鎖

夕方、FumiさんとS.c.o.t.tさんに到着。

おおっ!搬入に来たときよりも、マトリョーシカが増えてる!

しかし、どの子もホントにかわいいなー。
ギャラリー内を見て回っていると、自然と顔がゆるみます。
しかも、マトリョーシカ効果なのか、ココロがなごんで、ほんわか楽しい気分になる気がします。

今日も友人たちが見に来てくれたのには感謝!
お天気も悪い中、そして直前にDMを送った人もいたのに、お忙しい中、ホントにありがとう。


友人が持ってきてくれたお花。ありがとう!

久々に会うことができた友人とは、ロシアンティーとともにおしゃべり。
今回の展示の目玉でもあるこのロシアンティー、手作りジャムがとっても美味しい!
カロリー高いとわかっていても、最後の最後まで残さずにしっかりなめたくなっちゃいます。


ちょっと写真が黄色いけど、左からキャラメル、いちごジャム、りんごジャム

先日の英語の先生にも、先週スクールに行った時にDMを手渡した。
(残念ながら、その日のレッスン担当ではなかったので、先生の控え室に行って呼び出してもらった。)
いたく感激してくれて「友達とゼッタイいくよ!」と言ってくれ、ケータイのスケジュールにインプットまでしていたけど、果たしてホントに来るのかな?と思っていたら、ホントにホントに来てくれた。
しかも日本人の彼女とともに。

というわけで、実は先生は日本語も多少できる。
今日はレッスン日じゃないから、ということで英語と日本語おりまぜながら、展示を案内したり、ファイルを見せたり、さらに彼の作品(今日はスケッチブック持参していなかったので、例のケータイに入っているもの)を皆で見たり。
今日も彼は、いたく感激してくれた。

私がそうだったけど、イラストのスクールに通ったこともなく、イラストの仕事をしているわけでもないと、いくら趣味でイラストを描いていても、最初はどうやってイベントや展示に参加したらいいのか、まるでわからない。
そういう面で私を助けてくれたのが、友人のFumiさんであり、さらにそこから広がった友人・知人たちの仲間の輪だったと思う。

だから、もし彼がホントに展示等に参加したいのなら、私も少しでも力になれたらいいなぁと思う。
先日のレッスン時に、お互いイラストについて語る中で、「あぁ、この人もホントに描くことが好きなんだなぁ」って、心から感じたので。

夜は、ギャラリーに集まったイラスト仲間たちと一緒にごはん。
同じ趣向の人たちと過ごす時間は、ホントに楽しくて、そして刺激になる。

もし、仲間がいなくて、1人きりだったら、私はイラストを描き続けてなかっただろうな、ってよく思う。
そして、展示を見に来てくれる友人もいなかったら、私はとうの昔に展示への参加なんてやめてたと思う。

そうなっていない現状をとても幸せだと思うと同時に、そこへ導いてくれている人たちに心から感謝したいです。

搬入完了

今日は、あさってから始まる「春のマトリョーシカ」展の搬入日でした。

思えばここまで道のりは長かった。
お誘いをいただいたのはちょうど「テーブルアート」展が始まった時。
この展示が終わったら、ようやく英会話の勉強に本腰入れられるぞ!と思っていた私。(ホントか?)
ちょっと迷ったものの、久々に筆と絵の具を使って絵を描いてみたいなぁと思ったのと、初の立体に挑戦してみたいなぁと思ったのとで、結局参加の申し込みをする。

で、その後はいつもどおりのコースをたどり、仕事が忙しくて、まったく時間がとれず、英会話はもちろん、マトリョーシカも手付かず状態に。

あぁ、これじゃまずい!と筆を数本買い足して、紙やすりとニスを買って、ようやく1週間前くらいから絵つけを開始した。
でも、久しぶりの筆とアクリル絵の具に悪戦苦闘、もともと不器用なこともあって、思うように点や線が描けない。
筆のせいにしたいところだけど、たぶん私の腕のせいであろう。

ま、いろいろ気にしても仕方ないので、とにかく失敗したら重ね塗り!を地道に繰り返し、なんだか素人っぽさ全開のシロモノが完成。

とはいえ、そこに至るまでには、いろいろな事件が勃発した。
塗り終わった子を絵の具を盛ったパレットの上に落としちゃって、顔が悲惨なことになったり、自分の膝の上に落として部屋着が絵の具に染まったり、開けたまま乾かしていた子をはめようとしたら、上下がまったくかみ合わなくなっていて、紙やすりでひたすら削ったり。

ニスを塗れば、ちょっとはマシになるかなぁと期待しつつ、仕上げのニスを塗り始めた私をさらなる事件が襲った。
なんと、一部の絵の具が溶けて流れ出したのだ!
えー。
しかも、よくよく確認したら、ニスと同じメーカーの絵の具が溶けている。
乾燥不足かと思いきや、他メーカーのものは、さっき塗ったばかりでもまったく溶けていない。

呆然としつつも、赤い絵の具が溶け出して、流血沙汰になった子をあわてて救出、仕方なくニスの上から、さらに絵の具(溶けないメーカーのもの)を塗り重ねてフォロー。
今日も昨日も、週末の時間をさいて、寝る間も食べる間も惜しんでやってるのに~と、日曜の夜中に泣きたくなった。
いや、ちょっと泣いたかも。

そんだけ辛かったので、二度とマトリョーシカなんかやらないもんねッ!くらいの気分で搬入に行ったら、こりゃ私だけ、ホントに素人丸出し。
皆さん、すごい作品ばかりで、わたしゃ、並べた子たちをしまって帰りたくなりました…。

でもフツフツと「あ、またマトリョーシカやりたいかも!」って気分がわき上がってきたから不思議なもんです。
うふふ、また塗っちゃおうかなー。

そんなマトリョーシカ展、29日までです。
もしお時間ありましたら、ぜひお立ち寄りください。