パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

予定していた東京湾華火大会が明日に延期になってしまった。
今日は家にひきこもるつもりでいたら、夜にはすっかり天気が回復していたので、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」をようやく見に行った。
今年37本目の映画

前作は劇場で2回も見たあげくに、もちろんDVDまで買って、当然ながら今作を楽しみにしていたにも関わらず公開後スグには見にいかなかったのは、ダンナが出張でバタバタしていたり、自分の体調もちょっと思わしくなかったり、とかいろいろ理由はあるんだけど、テレビや雑誌、友人などから「2だけでは完結せず、3を見ないといろんなことが解明しない」というのを聞いてしまったから。
そりゃあ「来年の3がいっそう楽しみだわー」と思う人もいるんだろうけど、私なんぞは「じゃあ、あわてて見てもしょうがないか」と思ってしまったもので。
スグに後編が公開される「デスノート」と違って、3の公開は来年の5月…。
私の場合、そんな頃には、2の内容なんてすっかり忘れてると思う。
今回も1の内容はかなり忘れてた。
まぁ、ディズニーの、しかもエンタメ大作だけのことはあって、そんな細かいことは関係なく楽しめたけど。

でも一番楽しんじゃっているのは、やっぱりジョニー・デップ本人であろうことが、スクリーンからもあふれんばかりに感じられる。
身勝手でどうしようもない船長、なのに誰もが彼を見捨てることはできない。
「リバティーン」もそうだけど、疎まれて当然なのに、なぜか多くの人をひきつけてやまない、そんな魅力をもつ人物を演じさせたら、やっぱりこの人の右に出る俳優はいない気がする。(ファンのひいき目だけどね。)

オーランド・ブルームは、やっぱり現代モノよりは時代モノ()の方が断然イイ。
「エリザベスタウン」はどう見ても微妙だった…。
しかし、公式サイトでまで「ケイト・ボスワースと交際中」って書かなくてもいいんじゃ…。
「スーパーマン」のタイアップ宣伝かね。

肝心の映画は確かに面白かった。
けど、来年までどうすりゃいいのさという感はやっぱりぬぐえませんな。

月館の殺人


私はほとんどコミックを読まないが、何となく佐々木倫子だけは単行本を何冊か持っている。
先日新聞の記事を読んでからずっと気になっていた「月館の殺人」上下巻を、たまたま本屋で見つけたので即購入。
原作:綾辻行人、漫画:佐々木倫子という組み合わせ。
綾辻行人の作品は今まで読んだことがないので、いちおう初挑戦となった。

ちょっとだけ…と読み始めたら最後、一気に読んでしまった。
面白かったから

…うーん、確かにつまらなくはなかったんだけど。
上巻終わりのどんでん返しには驚いたけど、下巻途中から何となく犯人も分かってしまったし、あんまりなーという感じだった。(のわりには下巻の方が分厚くて高い。)

でも個人的には、鉄道マニア(いわゆるテツ)にはいろいろな人種がいるのだ、というのが興味深かった。
乗りテツ、撮りテツ、時刻表テツ、コレクションテツ、模型テツ…。

さらに驚いたのは、以前社内でお世話になったおじさまが趣味でやっているHPが資料提供元として記載されていたことだ。
そうそう彼も確かにテツだった。
撮りテツ、イラストも描くから描きテツ(ってのもあるのか知らないけど)

趣味は、それが何であれ、高じて大成している人はすごいなぁ、やっぱり。

新入り


ダンナの海外旅行、ちがった、海外出張みやげのぬいぐるみ。
いらんもん買ってこんでええとさんざん言い渡したので、今回はこの子たちとお茶を買ってきただけだった。

どっちか選べ、といわれたのでサルくんがウチの子になった。
ライオンくんは姪っ子のもとへ。

流血その後④

ようやくケガから1週間。
晴れて抜糸の日を迎えました。

結局抜糸は、最初に診てもらった総合病院に再び行くことにした。
家から遠いのだが、実は先日の診察は時間外のため会計ができないとのことで、前払い金の1万円を預けたままだったのだ。
数百円のバックならあきらめようかと思ったが、6千円以上返ってくるとあっては無視できない。

土曜の総合病院は当然ながら混んでいた。
でも受付終了に近い時間に行ったためか、1時間ほど待って名前を呼ばれた。

診察室に入ると座っていたのは、先日私にホチキスを一発かましてくれたあの先生だった。
色黒でちょっとサーファー&イケメン風な先生は「バッコキもってきて」とひとこと。

バッコキ

…どうやら器具の名前のようです。

会社の同僚と「抜糸もホチキスはずしみたいな器具でガキッとやるんじゃないですかねー」と冗談のつもりで言っていたのだが、ほんとにそのとおり。
ヘラみたいな形をした「バッコキ」でぐいっとやられました。

さほど痛みがなかったのは幸い。

「きれいに治ってますよ。もうアタマも洗って大丈夫です。でもガリガリひっかかないようにね」

もちろんアタマは毎日洗っていたのだけど、傷の部分を濡らさないようにするため、右、左、後ろとパーツごとに洗っていた。これが意外とめんどくさかったのだ。
ひゃは~、これでようやくザブザブとシャワーが浴びられる。

しかし、人間ってすごいね。
1週間でちゃんと傷がくっつくんだもの。
だいぶカラダは老化してるけど、私の細胞たちはちゃんと頑張ってくれてるんだなぁ…と実感した1週間でありました。

皆さまご心配をおかけしましたが、無事完治しました。
もしかしたら、ちょっとアタマが弱くなってるかも知れないですけども。

流血その後③

さすがにあの消毒ぶりじゃ、毎日医務室に通う気にはなれなかったので、1日おいて再び行ってみた。
今日は、顔なじみのベテランの看護士さんがいることを願ったのだが、残念なことに対応してくれたのは、先日の彼女だった。

さて今日はまず、マキロンのフタがなかなかあけられない彼女。
「あの、私あけましょうか?」
「そうしてくれる?あけにくいのこれ」

…いや、スグにあいたけど。

「今日はさ、この前より大きい脱脂綿あてるようにするね」
いちおう彼女なりに、先日マキロンまみれになった私を気遣ってるのか、そんなことを言う。
でも、問題の根本はそういうことじゃないと思うんだわ。

「あのー、先にその脱脂綿にマキロンを浸してから消毒してもらえません?」
「あー、そうだねぇ」
そうだと思うよ、フツー。

今日もテープ貼りのお手伝いをして完了。
あさってには抜糸だから、今日でもうマキロンともお別れだわ。
まぁ、マキロンには罪はないんだけどね。(④につづく

流血その後②

昨日の経緯があったので、今日の消毒は、会社の医務室に行ってみた。

またしても事の顛末を説明し、若い看護士のおねえさんに、お手のものであろう消毒をお願いした。

…のだが。

私の言葉にしばし考え込む彼女。
私、そんなに難しいことを要求しているだろうか?

しばらくして「これだと色ついちゃうよね?」と彼女が私に見せたのは、ガラスポットに入った赤チン(って今言うんだろうか?)にまみれた小さな脱脂綿。
「そ、それはカンベンです」

「じゃ、これでいいか?」と次に私に見せたのは、新品のマキロン。
もはや、これ以上何を言ってもムダであろう。

「あ、それでいいです」

おもむろに彼女はマキロンのビニールの包装をむき始めたが、なかなかうまくいかない。
すでに、私は不安な気持ちでいっぱいになっていた。

「じゃ、コレ持ってね」と手渡されたのは、半月型のステンレス皿。(よく手術とか使うヤツ)
何が起こるのか分からずにいると「はーい、じゃ上から流しまーす」と言いながら、彼女は私の頭上にマキロンをたらたらと流し始めた。
額をつたうマキロン。あぁ目に入りそう~。

彼女は、それをまったく気にすることも無く、ピンセットにはさんだ脱脂綿を傷の上から押し付ける。
あーん、そんなに押したら痛いってば。

さらに、ガーゼを貼るのも一苦労。
土曜と月曜にガーゼを貼ってくれた看護士さんはどちらも私の手なんか借りなかったし、そもそも私だって毎日自分1人でガーゼ交換しているというのに、「テープ貼るからココ押さえててね」と手伝わされるハメに。

たかが消毒ごときで、どっと疲れた。

ちなみに傷はかなりキレイに治っているようなので、毎日消毒しなくても大丈夫そうだ。
ってか、毎日「マキロン浴び」なんてごめんだわ。(③につづく