映画「ロフト」

3連休初日は、予定どおり寝て寝まくった。
さすがに夕方くらいからとろとろと家事を片付け、
当然ながら夜は眠くなくて、WOWOWで映画「ロフト」を見た。

ベルギー国民10人に1人が見たというミステリー映画。
5人の男性が、妻にはナイショで共有していた
デザイナーズマンションのロフトで女性の死体が見つかり…。
過去と現在のシーンが交錯しながら、
5人それぞれの秘密が明かされていく。

昨年の公開時、
関東圏唯一の上映館だったシアターの前を毎朝通りながら、
この映画見たいなぁ、とポスターを眺めていたのだが、
気づいたらいつの間にか上映が終わっていた。

それほど見たかったわりには、
WOWOWでの放映に気づいたのがかなり直前だったため、
うっかり最初の10分くらいを見逃す。

さらに、家ではどうしてもじっと映画を見ることが出来ない私は、
立ったり座ったりを繰り返していたのだが、
途中から、完全に画面釘付けになってしまった。

いやぁ、ほんと面白かった。
すっかり騙されました。

このドキドキ感はもう二度と味わえないけど、
ぜひもう1回見てみたい。
自分の騙されっぷりを反芻してみたい。

ただ、5人の男性の妻がそろってキレイで
似たような雰囲気なので、
誰と誰がカップルなのか分からなくなり、
途中で混乱した。

いや、それすら罠かも。
(そんなの引っかかるの私くらいだろうけど。)

どうして、あんなに上映館が少なかったのだろう…と
今さらながら不思議になるくらい、面白かった。

ミックマック

昨日、今年21本目の映画「ミックマック」を見に行った。

疲れがたまっているとはいえ、やたらと眠れる週末。
このまま、家にいたら寝すぎて死んじゃう!と
何か見たい映画なかったっけ?と調べてたら
この「ミックマック」を思い出した。

大好きな「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督作品。
発砲事件に巻き込まれ、
頭の中に銃弾が残ってしまった主人公バジルが、
仲間たちと共に、銃弾を作った会社と、
30年前に父親の命を奪った地雷製造会社とに
仕返しを決行する、というストーリー。

「ミックマック」とは「いたずら」という意味だそうで、
確かにおもちゃみたいな道具や仕掛けを使った作戦は
子供の無邪気な遊びみたいだけど、
結果、工場は大爆発はするわ、
間接的な結果だけど、人は死ぬわで、
まぁ、ちょっとしたいたずらだもんね、
と済ませられないブラックユーモアなところが
この監督っぽい。

主人公バジルを演じる俳優、ダニー・ブーンも
個性的だけど、その仲間たちはもっとスゴイ。
ジュネ監督作品おなじみのドミニク・ピノンは
あぁ、やっぱりいたぁ!と嬉しくなるくらい。
あと、あの軟体ゴム女のカラダの仕組みは
どうなっているんだろうか???

アクションいっぱいの大作映画や、
やけにリアルな描写の映画や、
人生深く考えちゃうような映画もいいけど、
たまにはこういう、なんにも考えなくていい映画を
(もちろん、これはちょっと語弊があって、
この映画にもメッセージがあるのはわかってるけど)
ほげーっと満喫するのもいいなぁと思った。

ファンタジー万歳。
今の私に足りないのはファンタジーだ。
いいかえれば現実逃避か。
現実逃避万歳!!

悪人

3連休最終の今週月曜日、今年20本目の映画
「悪人」を友人と見に行った。

原作である吉田修一の小説は、
朝日新聞に連載されている時に読んだ。
新聞小説って、どうしても途中で飽きてしまって
読まなくなることが多いけど、
この「悪人」だけは、おそらく1回も欠かさずに読んだ。

小説ももちろん面白かったけど、
それ以上に魅力的だったのが束芋の挿絵。

人の指や髪や内臓などで構成された
グロテスクとも思えるような絵が、
この小説の登場人物たちの悩みや心の闇を
そのまま映し出しているようで、
目が離せなくなってしまった。

そんな束芋の画集が出ていたのは知らなかった。
ちょっと欲しいけど、
指や内臓を夢にまで見そうだ。

で、映画の話だった。
小説を読んだのは数年前なので
ところどころ忘れていて、
映画を見ながら「あぁ、そうだった」と
反芻する感じ。

意外と原作に忠実だったと思うけど、
後から気づいたら、
けっこう重要な登場人物である美保は
映画では、その存在すら消されていた。

あのエピソード、あるとないとでは、
主人公 祐一の見え方が違ってくると思うのだが。

なんだか映画だと、
祐一がちょっとだけ間違いを犯してしまった
かわいそうな人に見えてしまうけど、
原作ではもう少し、いろんな側面を見せて
そうそう祐一だけに同情できなかった。

だからこそ、面白かったんだと思う。
誰にも同情できるようで、同情できないような、
皆が悪人で悪人でないような。

でも、ブッキーもふかっちゃんも
頑張ってます。
満島ひかりは、ああいうイヤな女が
ほんとによく似合うし。
岡田くんも、ああいうバカっぽい
大学生がとってもお似合い。

どうでもいいけど、刑事役の池内万作。
「龍馬伝」の三条実美の印象が強すぎて
今にも「攘夷実行は5月10日」と
言い出すんじゃないかと
気になって気になって仕方がなかった。

オカンの嫁入り

昨日、今年19本目の映画
「オカンの嫁入り」を見に行った。

友人が「BECK」を見たいと言っていたので、
ホントは一緒に見るはずだったのだが、
疲れがたまって、少し風邪ぎみだったため、
いったんお断り。

いや、やっぱり行こう!と思い立って、
友人に連絡をとったが、行き違いとなり、
結局、「BECK」の時間に間に合わず。

このままだと、家でゴロゴロしてしまう!と
自分にカツを入れて映画館に向かい、
かろうじて間に合ったので「オカン…」を見た。

とにかく出てくる料理がどれも美味しそう。
豪華な料理や、しゃれた料理は
ひとつもないのに、あぁ食べたい!と
思うものばかり。

桐谷くんは、
あの濃い顔に金髪で迫力満点。
ちなみにラストだけ黒髪です。

大竹しのぶは、そんな桐谷くんとも
意外と釣り合ってしまうところがスゴイ…。

ハナミズキ

友人と今年18本目の映画
「ハナミズキ」を見に行った。

「涙そうそう」でも泣けなかった私は
当然この映画を見ても泣けなかった。

でもいいんじゃないでしょうかー。
こういうラブストーリーも。

んなことあるわけないじゃん!
ってつっこめるくらいなほうが
ラブストーリーは楽しめます。

途中から、あーなって
こーなっちゃうのねぇ、きっと。
とかなり展開は読めちゃうけど、
ま、いいんですよ、それで。
好きな人と100年続きますように…だもん。

ワタクシ的には、
生田くんより、ガッキーより、
薬師丸ひろ子母さんがよかった。

あ、向井くんもいいんだけど、
最近思うのだが、ナニやっても
向井くんは向井くんだなぁ。
良くも悪くもね。

しかし、それにひきかえ、
ARATAはカメレオンか。
出てくるたび、まったく違う。

ソルト

ダンナとともに、
今年17本目の映画「ソルト」を見に行った。
テレビでCMやら、
アンジー姉さんのインタビューを見てたら、
ついつい見たくなってしまった。

何にも考えずに上映ギリギリに行ったら、
ラッキーなことに、今日は映画の日だった!

以下、ちょっとネタバレします。

体を張って、ケガまでして頑張っただけあって、
アンジー姉さんのアクションは、いつもながら
スゴイ!スバラシイ!と言うしかありません。

彼女の言動にちょっとだまされつつも、
姉さんは絶対死んだりしないし、
そもそも悪に染まりきることなどないわけで。

でも、あの終わり方はどうなのよ。
2がありますよ~って、いかにもな感じで。
もちろん、続きがあってもいいけど、
ジェイソン・ボーンやトランスポーターみたいに、
もうちょっとちゃんとオチはつけようよ。

逆に、このままパート2がなかったら
あのラストはものすごく不満だなぁ。

シュアリー・サムデイ

昨日、今年16本目の映画
「シュアリー・サムデイ」を友人と見に行った。

言わずと知れた、小栗旬初監督作品。
小出くんを始め、若い俳優さんがいっぱい!
なのは若者たちが主役の映画だし、
小栗くんの交友関係もあるだろうから当然としても、
脇役の俳優さんたちも豪華。

ヒロイン小西真奈美、
竹中直人や、大竹しのぶ、モト冬樹、笹野高史。
さらに上戸彩やブッキーも出てるし、
花男からは井上真央と阿部力、
あぁ、もちろん監督本人も出ています。

まだまだ青いな、こいつら。
と正直、おばちゃんは思ったりするが、
ムチャクチャな展開のわりには、いちおうオチがつくし、
初監督作品というと、つい舞い上がって、
あれもこれもと詰め込んで
結果、散漫になったりしそうな気がするけど、
そこそこ(?)まとまっていて
それなりに楽しめるように思います。

アタシがあれこれ言える立場ではないが。

ま、プロデューサや脚本家の力量もあるだろうけど、
そういう人たちと仕事ができる小栗くんのラッキーさは
彼の努力や人格によるものかも知れないし。

ちなみに脚本家の武藤氏は
「クローズZERO」の脚本を担当。
ドラマも「電車男」や「シバトラ」など
ヒットしたものが多いけど、
今クールは「ジョーカー」が放映中です。

メイキングをまとめたテレビ番組で、
竹中直人が小栗監督について
「彼が子役の時から知ってるけど、
今回呼んでもらえて本当に嬉しかった」
みたいなことを言っていたけど、
そんな余裕がちょっとステキだな、って思った。

小栗くんステキ!じゃないわけ?
って話になっちゃうけど、
私はそれほど小栗ファンではないのよね。

「興味」はあるので、
出演してるテレビ番組はそこそこ見るけど。
と言いつつ、映画はほとんど見てるか。
んー、でも「ファン」じゃないんだよなぁ。

踊る大捜査線3

先週の日曜(3連休の真ん中の日)、
今年15本目の映画
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」
を友人と見に行った。

公開直後じゃないし、日中の15時台の回だからと
上映15分前にチケットを買いに行ったら、なんと満席。

次の18時台の回もすでに席が埋まり始めていたので、
あわててチケットを買い、
しかたなく時間をつぶすことにした。

予定外にアウトレットに行ったら、
うっかり買い物しちゃったよ。

早めの夕飯を済ませて臨んだ18時台の回も
場内ほぼ満席。

あれだけCMやってるし、
そもそも連休だもんね。

とはいえ、この映画館で、
希望の上映回のチケットが買えなかったのは、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」以来じゃないかしら。

「踊る…」はどうせテレビですぐに、
そして何度もやるんだけどとりあえず見ることにしている。

ROBOTならではの作りこんだ小物やセットが好き。
あと、登場人物に細かいエピソードや設定があるのも好き。
映画を見ただけじゃ気づかないことだらけなので、
必ずパンフレットを買うことにしている。

ネタバレになっちゃうけど、
内田有紀演じる夏美が既婚だとか、
ダンナさんは陶芸家だとか、
そんなのまったく気づかなかった。
そういや、職場でお茶を飲む時のカップが
妙にクローズアップされて映ってるなぁ、
とは思ったけど。

ちなみに中国人研修生を演じる滝藤賢一さんは
最近私とダンナの間でちょいブームな俳優さんです。
「クライマーズハイ」、「ゴールデンスランバー」では
ともに堺雅人と共演、今なら大河ドラマにも出てるか。

ま、私は、
あぁこれぞ「踊る…」だなぁって感じで楽しめたけど、
思い入れがさほどない、
私くらいのファンもどきが一番楽しめるのかも。

あまりに好きすぎても
かえってあれこれ言いたくなっちゃうんだろうな。

シーサイドモーテル

先週末、友人と今年14本目の映画「シーサイドモーテル」を見に行った。

6月はじめに、この映画を見るか、「告白」を見るか迷って、
結局、その時は「告白」を見たのだが、
先に「シーサイドモーテル」を見ておけばよかった。
あっという間に終了間近で、上映も1日1回のみ。

出演陣もけっこう豪華なんだけどなー。

生田くんは、間違いなく「人間失格」よりもいいです。
山田くんは生理的にニガテだけど、
まぁ、役柄はマッチしてる。
ついてにタマテツも、「ハゲタカ」も悪くはなかったけど、
やっぱり、ああいうチンピラ役がハマる。

それにしても、古田新太と温水洋一がスゴイ。
特に温水さんは、あの顔であの行動は怖すぎる。

でもワタシの一番のお目当ては麻生久美子。
最初、麻生久美子がコールガール?と思ったけど、
キレイなおねーさんは何をやってもステキ。

ここ最近見た
「おと・な・り」や「ウルトラミラクルラブストーリー」は、
どちらかというと見た目は地味な女性役だったけど、
一転してこういう派手な役をやると、さらに美しさが際立つ感じ。

そりゃ、「告白」のほうがたぶん万人うけすると思うけど、
私は「シーサイドモーテル」みたいな、数人のエピソードが
同時進行するストーリーは結構好き。

そうそう、麻生久美子といえば、
NHKのドラマ「喪服のランデブー」が忘れられない。
藤木直人が主演だったんだよね。
すごーく面白かった気がするんだけど、
今、調べてみたら脚本が野沢尚だった。
ぜひ、もう1回見たいなぁ。

「告白」(小説&映画)

昨日、友人と今年13本目の映画「告白」を見に行った。
公開初日とあって、かなりの人気ぶり。
ちょっとナメてかかって上映15分まえにチケットを買いに行ったら
2人並んで座れるのは、スクリーン前だけ。
私らは別にカップルじゃないので、バラバラの席で鑑賞した。

湊かなえの「告白」は、本屋大賞を受賞して
話題になった時からずっと気になっていたけど、
文庫本が出るまで待とう、と決めていた。

文庫本発売後に、即購入。
ただ、映画公開前だったので、
見てから読むか、読んでから見るか、と悩んで
しばらく読まずに取っておいた。

でも、
いつも、本や映画の話題で盛り上がる美容師さんに
「ものすごくおもしろいですよ」と言われ、
結局、その日の晩から読み始めて、
あっという間に読み終えてしまった。

結果、先に小説を読んで正解かな。

良きにつけ悪しきにつけ、
ビジュアルや音で感じた恐怖や凄惨さは、
どうしても記憶に刷り込まれてしまう。

一方、刷り込みの無い、まっさらな状態で
文字だけを追うと、私なりの解釈で
恐怖や凄惨さを感じることができる。

中島監督が、この小説の魅力は、
読者がいろいろな解釈ができるところにある、
みたいなことを言っていたけど
読後に映画を見ると、なるほど中島監督はこう解釈したのね、
とその違いをも楽しめるように思う。

今までの中島作品から想像されるポップな映像は皆無。
「嫌われ松子…」はあの暗い話がこうなるか、ってくらい
中島監督なりの大胆解釈が際立ってたけど、
今回の「告白」はかなり原作に忠実。

もちろん、随所随所は原作と違う設定や流れがあったけど、
そのほとんどはあまり気にならなかった。
ただ唯一、美月の初恋の人のエピソードは残したほうが
よかったんじゃないかなぁと思ったり。
(そのほうが、彼女の末路も納得がいくんだけど。)

「下妻…」がけっこうスキだったのに
「嫌われ松子…」のあまりの変貌ぶりにショックを受けて、
少しだけアンチ中島になって「パコ…」は見なかった私だけど、
この映画で見直した!(とは、私に言われたかないだろうけど)
という感じ。

ここまで、今までと違うタッチの映画が撮れる、
その振れ幅の広さはさすが。
もちろん、好きに茶化して、ただのエンタメで
終わらせちゃいけないような原作だからかもしれないけど。

劇場内には
制服姿の学生(R15+だから高校生?)もけっこういたけど、
彼らはこの映画をどう解釈するんだろうか。