帰国

聖ニコラス教会を見た後は、
おみやげを買ったりしてホテルに戻る。

チェックアウトが12時だったので、
それまで荷物をまとめ、チェックアウトして、
タクシーで空港へ向かう。
12時20分くらいには空港に到着。

14:55の飛行機だから、まだ時間は充分にある。
空港の中で買い物でも…と思ったら、
見事に何にもなかった。

あぁ、セーターとか、リネンとか、
もっといろいろ買っておけばよかったかも。

空港内で何もすることがないので、
ベンチに座って、ボーッとして過ごす。

ヘルシンキまでは約30分ほどのフライト。
乗ったのはこちらのFinncomm。



ヘルシンキに着いたら、
そこにはうじゃうじゃと大勢の日本人が。
この1週間、まったくと言ってよいほど
バルトでは見かけなかったのに。
そこかしこに飛び交う日本語に、若干とまどってしまう。

それにしても、
DutyFreeでレジに並んでいるのはほとんど日本人。

しかも、並びながら、
「○○さんに×ユーロ借りてたから返すわね」
などと、いきなり精算を始めたおば様、
支払う小銭を散々数えてそろえたはずなのに、
レジのお兄さんに「足りない」と言われて大慌て。

結局、小銭をしまってお札を出したら、
今度は「航空券を」と言われてまたまた大慌て。
おば様たちのスグ後ろに並んでいた、
私たちの目の前の女性(もちろん日本人)
の背中が怒りで震えていた…。

しかも、入国審査の列の脇を通ったら、
日本人の添乗員さんが
「搭乗券をなくされた△△様~」と点呼してた。

えっと、これからのご旅行、大丈夫なんでしょか?

そんなこんなで、ヘルシンキ-日本の
飛行機は日本人でいっぱい!
もう、皆なんでそんなに荷物増やすの?
ってなくらい、手荷物もスゴイし。

まぁ、私たちの荷物が少なすぎなんだけど。
結局、今回もスーツケースと身の回りのものを
入れていたバッグのみで帰国。

約9時間半のフライトの後、
11月7日の朝10時すぎに成田到着。
10時半のバスに間に合わなかったため、
次の12時半のバスまで空港内で時間をつぶす。

毎年恒例(?)のお蕎麦も食べた。
去年もこの梅暦食べてます。


あぁ、とうとう夏休みが終わっちゃった…。

聖ニコラス教会

旅の最終日、11月6日。
最後の朝食をすませて、聖ニコラス教会へ。



昨日門前払いを食ったのでリベンジ。
入館は閉館の30分前まで、というルールは
もちろん理解できる。
でも、それを私たちに告げたスーツ姿の男性
(上の写真に写っている、おそらく教会関係者)は、
教会の入口だというのにタバコを吸っていた。

タバコ吸いながら「今日は教会は終わりだよ」と
言われてもなぁ。

ともあれ、
入場料1人35EEK(他よりバカ高い)を払って中へ入る。
ここはもろもろきびしくて、荷物もクロークに預けないとダメ。
もちろん写真撮影もダメ。

でも15世紀に描かれた「死のダンス」はなかなか圧巻。
ほかにも祭壇など、見どころは多いので、
リベンジが果たせてよかった。

あと、個人的には、
入口脇の窓がちょっとステキでお気に入り。

最後のディナー

タリン2日めの晩ごはん=この旅最後のディナーは
中世をテーマにしたレストラン「オルデ・ハンザ」へ。


このレストラン、かなりの人気で、
店内にはすでに何組かがウェイティング中。
でも昨日のお店と違って、このお店には案内係の
お姉さんがちゃんといる。

とはいえ、どんどん後から入ってくる外国人客に
(いや、私たちも外国人だけど…)
小さな私たちはすっかり紛れてしまい、
お姉さんに声もかけてもらえないんじゃ…と思っていたら、
ちゃんとにこやかな笑顔で話しかけてくれた。

「ごめんなさい、今夜はとっても混んでいて…」
と言われ、どれくらい待つのかと思いきや、
「20分くらいかかります」

日本人、待つのは全然OKです!
20分なんて、楽勝、楽勝!

さらにお姉さんは、私たちが日本人だと知ると
「特別よ」と言って、奥から日本語メニューを出してくれた。
今回の旅行で初めて見た日本語だ…。

店内は薄暗く、15世紀の商家の雰囲気を再現しているそう。
スタッフは、1人1人違った中世風衣装を身にまとっている。



たぶん20分も待たずに席に案内された。
テーブルを担当してくれたお姉さんがこれまた笑顔。
しかもオーダーを聞くときには
テーブル脇に腰を落として、視線をあわせてくれる。

何だかちょっと、某遊園地のバイト時代を思い出した。
このレストランも、某遊園地同様、中世をテーマにした
テーマパークみたいなものかも知れない。
でも、そこでお客様に心から楽しんでもらうための
おもてなしがちゃんとできている。

お料理も美味しかった。
まずはマッシュルームのスープ。
パンはハーブとナッツが入ったもっちりずっしりタイプ。


メインは、猪とかのワイルドなお肉も気になったけど、
ここはプレーンに牛肉をチョイス。
肉料理2皿はキツイと思われたので、
「とても空腹」な人向けと書かれた大きいサイズをオーダー。
付け合わせはオリーブやピクルスや、
マッシュポテトの詰まったパイなど。


食事をしながら、店内をボーっとながめてみたけど、
どのスタッフもキビキビと笑顔で働き、
どのお客さんも皆、満足そう。

旅行の最後に気持ちのよいディナーが楽しめて満足。
この店が観光客に人気なのも納得だなぁ。

トームペア

旧市街の小高い丘、トームペアへ向かう。

帰りに寄ればいいか、と行きはスルーした聖ニコラス教会。
地球の歩き方には17時まで、と書いてあったのに
入場は16時半までで、結局この日は入ることができなかった。


丘に向かう階段の両脇には雑貨屋さんが並ぶ。
帰りに寄ることにして行きはガマンしてスルー。


丘の上の大聖堂(トームキリク)。


丘の上の展望台からの眺めはバツグン。


ここだけとてもロシアなロシア正教教会
アレクサンドル・ネフスキー聖堂。


こちらはトームペア城。
ピンクがかわいらしい。


城の南側の塔「のっぽのヘルマン」。


遠くから見た塔、キーク・イン・デ・キョク。

珍しくランチ

毎回そうだけど、海外旅行中はあまりランチを食べない。
朝はホテルのバイキングでお腹がいっぱいになるため、
お昼はお茶をするくらいで、たいてい夜までもってしまう。

今回の旅行で、比較的きちんしたとランチを食べた店が、
ラエコヤ広場にあるレストラン「トゥルグ」。
ま、一番の目的はトイレに行きたかったんである。




一番上は紅茶とパン。
真ん中はスモークサーモンとマッシュルームのスープ。
一番下はスパゲッティボロネーゼ。

スープは、サーモンの味はほとんどせず。
でもマッシュルームスープとしては美味しかった。

パスタは、どうせソフト麺だろうとバカにしていたら、
まぁ、確かにやわらかかったけど、
今まで海外で食べたやわらかパスタの中では
意外とまともだった。

それにしても、
イタリアにいけばアルデンテが食べられるのでしょうか?
私、海外でアルデンテに出会ったことがないんですが。

カタリーナの通路

ドミニコ修道院脇の「カタリーナの通路」。
この旧市街でもっとも美しい通りだそうです。


修道院と反対側の建物の中の郵便受けと
階段がちょっとステキだったのでパチリ。


ラエコヤ広場

街の中心地、ラエコヤ広場。
ちょっと暗いけど、向こうに見えるのは旧市庁舎。


広場の隅にある市議会薬局。
現役薬局の中では、
ヨーロッパでもっとも古いものの1つだそう。
去年のクロアチアの薬局と
どちらが古いのかな。


聖霊教会

聖霊教会の外壁にある時計


料金を払って中を見学。
1人15EEKなので30EEKぴったりを出したのに
「学生さん?」と聞かれた。
いや、さすがにそれは…。



お天気がいいとやっぱりステンドグラスも美しい。