終わりなき戦い

われながらくだらないとは思うけど、
なかなかの長編大作(?)となっているので、
以下、お時間のある方だけお読みください。

2~3ヶ月に一度、クリーニングと定期検診をかねて
近所の歯医者に通っている。

昨日、2ヶ月ぶりに歯医者に行った私は、
思わず心の中で叫んだ。
「あ、あ、あ、あいつが帰ってきたッ!!!」

「あいつ」とは数年前から私のクリーニングを担当し、
去年の春に辞めた歯科衛生士。

とにかく下手クソ。
私は、店員の態度にすぐにイラッとしたり、
クレームつけたりするほうではないけど、
あれはひどいって。

技術が未熟というより、何年経っても上達しなかったし、
いちいちガサツなので、性格的にも
衛生士の仕事に向いていないんだと思う。

おそらく自分がラクすることしか考えていないので、
前掛けで首をしめられたり、器具を胸の上に置かれたり。
無理な角度で手を突っ込まれるし、
手が疲れるからか、八重歯の上から圧をかけられて
口の中が切れそうに痛かったり。

クリーニングごときで毎回出血するし、
しまいには歯茎が腫れたことも。
それでも、「あいつ」は自分の非を認めなかった。

彼女と私との戦いの経緯は、
以下に記されているのでご参考まで。
ブログとTwitterは、こうやって
記録が残せるからステキだ。

■2009年06月16日朝の日記→ 歯茎が
この数日前に「あいつ」に歯茎を痛めつけられる。
もちろん、これ以前から痛いことはよくあった。

■2009年06月16日夜の日記→ 驚愕の事実
迷った挙句にとりあえず、歯医者に電話。
しかし電話に出た本人は非を認めず。
しかも友人も「あいつ」のクリーニングで、
歯茎が腫れたことがあると判明。

■2009年10月26日の日記→ アタシは悪くない
クリーニング中にかなり出血。
その旨を「あいつ」に申し出たところ、
歯茎が出血するのは、汚れのせいだと言われる。

以降、「あいつ」が辞めるか、
私が歯医者を変えるか、
どっちが先か?と悩みつつも、
結局そのままに…。

■2011年03月19日のツイート
「なんだって、あの歯科衛生士は上手くならないんだろ。
もう2~3年になるのに。
クリーニングごときで毎回血だらけ…。
下手にもほどがあるけど、ずっと通ってる私も私か。」

そして、ようやく「その時」を迎える。

■2011年05月21日のツイート
「二ヶ月ぶりに歯医者に行ったら、
ようやく担当の歯科衛生士が辞めていた。
クリーニングごときで毎回血だらけになる下手さ加減。
加えてガサツなので、前掛けで首をしめられたり、
器具を胸の上に置かれたり。」

「いつかは辞めるのでは、
と期待するもなかなか辞めず、
そろそろ歯医者を変えようと思っていた矢先だった。
勝ったな。」

そう、私はこの時、勝利を確信したのだ。
その後、担当してくれた2人の衛生士さんは
もちろん出血することもなく、
歯磨き指導までしてくれて、
本当に快適なクリーニングライフだったのに。

確かに前回のクリーニング時に、
衛生士さんが辞めてしまうので、
次回は担当が変わる旨は聞いていた。

だが、まさか「あいつ」が帰ってくるなんて。

いや、待て。
カムバックするくらいなんだから、
彼女だって少しは上達したり、
改心したりしているかもしれない。

しかし私は、すぐに自分の考えの甘さを思い知らされる。

まず、相変わらず前掛けで首が絞まりそうに。
なぜ、私の肩近くでクリップを止めないのだろうか。
前かがみになるのがめんどくさいのだろうけど、
私がもがいているのになぜ気づかない??

水はねするからと首まわりに置いたタオルも
イスを起こしている最中に引き抜くので、
これまた首が絞まりそうに。

もしかして私を殺す気なのか?

そして、悲しくなるくらいまでに変わることなく
クリーニングは痛かった。
神経系の痛みじゃない。
当たったり、押されたりで痛いのだ。

出血が少なかったのは不幸中の幸いだけど、
あぁ、もうガマンならん!と心底思った。

次回のクリーニング日を「あいつ」と決めた後、
診察室に戻った「あいつ」を確認し、
待合室に他の客がいないのを確認し、
受付の女性におずおずと申し出た。

「あのー。
大変申し訳ないのですが、
担当を変えていただけませんか?
あの方、前にいた方ですよね?
以前も出血したり、痛かったんですけど、
やっぱり痛いんです…。」

こう見えても私は小心者なので、
これだけ言うのもやっとだった。
「あいつ」はガサツだから、
衛生士は向いていません!とは
さすがに言えなかった。

すると受付の女性の対応は想像以上に
感じがよかった。
実は、彼女はベテラン格で先生にも
テキパキとした物言いなので、
文句を言っても冷たい対応をされるんじゃないかと
勝手に思っていたのだ。

「それは申し訳ありません。
そういうことはどんどん
おっしゃってください。
それでは担当を変更しますね。」
と言ってくれたのだが、
なーんと、土曜日は「あいつ」しか
衛生士がいないんだそうだ。

何とか頑張れば平日に行けないこともないので、
そう申し出てみたが、
結局、さっき「あいつ」と決めた予約日に
先生が診てくれることになった。

次回の予約は10月。
その時「あいつ」はまだいるんだろうか。
視線をあわさずにやり過ごせるだろうか。

というか、いい加減歯医者変えるかなぁ。
でも、先生の腕は悪くないし、
変に治療をすすめたりしないし、
なんたって家から近いし、
あんまり変えたくないのも事実。

そんなわけで、「あいつ」との戦いは
完全に終焉を迎えたわけではないのだった。
(続く)

ラム・ダイアリー

先週末、ジョニー・デップの「ラム・ダイアリー」を見ました。
今年18本目の映画です。

珍しく(?)メイクなしのジョニー。
やっぱりカッコいいです。

2005年に亡くなったアメリカのジャーナリスト、
ハンター・S・トンプソンの自伝的小説を
交流のあったジョニーが製作、主演、企画した作品。

ちなみに同じくトンプソン原作、ジョニー主演の
「ラスベガスをやっつけろ」は、見よう見ようと思いつつ、
いまだに見ていないなぁ。

「ラム・ダイアリー」の予告を見たときは、
アル中&女好きのグタグタぶりとか、
危険な恋愛に足を踏み入れてしまったゆえの
泥沼ドロドロぶりとか、そうは言っても、
湧き上がるジャーナリストとしての正義感とか、
きっとググッとくるポイントが
満載なんじゃないかと期待したのだけど、
なんていうか、すべてが中途半端だった気がする。

ジョニーがカッコいいだけに、残念無念。
「ジョニー・デップの思い入れだけで成り立っている作品」
とブログで評している人がいたけど、私も1票…。

ヴァネッサ・パラディとの破局で
イメージダウン中のところに、
その破局原因とも言われているアンバー・ハードとの
共演作がこれじゃなぁ。

でも何度も言うけどやっぱりメイクなしはカッコいいです!

スイスの絵本画家 クライドルフの世界

先週金曜日、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
スイスの絵本画家 クライドルフの世界」を見に行きました。

クライドルフはスイスの絵本画家。
植物や昆虫を描いた作品を多く残しています。
特に絵本では、小さな生き物たちを擬人化して描いていて、
まさにメルヘン&ファンタジーの世界。


100年くらい前の作品なのに、
今見ても、まったく古さを感じない。
キャラクターのように愛嬌があり、
生き生きと動き回る花や昆虫が
そんな昔に描かれたことに、むしろ驚愕。

花の特徴も、細かいところまで描写していて、
クライドルフは素晴らしい観察眼の持ち主であったと同時に、
本当に小さな生き物たちに愛情を持っていたのだなぁと
感嘆せずにはいられません。

学生時代に体調を崩して、
バイエルンの山中で療養生活を送り、
それが自然を描くきっかけになったクライドルフ。
病弱だったのに、90歳以上まで長生きしたのは、
やはり好きなものを描き続けたからなのかな。

かわいいものが好きな方や、
花や昆虫の絵画に興味がある方には
ぜひおすすめしたい展示です。
Bunkamuraは今月29日まで開催、
その後各地を巡回し、関東は来年横浜で開催されます。

スイス政府観光局の特集ページも見ごたえがあります。

グッズ売り場もなかなかの充実ぶり。
ANTIPASTやCA4LAとのコラボグッズもあり。
自分の没後、日本でそんなことになっているなんて
クライドルフもびっくりでしょうねぇ。

とはいえ、ポストカード100円はうれしい。紙も地厚!
長時間迷った挙句、こちらの厳選2枚を購入。


さんざん迷って買わなかったけど、
ミニトートバッグもなかなかしっかりした作りでした。

ランチ

先週のある日のランチ。

サンドイッチとカフェラテ。
カップの色がかわいい。


デザートに食べたバナナケーキが美味しかった。

愛と誠

先週日曜に今年17本目の映画「愛と誠」を見ました。

いやー、もう三池ワールド炸裂というか。
歌あり、踊りあり、クローズZEROみたいなバイオレンスあり。

この映画での武井咲のいじられ具合は、
同じく三池作品「ヤッターマン」の岡本杏里に通ずるものが。
こういうの監督冥利につきるだろうなぁ。

「なんだこれ?」と思いながらも2時間超を見せてしまうウラには、
脚本:宅間孝行、音楽:小林武史、振付:パパイヤ鈴木
という豪華スタッフが。

宅間孝行(元・サタケミキオ)は、俳優・監督もこなしながら、
ちゃんと脚本も書いてるんだなぁ。

でも一青窈は主題歌だけでよかったんじゃないの?
特別出演で出す必要があったのかなぁ。
別にあの役は、他の女優さんでもまったく問題なく、
あぁ、小林武史つながりだもんね、
と思わせてしまうところがなんかイヤ。

それにしても安藤サクラはスゴイ。
パンツまで見せても、なんか笑えるところがスゴイ。

喜久家洋菓子舗のお菓子

先週、実家に立ち寄ったら、
その日、横浜に出かけていた父が喜久家で
お土産を買ってきてくれていた。

すでにお腹がいっぱいで、食べられない…と思ったのに
意外とペロリといけてしまったラムボール。


アーモンドトルト(長年、アーモンドタルトだと思ってた!)は
切り分けたものをお持ち帰り。
後日いただきましたが、私にとっては懐かしい味。


小学生時代を過ごした横浜。
不思議なもので食べ物の記憶はいつまでも鮮明だ。
特にお菓子の味は忘れない。

喜久家のアーモンドトルトと、
馬車道十番館のビスカウト、そしてありあけのハーバーが、
大人になった今でも食べられるのは幸せなことかも。

アメイジング・スパイダーマン

昨日、「アメイジング・スパイダーマン 」を見に行きました。
今年16本目の映画

主役のピーター・パーカーを演じるのは、
「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド、
監督は「(500)日のサマー」のマーク・ウェブということで、
私としてはかなりの期待作だったんだけど、
公開初日のレイトショーにもかかわらず、場内ガラガラ…。
3Dじゃなかったから?

前シリーズとは設定やストーリーが少し違うので、
まったく別物として見たほうが楽しめます。
なんといっても新ピーターがかっこいいし、
(たまに見せる切ない表情にはキュンとくるし)
エマ・ストーン演じる新ヒロインのグウェンは、
やっぱりキルステン・ダンスト よりかわいい。

ネットでも、新ヒロインがかわいいから前シリーズよりいい!
っていう人がけっこういて、つくづく思うのは、
前にも書いた気がするけど、キルステン・ダンストって
どうしても日本人受けしない顔なのね。
もちろんキレイな人なんだけど。

ちなみに、今作のほうが原作に近いそうです。
クモの糸の出し方とか。
まぁ、前シリーズと比較しだすとキリがないので、
私はこれはこれで好きかな。

マーク・ウェブはこれが長編2作目とは思えない。
しかも、いきなりこんな大作に取り組むなんて。
私は「(500)日のサマー」が大好きなので、
かなり贔屓目かもしれないけど。

どうでもいいけど、エンディングテーマが
日本語なのは、確かに興ざめ。
あ、でも大事なシーンがあるので
最後まで席は立たないほうがいいですよ。

ホタルノヒカリ

先日、「ホタルノヒカリ」を見に行きました。今年15本目の映画
ドラマは2から見たので、最初のほうは見ていません。
コミックも読んだことなし。

でも、だいたいの人物相関がわかっていれば
ドラマをまったく見ていなくても問題ないかと。

毎回思うんだけど、私生活であれだけダメな女が
仕事ではバリバリできる女ってことはないと思うんですが。

…なんてこまかいことは気にせずに
ボケーッとして見るには楽しめます。
あぁ、私もローマ行きたい!

消息確認?

もう10年以上通っている近所のマッサージ店。
転職してからは、平日に行けなくなってしまったので、
週末に、特に予定がない限りは日曜の夜に通っている。

毎週定刻に現れる私を、受付では店長とスタッフの皆が
予約も無いのに「お待ちしていました」と迎えてくれる。
さらに客が多い時には、頼んでもいないのに
受付票に先に名前を書いておいてくれるというVIP待遇。

たまに土曜や昼間など、いつもと違う時間に行くと
「あれ?どうしたんですか?」と言われるし。
いや、私だって日曜に予定が入ることもあるのだよ。

先日は、土曜も日曜も時間が取れなくて、
行くことができなかった。
まぁ、同じ系列の銀座店に行ったんだけど。

そうしたら、翌週に担当したスタッフさんに
「先週はいらっしゃらなかったですね」と言われ、
さらにその翌週は店長に
「先々週待ってたのにいらっしゃらなかったので
そのあと1週間すっきりしなくって」と言われる始末。

思わず、「すみませんでした」って言っちゃった。
何にも悪いことはしていないんだけど。

でも「いらっしゃらないと何かあったのかなーって
心配になっちゃいますよ」とまで言ってくれて
半ひとり暮らしな私にはありがたいことかも。
たまに、ひとりの時に家の中で倒れたらどうしよう?
って思うこともあるし。

「これからは行けない時には連絡しますね」
と冗談で言ってはみたけど、
ホントにそうしたほうがいいかも…。