謝罪の王様

これも9月に見た映画。
今年14本目の映画「謝罪の王様」

謝罪をテーマにここまでエンターテインメントに仕上げるとは、
あくまでもクドカンっぽい映画です。
あまちゃん効果なのか、けっこう混んでいた。

くだらないんだけど、いろんな伏線が最後にちゃんと
つながる感じがやっぱりすごいなーと思います。

バラエティに富んだ配役で、多くの俳優さんが出演していますが、
中でもセクハラ男な岡田くんが気になる。
この人、インタビューとかではあまり賢そうじゃないんだけど、
こういうチャラけた役(がまたえらくハマっている)から、
シリアスな役までちゃんとこなせるのにはいつも感心する。

くだらなくて楽しめたのですが、最後のE-girlsのPVかと思うような
長ーいシーンはいらないんじゃないかなぁ。

そして父になる

気づいたら、10月に入ってからブログを更新していませんでした。
何やってたんだ、私。

9月までさかのぼって、映画のメモ。
今年13本目の映画「そして父になる」
公開前の9月24日(先行上映初日)に見に行きました。
あ、別にいち早く福山が見たい!とかじゃなく、
たまたまこの日が都合よかったので。

たぶん、性別、年齢、既婚or未婚、子どもの有無によって
それぞれ見方や感想が異なる映画だろうなーと思います。

私はといえば、前情報をインプットしすぎたのがちょっと失敗。
まぁ、テレビでだいぶやってたから仕方ないんだけど、
「あー、この子たち、素でこうやって動いてるんだなぁ」とか、
「それにあわせて演技する周りの俳優もすごいなぁ」とか、
話の本筋と関係ないとこばかりに目や気持ちがいってしまった。

是枝監督っぽいというのか、どこか一歩引いて見ているような
ドロドロに湿っぽくはない感じが、全然テーマは違うんだけど
フランソワ・オゾンの「ぼくを葬る」をふと思い出した。
だからカンヌで受けたのかしらね。

しかし、福山はどこへ行くのだろう。
とりあえず年末のライブは見に行く予定。

大統領の料理人

今年12本目の映画「大統領の料理人」

ミッテラン大統領に仕えたフランス官邸史上唯一の女性料理人
ダニエル・デルプエシュの実話をもとにした作品。

主人公オルタンスが作る料理は、
どちらかというと素朴な家庭料理。

でも肉料理もデザートも、
シンプルだからこそ、素材の魅力が前面に出ていて、
本当にどれもおいしそう。
空腹時に見るとキケンな映画です。

エリゼ宮の厨房は男社会で、
オルタンスはさまざまな苦悩を強いられる。

そんな中で、大統領との会話や、
助手のパティシエとのやり取り、
その後の職場となった南極基地でのお別れ会など、
なかにはちゃんと理解してくれる男性たちもいて、
あぁ、女性ってこういうことで頑張れたりするのよね、
と大きく頷きたくなったり。

それにしても、南極隊員はどの国でも、
皆あんなにいい食事してるの?
「南極料理人」もご飯がおいしそうだったよなぁ。

まったく余談だけど、ドラマ「半沢」も終わったことだし、
大好きな映画「南極料理人」も改めて見たい気分。

マン・オブ・スティール

最近見た映画をまとめてアップ。

今年11本目の映画「マン・オブ・スティール」を見に行きました。
「ガッチャマン」と迷ってこちらにしたけど、
果たして判断は正しかったのか。

スーパーマン誕生の物語を描いた作品。
今までのスーパーマン映画とは違う!と聞いていたので
それなりの覚悟はしていたけど、いいのか?これで。

なんかもやもやするなーと思いながら、
他人のレビューを読んでいたら
いたく同感なものをいくつか見つけた。
以下、概要を抜粋。

まず、
「やむを得ないとはいえ、都市をひどく破壊し、
その被害は甚大だったにも関わらず、何もなかったように
スーパーマンを受け入れる社会に違和感。」

とにかくCGアクションが疲労を伴うくらいすごい。
でもって、正義の味方なのに、その破壊っぷりがすごいのである。
まぁ、敵から襲撃されたから仕方ないとはいえ、
地球人には何の罪もないじゃんね。

次に、
「クラーク・ケントはかなりのマッチョ。
でも、新聞記者で弱そうなクラーク・ケントと
スーパーマンのギャップがいいのに…。」

そうなんだよ!
なんか、ギャップに惚れる感じがないのよ。
あと、私はマッチョはあんまり得意じゃないなぁと改めて思った。

あ、でもキャストは豪華。
エイミー・アダムス、ラッセル・クロウにケビン・コスナー。
ダイアン・レインはやっぱりカッコいいなぁ。

次作はどうなるんだろう。

でも初めて「スーパーマン」を見たときに、
クリストファー・リーヴがカッコよすぎて
クラクラ、ドキドキしたあの気持ちは今でも忘れない。
完全にハマって、サントラまで買ったんだよなぁ。

私にとって宝物みたいな映画だからこそ(別物とはいえ)
あんまりガッカリしたくないなぁというのは勝手な本音。

江ノ島プリズム

たまたま時間があったのと、ちょっと見てみたかったので
「江ノ島プリズム」を見に行きました。
今年10本目の映画

「あまちゃん」の「ずぶん先輩」こと種市先輩役の福士蒼汰主演。
「図書館戦争」ではちっともイイと思わなかったけど、
種市先輩はわりとツボ。

とはいえ、ストーリーはタイムトラベル&青春モノなので
福士くん目当てで見ると、ハズしそうだよなぁと思ってたら、
レビューで意外と高評価な人もいたので興味本位で鑑賞。

確かに思ったよりは、ちゃんと練られたストーリーでした。
タイムトラベルものって、絶対矛盾が生じるので、
コメディとして茶化すか、ちゃんとマジメに組み立てるかの
どちらかだけど、この映画は熱くて青い主人公修太の
キャラクターのおかげで、どっちの要素も取り入れつつ、
結果としてはちゃんと成り立っている気がする。

映画館で見る必要はないけど、DVDで鑑賞しても
いいかもしれないです。
あぁ、青春懐かしいぜ、と思えることうけあい。

個人的には、ヒロイン役の本田翼より、
謎の美少女役、未来穂香が好きです。
何といっても「鈴木先生」の中村役がよかったなぁ。
っていうか、制服女子生徒役しかピンとこないんだけど、
この先、大丈夫かしら?と思ったらまだ16歳でした…。

映画 謎解きはディナーのあとで

8月に入って一度もブログを更新していないことに気づいたので
あわててもろもろアップします。

公開翌日くらいに「映画 謎解きはディナーのあとで」を見に行きました。
今年9本目の映画

TVドラマの方は全部見たので、ドラマの豪華版、といった印象。
別に映画館の大きなスクリーンで見る必要はあんまり無いです。
豪華客船にちょっと迫力感じるかな?くらい。

でもドラマと同じような感じには楽しめるので、
ドラマのファンや櫻井君ファンの期待は裏切らないのではないかと。
あ、そういえば私はどっちでもないか…。

北川景子も特に好きじゃないんだけど、
むしろこの宝生麗子くらい、キャラの立った役をやってくれたほうが、
細かいことがあんまり気にならないというか。
あ、でも「間宮兄弟」の北川景子はよかったなぁ。
あの映画は沢尻エリカもよかったけど。

ちなみに、ぜんぜん関係ないけど、
このブログの映画カテゴリの投稿数が300をこえててびっくり。
2004年の年末以降だから、それくらいにはなるのだけど、
それだけの本数見てるのか!と我ながら驚いた。

ただ、意外と過去に見たものって内容忘れちゃってる。
まぁ、そのためにブログを始めたんだけど。

いろいろな映画を見返すのもいいかな、と思って
亀は以外と速く泳ぐ」、「サマータイムマシンブルース」の
DVDを借りてきて鑑賞。

やっぱり、この2本は好きだなぁ。
何かと人にすすめている映画なんだけど、やっぱり好きだわ。

基本的にDVD鑑賞よりは、映画館での鑑賞のほうが好みだけど、
こうやって自分の見たものを反芻するのも、
また新たな楽しみ方となって、ちょっといいかも?と思った夏の日でした。

俺はまだ本気出してないだけ

連休2日めは「俺はまだ本気出してないだけ」を見ました。
今年8本目の映画

42歳、バツイチ子持ち男性がマンガ家デビューを目指す話。
「本当の自分を見つける」という理由で、
突然、会社を辞める時点でかなりダメダメだけど、
これじゃいかんと思いながらも毎日ゴロゴロと過ごしたり、
うまくいかないのは、運が悪いだけだと思い込んだり。
自分に重なる部分もあって、思わず共感しないでもない。

堤真一演じる、主人公・大黒シズオのダメ男ぶりがすごいけど、
シズオを見て、変わっていく周りの人たちもなかなかいい。

生瀬勝久が演じるふつうのサラリーマンは、かえって新鮮だし、
いつもはどうも生理的に(?)受け付けない山田孝之が、
この映画では何だかとってもカッコよかった。
娘役の橋本愛も、最近の「あまちゃん」よりは笑顔でやっぱりカワイイ。

ラクに見られるわりには、見る人の年代にもよるかもしれないけど、
笑った後に、ちょっとじんわりと来る映画かも。

それにしても、私の本気スイッチはどこにあるんだろう…。

真夏の方程式

連休初日に「真夏の方程式」を見ました。今年7本目の映画
さすがに公開後2週間も経っているので、満席!という状況でもなく。

私の場合、スクリーンの福山を満喫できれば、
基本的に用は足りるのですが、あえて感想言うなら、
4月から放映されていたドラマよりは、
吉高由里子が鼻につかなくて見やすかった。

泣ける、という意味では
「容疑者X」のほうが泣ける気がするけど、
それは堤真一の演技力によるところも大きい。
まぁ、あれは、ほぼ主演が堤真一・松雪泰子だし。
(でもそれがかえってよかった気もする。)

ということで、ガリレオシリーズ、そろそろ原作読もうかな…。

図書館戦争

これまた投稿し忘れていたけど、先日
「図書館戦争」を見ました。今年6本目の映画

もちろん、岡田くん目当て。
時代劇じゃない岡田くんは久々で、カッコよかったけど、
戦闘シーンが多くてちょっと飽きたなぁ…。

どうしてそこまでして戦わなきゃいけないの?という
疑問がずっと消えず。
たぶん、こういう非日常のストーリーは、
アニメのほうがすんなりとその世界に入れるのかもしれません。

手塚役の福士蒼汰くんは、どっかで見た顔だなぁと思ったら、
朝ドラ「あまちゃん」の種市先輩ではないですか。
手塚はあんまりイイと思わなかったけど、
種市先輩はわりと好き。

岡田くんの同僚役、田中圭は、
絶対こいつ途中で裏切ったりするんでは?
と思ったら、最後までイイ人だった。
田中圭は悪役やってこそ、魅力的なのに。

ということで、この映画、
全般的にあまり魅力が感じられなかったです…。

岡田くんのアクションシーンは
やっぱり「SP」が最高だわーと改めて思った次第。
久々に「フライ、ダディ、フライ」も見たいなぁ。

舟を編む

投稿するのを忘れていたけど、先月(しかも公開初日に)
「舟を編む」を見ました。今年5本目の映画

原作は、私は読んでいませんが、
2012年の本屋大賞を受賞した三浦しをんの小説。

監督は「川の底からこんにちは」の石井裕也。
以前WOWOWで放映された「川の底からこんにちは」を
録画したままずっと見ていなくて、
先日、ハードディスク整理のために消してしまったことを後悔。
今度、DVD借りてこよう。

‎133分‎‎というかなり長い作品ですが、
意外と長さを感じないように思います。
ストーリーは、出版社で長い年月をかけて
辞書づくりに励む人々の話。

舟=辞書
編む=編集する
の意だそうです。

ただ、それだけの話ではあるものの、
そもそも辞書が作られる過程なんて未知の世界なので、
「用例採集」(辞書の見出し語の説明を書くために
使用例を集める作業)などのシーンや、
ヘルプ要員とともに追い込み作業を連日連夜行うシーンは
かなり興味深かった。
いやぁ、辞書ってある意味手作りに近いのね。

主演の松田龍平はじめ、出演している俳優陣もよかった。
私が言うことじゃないけど、やっぱりオダギリジョーは
ドラマより映画の方がいいんじゃないだろうか。

ずっと好きだった小林薫も、
さすがに年とっちゃったけど渋くてステキ。

あとどうでもいいことだけど、
辞書のポスターのみの出演だった麻生久美子。
エンドロールを見てたら、ポスターのスタイリングは
ちゃんとダンナさま(伊賀大介)でした。